私の母は 80歳で、認知症です。
子の務めとして、「親の人生を全うさせてやりたい」 のですが、
そんな状態の母、果たして それは彼女の望むところなのか
私の一人よがりなのか・・・
私は、独り身の甲斐性無しで、今50歳です。
両親は、父83歳・母80歳。 母がダメです。
父はシッカリしてますが、母の認知症を受け入れきれず 始終怒ってばかりいます。
この先、私は両親の面倒をみなければなりません。
今まで育てあげてくれた恩を感じており、両親を最期まで看取る覚悟でいます。
でも、ボケてしまった母、私が尽くしてるコトは全く認知できてません。
(私がダレだか判らない・・・というまでには至ってませんが。)
私は、ボケていようが、「親の人生を全うさせたい」 のです。
親に、「ありがたがれ!」・・・などとは全く思ってません。
そこで質問です。
「人生を全うする」 とは、具体的にどういったコトを成し遂げた場合に言えるコトでしょうか?
「ボケた親の人生」 、この先 私はどうすれば 「全うさせた」 ことになるのでしょうか?
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
>「ボケた親の人生」 、この先 私はどうすれば 「全うさせた」 ことになるのでしょうか?
:
本質を明確にするためにはっきり言いますと、それは非常に簡単なことです。
つまり、あなた自身が
「全うさせた、と思えるように」
行動することに尽きます。
内容は千差万別、これといった基準は立てようがありませんしありません。
そういう性質の問題です。
いずれにせよ、完璧を求めすぎて無理をしては逆にいけません。
自分にできる範囲で「全うさせた」と思えれば良いのです。
それ以上のことを彼女が望むはずがありませんし、望んでいると思う必要性もまたないでしょう。
とはいえ、後悔のない介護などあり得ません。
無理をしないで、できる範囲で、少しでも陽や風や社会を感じる時間がとれるようにしてあげることに留意なさることです。
ただ、ご自分の体調や精神を安定的に保てるよう留意することが(表面的にどのような態度をとるにせよ)彼女の最大の希望であることでしょう。
ありがとうございます。
・・・では、自己満足でかまわないのですね?
この質問の本質は、実は自分自身にあるのです。
私は質問内容で明かしてるとおり、独り者の甲斐性なしです。
そんな野郎だから、せめて親だけは看取ってやりたい感情があるのです。
この歳ならばフツーに居る「妻子」。
それが居ない私。
こんな 世間からみれば 「非生産者、次世代に年金負担を背負わせる」野郎。
まわりからのことは どうでもエエです。
フツーなら責任もって生を成り立たせねばならない「妻子」。
・・・それが居ない。 その負担?は無い。
だからせめて、親のメンドウはみてやりたいのです。
なのに、片親は なにがナンだか判らなくなったボケ老人!
これでは私のヤリガイも失せます。
・・・なんて思うのが 「身勝手」 なんでしょうね。
でも、相手がどう思うにせよ、自分として精一杯のことをしてやれた・・と思えば、それでイイんですね?
少し、気がラクになりました。
No.12
- 回答日時:
そもそも人生に終わりがあるんでしょうか。
通常、命の終わりが人生の終わりとされますが、
私たちは自分自身の死を経験することはできません。
死があるとき私は存在せず、私が存在するとき死はありません。
死ぬのはいつも他人ばかりなのです。
我々には定められた寿命を知る由もありません。
生きながら全うを想定するということは、死期を想定する必要がありますが
それがそもそも無理なのではないでしょうか。
質問者さんは明日死ぬかもしれませんが、人生を全うしたという自負を持てるでしょうか。
生きることに意味があるのだからただ生きればいいと私は思います。
ありがとうございます。
「生きることに意味があるのだからただ生きればいい」
・・・ 10数年前、「うつ」を患ってた時には 全くそう思いませんでした。
「植物って、動けないからといって、なぜ あのようにしてまでタネを広げる工夫をしてるんだろ? そこまでして自分のコピーを増やす意味ってナニ?」
みたいな。
「生きてることに意味がある」
・・・植物って なんと、万物の霊長たるニンゲンですら判らなかったコトを、なんの疑問も持たず粛々とこなしてた!
というコトですよね。
まあ、あの時の私はビョーキだったから仕方ないでしょうけど・・・。
今現在私、明日 事故死するかもしれません。
その瞬間に、「ああ、オレの人生どうだったか?」なんて考える余裕はあるのか?
あるいは、その最期には、「走馬灯のように過去の人生が呼び起こされる」とも。
どちらが正しいのか?
いずれにせよ、自分のコトではなく、母の人生です。
台所で転んで アッサリ逝ってしまうかもしれません。
ご回答、参考になります。
「いつ死なれても悔いがない」よう、その時その時に、自分なりにやれるコトを 精一杯やります!
No.11
- 回答日時:
おはようございます、tomajuuさん。
●「ボケた親の人生」 、この先 私はどうすれば 「全うさせた」 ことになるのでしょうか?
↑
【成年後見制度を利用する際のメリット・デメリットについて教えてください!】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
「成年後見センター・リーガルサポート」
http://www.legal-support.or.jp/
【報酬払えぬ低所得層】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/featu …
ありがとうございます。
成年後見人の制度について、あらためて考えさせられました。
私のように、「実子」が後見人になれば そんなにトラブルはなさそうです。
が、そもそも「法上の後見人になる」必要も無さそうな・・・。
ただ、身寄りも収入も無い人が 施設に入ろうとすると、そういう立場の人とでないと相手が受け付けてくれない・・・
本当に深刻な世の中になってると実感しました。
No.10
- 回答日時:
2です。
いえね、他の方にも向けて言いますと、ボケて尚人生というテーマのみならず、病んで尚人生、心身欠けて尚人生、という問題圏それ自体に歴史があって現代には現代の難しさがあるんじゃないでしょうかね。
ひとつにはつまり人生ってなんだ、という本人に属する問いが横たわっているでしょう。もうひとつには心ってなんだ、という問いがあるはずで、脳機能でしかないのかというのはそんなに簡単な話でもない。
さらにもうひとつには、他者の人生ってなんだという問いも横たわっていてこれは20世紀半ばからの哲学がますます先鋭的に科学的に扱っていくことで宗教から役割を引き継ぐのかもしれません。
ご質問に戻ります。質問者さんは目の当たりにされているかもしれませんが、認知症であっても「とりつくろい」「ごまかし」「調子合わせ」「場当たりの口上」など、瞬間場当たり的な能力は活発に働くことがあります。
自尊心を度外視すると、たぶん人間として生きているということの最初の部分か最後の部分には、自分を相手と関わらせようとするという単にそれだけの心の傾きがあって、そこに理屈とか理由とか論理は働かず継続も持続も無いものですが、お母様の中からそれをうまく生かしてさしあげるとよいと思います。作業療法士さんなどにはそうした関わらせ上手な、資質にすぐれた人がいるもので、患者さん自身は自分がうまくやっているという満足感がある。よい作業療法士さんにめぐり会ってください。
患者さんにとっては、自分が何らかの自分として他人から見えていることの本能的な満足を得るでしょうし、それは、消えてしまいたいとか死んでしまいたいという欲求を打ち消すことのできる魔法でもあるでしょうね。そんな瞬間を臨終まで積み重ねることができたなら、わたしは、それは間違いなく人生だと思います。
再びの ご回答、ありがとうございます。
つまり、「人と関わっていて、人も自分を意識している」という認識をずっと持ち続けさせる・・・ということですね?
おっしゃるとおり、ソソウをしでかしても必ず 言い訳をします。
「まさか!」 と、あきれるほどのウソで。
そういう能力は、「本能」なんでしょうね。
言い訳するのも、なんとか関わりを断たせまい、ウマイ関係でいたいという表れ・・・。
ボケててもそこだけはしっかりしているというコトは、同じ群れる動物でも、サルやイヌと違い、人間って やはり「高度な社会性」という能力を持った生き物だと判ります。
常に関わっている、見放してない・・・と認識させてればイイ。
貴重なご意見です。
No.9
- 回答日時:
これは難しい問題、というよりも
今まであまり考えて来られなかった
問題ではないですかね。
私の祖父も、認知症で私のことすら判らなく
なってしまいました。
そのとき、私は
「お爺ちゃんの人生は終わったんだな」
と思いました。
でも、今、質問者さんの問題提起に接して
改めて考える必要があると思いました。
実存的には、人生を全うする、てのは
己のなすべき事、やりたいことを、能力全開
にして、やり尽くすことだ、と言えるでしょう。
でも、認知症の人には、全うした後に
認知症になったのだ、とでも考えない限り
当てはまらないように思えます。
ということで、これから考えます。
回答になっていませんね。
ごめんなさい。
問題提起を感謝します。
ありがとうございます!
おっしゃるとおり、「人生を全うしたかどうか」 なんて、ヒトが判断することではありません。
本人によってのみ認識し得るモノです。
・・・「ボケ」 というのは罪なものです。
せっかく社会人として 一地位に登ったとしても、ボケてしまえば何にもなりません。
「自分史」を著しておけば、後世、「ああ、ボケる前は そういうフウだったんだな。」と世間には知らしめておけますが。
でも、ボケてしまっては・・・。
母はボケる前に これといったコトを遺してません。
ボケてからは 地域住民に迷惑ばかりかけてます。
(徘徊、失禁、食い物ねだり・・・などなど)
そんな母、ボケる前もその後も たいした人生ではなかった。
もう救いようがない?
でも、大半のヒトの人生って そんなもんですよね?
(ボケる前のコトって。)
精一杯生きた80年。
今の生活は それを称え、後の何年かを私が看取るだけかも・・・ですね。
No.7
- 回答日時:
医者から聞いた話ですが
痴呆症になった母親を子供が心配して、MRI検査を受けさせようとしても
母親が拒否してしまう場合がかなりあるそうです。
自分は少しはボケてはいるが、これも自然なので仕方が無いことだ、し
子供からそのように見られるのは惨めでやりきれない・・・というのが拒否の原因のようです。
母親は子供からは、いつまでも親として尊敬の念をもって見てもらいたいという気持ちなのでしょう。
親としての自然なプライドを全うさせてあげることが大切のように思います。
自分が産んだ子供から見下げられるほど辛いことはないと思いますので、注意なさった方がよいと思います。
少し腫れ物にさわるような感じになってしまうかもしれませんが
とにかく、惨めな気持ちに追い込まないように気をつけた方がよいと思います。
親としての誇りをもった人生を全うさせてあげることが、子供のつとめのようにも思います。
親を親らしく大切に扱って見届けてあげればいいのではないでしょうか。
それでいいような感じがします。
ありがとうございます。
「親を親らしく」
・・・これって、私が成人する前から捨ててる感情です。
親として育ててくれたことには感謝してますが、その「人間」としては
尊厳できませんでしたから。
両親とも。
どちらも私に言わせれば偏屈なニンゲンで、よく二人が一緒になったな!と思います。
そんなニンゲンが、今 生物としての末期を迎えようとしている。
・・・見下す意識はありません。
シモの世話をされてる時の母は、「すまんこっちゃな~」 と言ってくれます。
そこには、親としての尊厳・誇りも消しているようです。
尊厳があれば、そんなコトもさせないのでは?と。
「老いては子に従え」 というコトバも 古くからありますので、そういうような(シモの世話など)コトは、「親の尊厳を損なってない」事例・例外なのかもしれませんね。
No.6
- 回答日時:
技術的には、お父さんに怒らないようにうまく指導するといいと思いますけど。
お父さんの表面的なイライラはお母さんにも伝わるので、介護の面でヤバイ(基本的な禁止事項)だと思います。質問者さんにはそういう面がないのでしたら、いいことです。
ありがとうございます。
全く、父親には閉口します。
母が ああなったのも、父のせいだと思ってます。
トンデモなく偏屈なオヤジ。
そのあおりを受けて、母が変になったのかもと。
くそジジイはもう どうしようもありません・・・
コイツがしゃべらなければ、母は穏やかなんですが・・・。
そんな母も、ヒトの感情を読み取るという能力が劣ってきてますから、楽っていえばラクになってます。
私のイライラも、母には感じ取られてないようです。
No.5
- 回答日時:
基本的に他人の心の中を確実に読むことはできません。
ふつうの人でもそうなのですから、認知症のひとが満足して死んだかどうかを確認するのは困難です。
いや、彼女達は感情を素直に表すことが多くなるはずですから、むしろわかりやすいかもしれません。
私見ですが
どうか貴方のお母様には世間の子供が親に対して普通になすことをできるだけしっかりしてあげてください。
そうすれば普通の親はほとんど100%が「人生生きていてよかった」と満足して死に逝かれると思います。
(週末近く、ひょこっと正気に戻られる人もまれにいるとも聞きました。)
報われること少なく大変だとは思いますが、かならずものごとには終りがありますし。
ありがとうございます。
「子供が親に対して普通になすことをできるだけしっかりしてあげてください」
非常に端的で明快なご回答です。
参考になりました。
昔の子どもはそうであったかもしれない・・・。
ただ、認知症になった親に対して、子は どう対処していたか?
30~40年前ならば、親はボケる前に逝ってしまってたと思います。
現代だからこその問題ですね、「ボケ老人対策」。
フツーになして満足してもらえるのは、ボケてない場合。
ボケた人間には、そのフツーでは足りないのでは?と。
いずれにせよ、こちらの満足感と向こうのそれとが違いますから、永遠に埋まらないミゾかな? と思い始めました。
No.4
- 回答日時:
このような哲学的なことを悩めるというのは、厳しい状況にありながらもまだ余裕がおありだと感じました。
いずれそんなこと考える余裕もなくなってくる筈です。いつまで介護が続くんだ?早く終わってくれないか、という悩みに変わってくる筈です。早く死んでくれないか、なんて考えが頭をよぎっては自己嫌悪して、自分をしっかり保つことが最重要課題になってくる筈です。もちろんそこまで追い込まれるか?は親の病状と、自分の周りにどれだけ頼れる人がいるか?に大きく左右されます。独り身、とのことですが、そのうえ一人っ子だったりすると大変です。体制を整えてください。
親が人生を全う出来たかどうかなんて、本人にしか分からないどころか、おそらく本人にも(認知症のあるなしに関わらず)分からない、それよりも末期になるほど「痛いの嫌」「怖いの嫌」「苦しいのは嫌」というプリミティブな思いで一杯で、「人生全うできたか?」なんて鑑みる余裕はないと思います。(プリミティブな思いよりも後悔や懺悔が先立つようなら、それはまた別の問題かと・・・)
残される側に出来ることは、最後まで見捨てずに一緒にいることと、後始末をきちんとすること(これが大変)、そのためにはとにかく「自分が健全でい続けること」が大事だと思います。
ありがとうございます。
回答者さまは、私の趣味である 「自転車」 のカテで よくお見受けし、その卓越した見識に感心するものでした。
まさか、こんなジャンルにまで及んでいたとは知らず、さらに驚嘆いたしました!
「まだ余裕がある・・・」
おっしゃるとおりかもしれません。
この先、ノッピキならない状況・余裕無い精神状態・・になることは必至ですよね。
私もちょっと お気楽すぎてました。
親の人生を全うする・・・ なんて おこがましいコトでしょう!
自分のテイタラクを どうすることもできずに、なにが親の世話か!
体だけは大事にしたいと思います。
No.3
- 回答日時:
「天寿を全うしたから本望」というのは、当人以外の人間の
言う事であり、当人にとっては、最期の一瞬まで終りだとは
思わない訳で、『そろそろ天寿だ』などとは思わない。
翻って、人は昨日満腹だったから今日空腹でもOKなどとは
考えず、過去は過去であり、今の幸福感は別腹である。
現在の苦痛を、『過去、充分やったから満足だ』と甘受できる
ものではない(「充分生きたから満足だ」などという言葉は、
余裕のある人間の言い訳である)。
ボケようが何しようが、苦痛は苦痛である。
「尽くしていることを認知できない」と言っても、じゃぁ、認知
できないから痛みも感じないかといえばそうではない。
苦痛は苦痛であり、あなたが感謝されないだけである。
見返り(感謝の言葉であっても)を期待しているかどうかが、
この問題の分岐点である。
愛している相手であれば、その苦痛をやわらげる事に
あなた自身も喜びを感じるはずで、「喜んだのは相手であり、
見返りが(自分の喜びが別に)あるべきだ」というのは、そう
ではないという事だ。
ありがとうございます。
世話してると、ホントに虚しくなることがあります。
べつに、見返り(感謝の言葉)を期待をしてるわけではないのですが、
彼女は、私が こうやってるコトを どう思ってるのか?
それが判らないので、「もしかしたら 私の一人よがり・自己満足?」 と思ってしまいます。
「一生懸命やっている自分」 に酔いしれているのでは?
やってほしくもないコトを 私が施してるのでは?
しかしながら、彼女が忌わの際で 「ああ、いい人生やった・・・」 と心のなかでつぶやいてくれるのを密かに願ってる私なのです。
・・・なんか、ただもう、滅私で尽くすのみ・・・みたいな気持ちになってきました。
彼女の意識に関係なく。
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