この人頭いいなと思ったエピソード

二枚の鉄板を繋ぐ時、リベットが使われます。二枚の鉄板を水平にして、リベット下方から穴に差し込み、リベットの頭の部分を金座にて支え、リベットの先端部を叩き潰せば、繋げます。しかし、二枚の鉄板が垂直に配置されている場合、たとえば船の側面等の場合、金座をワイワーで吊るして、リベットの頭の部分を支えるのでしょうか? リベットの先端部を叩いたら、金座が動き、リベットが飛び出るのではと、心配です。飛び出るのを防ぐ方法について教えてください。

A 回答 (3件)

このwikiの「航空機用のリベット」のところの写真をご覧下さい。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%99% …

写真右の男性が持っているのが「当て盤」で、この男性はリベットの頭側から
押さえています。つまりこれで抜けないようにしています。エアハンマーを
持つ女性側が潰す(成頭する)役目ですが、作業時は必ずこの2人は掛け声を
して、潰す際には男性側は適度に押し付けて行います。

「当て盤」はリベットの大きさ・堅さで選択され、潰れにくいもの(直径が
大きい/材質が堅い)ほど重いものを使います。慣性質量を重くして抜ける
方向に押されないようにする訳で、リベット径 3/32inch~1/4inch 
(2.4mm~6.4mm)に対し 当て盤重量1~3kgのものを適宜選ぶ事
になっています。また、これからリベットを打つ他の穴の部分の板が浮いたり
(隙間が出来たり)、ずれたりしないように、シートファスナーという「仮押さ
え」の工具を周辺の穴部分に使います。

当然ながら、「人間がリベット頭側から押さえることが出来ない」ところには
リベットは打てません。この場合は上記wikiにもあるブラインドリベット、
もしくは片側からだけで締めることが出来る特殊なボルト、またはあらかじめ
ナットを固定しておく、という方法をとります。
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>リベットの先端部を叩いたら、金座が動き、リベットが飛び出るのではと、心配です。

飛び出るのを防ぐ方法について教えてください。

リベットが飛び出ないような工夫として、大きなものでは最初から軸方行へ全力で叩くのではなく、まず尻の縁を潰して抜け出ることがないような形状にし、そのあとで軸方向へ叩いて頭を形成するのでしょう。基本的に力を受ける金座はリベット自身よりも各段に重量があって、頭部が動くまでにまず一瞬で尻が潰れる方に力が費やされるのだと思います。リベット自身も真っ赤に焼かれて柔らかくなっているのです。
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リベットを打つ場合は、必ずリベットの頭を当て金で抑えて打つので飛び出すことはないでしょう。

今はほとんど行われませんが、船舶などの組み立てでリベットを打つ際は、内側と外側でペアになって作業して、必ず当て金でリベットの頭を抑えてたたきます。リベット自体の使用頻度が少ない最近ですが、蒸気機関車のボイラーなどもリベットを使って作られていました。内側から焼いたリベットを差込み、当て金を当てて支えた後で、外側からハンマーでたたいてつぶして締結します。
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