No.8ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
大学社会人で投手をしていました。意外かもしれませんが、社会人野球選手は概ねプロよりも守備が上手な人が多いのです。もちろんプロは上手なのですが、社会人はもっとです。でもある程度は打てないとプロから誘われませんので、社会人でひたすら守備を磨くと・・・
前置きが長くなりましたが、同僚だった守備の名手(遊撃手)の練習方法をご紹介します。
1.真っすぐな10mくらいの線を引くき、それを跨いで構え、パートナーに手でボールを転がしてもらう。
2.前進しながら捕るのですが、直進でなく緩やかな「弧」を描きながらボールにアプローチする。
3.2の結果、左股関節前の辺りで捕球することになる。
4.右・左の足を前後に交互にしっかりと動かすことを強調する。
5.時として、ボール直前で右足に体重を掛けたまま(左足は浮いている)ボールを待ち、捕球直前に左足を前に出す。
彼の言う正面とは左股関節とチンチンの間ということで、決してチンチンの前ではないとの事。なぜか?
「送球する一塁方向に少しでも早くステップしたいが、最初からチンチンの前をイメージしていると、体の右サイドにボールが「外れて」しまい、イレギュラーに対応しにくい。」からだそうです。
それと2の「弧」を描く件ですが、例えば二塁ベースと遊撃手の定位置との中間辺りに速く低い打球が飛んできた場合、自身も直進すれば、打球との接点は「点」となってしまいます。名手ほど弧を上手に利用し、打球の変化に対応する幅を広く持たせているようです。そして基本はなるべく「左サイドでさばく」だそうです。場合によっては左足の左で、つまりシングルハンドで捕る場合もあるようです。
逆に三遊間に同様の打球がきた場合はどうかですが、場合によってはあえて正面に回りこまず、逆シングルで捕ることもあります。
体の幅にあえて外す理由はもうひとつあります。どうしてもバウンドが合わなかった(合いそうにない)時、体の幅に打球線を合わせると捕球し損なったとき、体に当たる恐れがあります。硬球でしかも大人の打球ですからこれは非常に危険です。体から外せば、捕球しそこなっても心臓に当たることはありません。捕れないまでもなんとかグラブで止めるのです。
軟球ならともかく、硬球を使うようになれば、リトルやシニアの子どもに対しては「体で止めろ」の指導はありえません。
この名手は練習のとき全部の打球を敢えて体の幅から外して左右どちらかのシングルキャッチをしたりもしていました。真正面の速いゴロ(この時は腰の高さより少し高い)を、基本とは真逆に体を動かしわざと右側で捕球する。捕ったかと思った次の瞬間にはボールを持った右手は送球の動作にはいっている。見事と言うかなんというか、まるでマジックのようでしたね。
その彼であっても上記1から5のような基本練習を徹底的にやってました(特に冬場や春季キャンプなどは)。
結論ですが、「全部シングルキャッチ」の基本はあり得ません。ケースバイケースですし、特に子どもは基本の習得が先決です。私の以前はスポ少で監督をしていましたが、1から5を徹底的にやらせました。5は何の意味かと言うと「タメ」を作る練習です。左右交互のステップは重要ですが、名手ほど捕球直前のタメがしっかり出来ているもので、それでこそ打球の変化に余裕を持って対応できるのです。
上記の基本練習の時に右手(右投げの選手の場合)をポケットに入れて、片手で捕る練習も多くさせました。なぜかというと、小学生の場合利き手でボールを押さえ込んでしまうケースが比較的多いからです。つまり、グラブに入ったボールを利き手で押さえ込んで、グラブから出ないようにするのが捕球だとの勘違いです。名手になると、ボールをグラブの土手で弾いて右手に送ります。グラブに右手を添えているのは、両手で捕球するためでなく、すぐに持ち替えるためなのですが、表面上の仕草を見て勘違いされる向きもあります。ボールを右手で押さえ込む動きが習慣化すると、捕球時に左手首が伸ばす癖がついてしまします。これは決定的な悪癖です。大学生以降、手首を伸ばして捕球する選手は見たことがありません。グラブのポケットが意味を成さなくなってしまいます。
丁寧な解説ありがとうございました。私も打球の方向、強さなどでシングルキャチは当然有りだと考えております。ただ、小学生では基本を繰り返し練習、習得し、5、6年の高学年もしくは中学生となったときに自身の工夫や考えでしぜんに取り入れていくプレーで良いのではないかと考えます。右手のかぶせについても同感です。突き指などの危険もあるため、私はグローブから少し離して捕球体勢にはいり、捕球時にグローブ側面から手をそえるよう指導しています。大変参考になりました。これからの指導に取り入れたいと思います。
No.7
- 回答日時:
個人的には、
「身体の正面で処理をするけど、足は揃えない」ですね。
右投げなので、原則的には
右足を先に決めて左足を半歩前に出しながら捕球でしょうか?
状況的には、逆に左足を先に決めて右足を出しながら捕球もありますね・・・・。
何はともあれ、両足が揃って固まった状況での捕球はイレギュラーなどへの対応はかなり困難です。
また、スポーツ少年団でノーステップスローは教える必要がないと思いますし、基本は2ステップスローでいいのではと思います。
この辺は、普段のキャッチボールからクセにするしかないと思います。
No.5
- 回答日時:
ケースバイケースだと思います。
急いで送球する必要がなく、捕球はできなくても最悪ボールを後ろにそらしたくない場合に、
「体の正面で捕る」つまり「ボールの進行方向に回り込むこと」ほうがいいでしょう。
例えば、ランナーはいない場面での外野のシングルヒットで、
バックホームなどランナーの進塁を防ぐの必要がない場合、
少し回り込んででもボールを後ろにそらさない体制を作ることが重要です。
それから、ランナーがいる場合のキャッチャーも、
ボールを後ろにそらしてしまうと進塁されてしまうので、
ショートバウンドの投球は体で止める体制を作るべきでしょう。
逆に、送球を急いで進塁を阻止したい場面では、
確実な捕球よりも、送球しやすい捕球のほうが有効です。
例えば内野手、特にセカンドやショートのような深い守備位置の場合、
体でボールを止めて前へ落としても一塁へ間に合わない場合が多いですし、
仮に後ろへそらしても、外野手がバックアップしますので、バッターランナーは二塁へは来れません。
それなら、少しでも送球を素早くしてバッターランナーをアウトにできる確率を上げるため、
打球によってはたとえバックハンドでも素早く送球したほうがいいでしょうね。
あと、個人的には、子供たちには体でボールを止めることよりも、
グラブでしっかり捕球できるよう、グラブさばきを先に教えるべきだと思います。
体で止めることなど、後からいくらでも習得できますが、
グラブさばきはセンスが必要なので、できる限り早いうちに修得したほうがいいと思います。
あくまで野球の基本はキャッチボールとバッティングであり、
キャッチボールとバッティングの基本は「ハンド・アイ・コンタクト」、
つまり飛んでくるボールを目視して、グラブまたはバットで、
しっかりコンタクトすることにあります。
解答ありがとうございました。同感です。ケースバイケースだとはよくかんじますが、基本の無い応用は雑なプレーとなるように感じています。
No.4
- 回答日時:
日本の野球ならば前者でしょう。
正面に回りこんで、体に当ててでもひとつアウトをとる。
堅実ではあるが、スピードに欠けるという評価になりましょうか。
トンネルしてしまった場合は、「ひざの動きが硬かった」や「腰の落とし方が悪かった」
というコメントがつきますかね。
メジャーなら後者でしょう。そもそも正面の打球は距離感が取りづらく、
わざとずらして捕球するのは、日本でも普通にやることです。
腰は落とさずにまずダッシュ、長い手足で拾い上げる守備が一般的です。
肩や手首が強いので、間一髪のアウトセーフが多くなり華麗です。
堅実さでは若干劣るが、イレギュラーバウンドではこちらのほうが対処しやすいケースもあります(実感)。
最近のメージャー志向の野球界ですと、いずれメジャー流が主流になるのでしょうか。
どうも日本の指導者は型にはめて指導するのが好きですね。
体をずらして取ろうが、正面で取ろうがどちらでも良いとは考えられないでしょうか。
1.まずやらせてみる。最初から両手捕球の指導は、体を硬くさせるのでさせないこと。
2.その選手の守備の長所・短所を見極める。
(球際に強い、逆シングルが上手、トンネルが多い、動き出しが遅いなど)
3.良いところは伸ばし、悪いところはどう対処したら良いか一緒に考える。
と、長い眼で見ても良いと思うのですがどうでしょうか。
No.2
- 回答日時:
少年野球なら真正面での捕球が基本です
「捕れなくても体で止めろ。後ろにはそらすな」が基本です
これは今も昔も変わらない。プロでも同じ野球の基本です。
体で止めて怪我をするのが嫌なら野球をやる資格はありません
身も蓋もないことを言えば、小学生は下手です。
真正面に入らなくても良い正論を並べたところで、
そもそも平凡な打球ですら満足に捕れないんですよ、小学生は。まだ未熟ですから
シングルハンドでの捕球が送球が早くなるというのは
問題なく捕球できること前提の理論です
まだ未熟で満足に捕球できるか怪しい小学生にはまだ早い。
捕れなかった時に後ろにそらしてしまうというのは一番まずいです
間に合う範囲なら真正面で捕球して、捕れなくても前に落とすようにすることが第一なのです
No.1
- 回答日時:
上肢というのは外45度が一番力が入ってしかも器用に動くということになっています。
そういう意味では、真正面で捕ることに必要以上に固執してはならないのではないかと言うご意見もありましょうね。しかも「間に合う範囲なら」という言い方が伝わりにくいでしょうね。間に合う筈だから正面に回ろうとした時、余計な緊張や肉体的な無理が生じます。更に言えば、ウサギ跳びが禁忌となっている今日、蹲踞の姿勢に近い真正面捕球は近頃の少年には困難なのでしょう。あるいは、残念ながら、ウサギ跳びの禁止と真正面捕球への疑問というものはセットになっているのかも知れません。蛇足ながら、体で止めることを辞さなかったかつての野球少年から見れば、今日のサッカー選手がプロでさえ、相手のシュートに対して顔を背けているのにも違和感を感じることでしょうね。良くも悪くも、スポーツ界に限らず、社会全体が安全安心を第一にしているのでしょうね。ですが、まあ、子供に怪我をさせては大変ですし、彼らの不注意などで怪我が発生した時、「だから真正面はダメだと言っていたじゃないか」と指導者として責められましょうから、せいぜい、真正面のゴロをことさら体をズラして捕るのはダメだよというくらいのルールでどうでしょうか。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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