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ネットで検索すればいろいろな情報を獲得できるかもしれませんが
ここでも質問してみることにしました。

以前、ある勉強会で講師が「大学の先生になる為には本か論文を
ひとつ書かねばならない」とかおっしゃっていました。

大学にもよるでしょうが、何がしかの専門分野をしっかり勉強して
資料をまとめ、論文を作り、まずは非常勤講師として大学の教壇
に立つことは可能でしょうか。

口で言うほど簡単なことではないとは思いますが、このような方向
を検討するとした場合、諸般どのようなことを把握しておかねばな
らないでしょうか。

どなたかご教示いただければ幸甚です。

A 回答 (12件中1~10件)

いわゆる企業人が社会科学系学部から非常勤講師を頼まれる場合には、勤務先を経由して依頼される場合と個人的に直接依頼される場合があります。



勤務先を経由して依頼されるという場合には、まず、勤務先が大学から依頼されるようなところ(ある種のブランドのある企業)であって、その企業の中で論理的であるなど大学で教える能力があると評価されていることが必要ではないかと思います。その際には、業界雑誌での解説でも何でもよいので、担当業務について論理的に書いた公表物があると有利になるという感じではないでしょうか。また、そのようなところでは、組織として大学から非常勤講師を出してくれるよう頼まれて、先輩から後輩に非常勤講師の口が引き継がれていくということもあります(私も在職中に、このような形で非常勤講師をしたことがあります)。


個人的に頼まれるという場合には、まず自分の仕事に関連する学問分野で、大学教員から実務家として一定の評価が得られているかということが重要だと思います。

大企業の役員を経験するなど業界の有名人となれば、論文などの公表物がなくても非常勤講師の依頼があるかもしれませんが、部課長クラスであれば、多くの解説などを書くなど業界の実態を論理的に説明できる能力があると大学教員から評価されなければ、非常勤講師の話も来ないと思います。

自分が担当した業務について業界誌などに多くの解説を書けるような立場となれば、研究会などで大学教員と顔を合わせる機会が増えて、大学教員との付き合いも多くなります。研究会などで議論をすれば、相手の実力が分かりますので、大学が誰か適当な人物を探している場合には、声が掛かるということになります。

さらに、企業人であっても、公表しているものが多く(私が昔聞いたところでは、最低でも10以上)、その中に学問的内容が含まれているものが相応にあれば、非常勤講師ではなく専任教員の話も来るようです。

ということで、企業等に勤務され大学で教えたいと思われているのであれば、まず、自分が処理した業務内容を文章化して、専門誌や雑誌などにできるだけ公表するようにするということが重要になります。その際には、業務上の秘密を保持しなければならないのは当然ですが、内容としては、単なる説明ではなく学問的な分析と言えるようにしておくことが望ましいと思います。

なお、あまりこのようなことをすると、忙しくて非常勤講師を頼むのは無理と思われることもありますので、「大学で教えたい」という意向を常々言っておくのがよいようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

極めて的を得た御指導御意見と理解しました。

重ねて御礼申し上げます。

お礼日時:2012/05/27 19:41

文系の実務経験者としての大学教員ですよね。

常勤ならともかく、非常勤でしたら
実のところかなりハードルは低いですよ。

私はある出版社で割とお堅い雑誌の編集者をしているのですが、よく取材したり寄稿
してもらったりする一般のサラリーマンの方にも、大学で非常勤講師を頼まれている
という人はとても多いです。
企業のネームバリューもそうですが、それよりもその人が携わってきた分野が大学側
が求めている内容と合致しているかが大きいようです。
例えば、エンタープライズ・リスクマネジメントやコンプライアンス、ITガバナンス
など、その時々の旬な(?)テーマで実務経験者が力を発揮しやすい分野が多いよう
ですね。

ただ、非常勤ですのでその報酬は驚くほど低く、多くの人が付き合い上仕方なくであっ
たり、定年後の保険としてだったりで引き受けているのですが。

実は、マスコミの人間も大学から非常勤講師を依頼される例は多いです。
私のかつての上司は政治系雑誌の編集長をしていたのですが、その頃からある大学で
非常勤講師を依頼されてアルバイトしていますし、知り合いの民放キー局のプロデュ
ーサーは、芸術系番組に長年携わってきたことから定年退職後には某芸術大学の教授
となっています。他にも似たような例は数多くありますが、いずれもその人の担当し
ていた媒体ジャンルの講師として頼まれていますね(当たり前ですが)。
あとは、もっと広くあいまいに「メディア論」で講師をしている人もいます。
ただ、個人的にはマスコミ出身の大学教員は身近なだけにその意義には疑問を持って
いますけど……。

とにかく、今のお仕事で「名を売る」のが一番の近道ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

自分の思い・推測に最も近いご意見をいただいた
ように感じています。

ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/28 13:13

日本では大学の教員になるのには”教員免許”みたいな資格は必要ないはずです。

要するに、あなたを教員として必要とする大学があるかということだけてしょう。 ただし、新規に大学を作る時には、教員の構成と言うか、どのような人々を教員とするか、が認可の要素になるようです。 時々、色々な大学も”教員募集”が新聞や”ネット”にでることがあります。 その要項をご覧になられると、参考になると思います。 
一般的には、大学院博士課程修了、学会や専門誌での論文発表などを応募条件としているようですが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

大変参考になりました。

60歳前後からの新たな生き方として、某分野で
それなりの実力をつけ、大学の非常勤講師に限らず
様々な機会での「講師」として指導する立場での職業
の可能性は全くないことはないと信じてます。

要は真剣な努力と人脈を作る努力の双方かと
この質問の回答を読みながら再認識しました。

お礼日時:2012/05/27 13:28

小生、元教員・現役予備校講師。



大学の講師?
小生も一時期、 ”大学としての存在意義が怪しすぎる地方私大” の臨時講師だったが、一般教養でも『歴史学』系の講義をやっていた

もっとも、卒論は、「国際経済学」で、学士も経済学士に過ぎない
論文は、戦時国際法という極めて日本ではマイナーな分野で「足掻いている」程度である
(なお、海外での学位はあるが、伏せているので知る人が日本いるとは到底思えない)

>ある勉強会で講師が「大学の先生になる為には本か論文をひとつ書かねばならない」とかおっしゃっていました。

そのような条件である大学はあることは知っているが、そのような条件はない大学も知っている


>大学にもよるでしょうが、何がしかの専門分野をしっかり勉強して資料をまとめ、論文を作り、まずは非常勤講師として大学の教壇に立つことは可能でしょうか。


大学次第である

客員教授・臨時講師の類は、「客寄せパンダの講師(教授)」も多々いる。
ちなみに、非常勤講師は薄給。非常勤講師は兼業が当然だし、給与格差も大きいのであしからず

え?家族を養えるか?無理だよ。よほど有名であったり、兼業でそこそこ収入があれば別だろうが



>口で言うほど簡単なことではないとは思いますが、このような方向を検討するとした場合、諸般どのようなことを把握しておかねばならないでしょうか。

極論いえば、コネクションと人脈
大学次第の部分が極めて大きい話


以上
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

大変参考になりました。

お礼日時:2012/05/26 20:12

2番と3番です。


ところで質問者さんは、文系の大学の非常勤をご希望ですか、理系の大学の非常勤をご希望ですか。その辺でけっこう違いますよ。回答がばらついているのはそのためじゃないでしょうか。ここで回答しているのは、状況が悪い理系の人と、状況が理系よりましな文系の人がいますから。1番の人が「実務経験者がほしいというときは,このかぎりではないでしょう。」と書いていますが、「実務経験者」というのは主に文系のことを念頭に置いているのではないでしょうか。大学も少子化で人集めに大変ですから、アカデミックな実績が不足していても、ちょっとでも人が集まりそうな「文系の」実務経験者を講師を呼ぼうとするでしょうから。慶応のSFCなんかは、いろいろな人が教授に呼ばれて、会社やNGOの人が、一人1回つづ招待講演をしている講義もありますよね。言葉を甘く解釈すれば、そうゆう招待講演をする人も、ある種の非常勤講師ですよね。

「正規の」非常勤講師なら、理系はみなさん書いているとおり、非常に厳しい状況です。文系は最近、助教でも博士号が必要になりつつあると聞きますが、自分の知り合いでも、単位取得後退学(博士号をとらないで単位だけとって終わる人、実質修士卒ですが、博士号相当の扱いを受けます)で私大で文系の非常勤講師として働いている人は複数います。

ま、社会人のうちに、あちこちの学会で講演とかして顔を売っておくことですね。意外なところから声がかかるかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大変参考になりました。

私が考えているのは明らかに「文系の大学の非常勤」です。

詳細には御説明しかねますが、企業経営に大いに関係する
分野であり、調べてみると、諸々の大学の文系学部の某分野に
そういう課程はあるところもあるように思います。


とある組織で某資格を取得されてる方が、出身大学から
依頼を受けて、非常勤講師として、年間の授業を受け持たれた
事例があります。

もちろん、相応の実力と信用力、運などもある事例だとは
推測されます。

はなから、不可能と諦めることもないと考えてます。

お礼日時:2012/05/26 18:05

訂正と補筆。



>旧帝大のドクター

旧帝大をはじめ,難関国立・私立大のドクター

>内々に「捨て子」をもらい受けてくる

だから,「おいらは指導教員の愛弟子で就職も世話してもらったんだぞ」などと喜んでいると,同輩から「バーカ」と冷笑されることもあるのですね。そういう怖い世界であることを知らずに,「指導教員の縁故」を言う人がけっこう多いです。
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No.5の方は,だいぶ(時代的に?)ずれてますね。



>他の方は勘違いしてるけど、講師や教授になるのに学歴はいりませんし学術論文はいりません。友人が2人ほど助教授や講師をしてます。

そのご友人が在職する大学・学部,および専門分野を書いていただけますか?

>またこの期間が長くなるので博士を取る前に中退する人が多いです。
「群馬大で助教授の枠が空いてるけど、オマエ今の大学を中退して行かないか?」みたいな先輩の誘いがあるからです。

むかし,なかなかドクターを出さなかった時代は,「単位取得退学」という経歴がありました。ぼく自身がそうです。しかし,現在は公募制がゆきわたり,かつ,職にあぶれた博士が多いので,その応募資格に「博士または同等の研究業績」が求められることが多いです。いまだドクターを出さない文系では,「修士」にトーン・ダウンする例外もあります。

群馬大学は国立大学なので,公募制をとっているはずです。公募をかけない教員採用を発議しても,学部長も大学執行部も認めません。群馬大学なら,大学入試では人気がいまいちかもしれませんが(笑)公募をかければ旧帝大のドクターが50人くらいは殺到するでしょう。そういう戦線を勝ち抜くのは,かなりの実力者です。

よっぽどひどい大学で,公募してもだれも来てくれない場合には,研究者を生産している大学から内々に「捨て子」をもらい受けてくることもあるかもしれません。市場では値がつかないような不良品を。

>日本の場合は論文発表数も博士号もあまり大きなステータスとはなってませんので、

いいえ。昇任人事の際には必ずチェックされます。論文数が少ない教員の昇任は,これまた学部長が認めません。学部長が認めないと,人事委員会を立ち上げることも,教授会にかけて審議することもできません。年功序列も崩れていますので,その人は万年講師となります。

また,多くの大学が大学院をもっており,授業を担当できたり(いわゆる「合」),学生の指導教員になれなければならない(いわゆる「マル合」)ため,学位が必要です。

>こういう枠は公募前の個人的な推薦で決まることが多いので、単純な能力だけでなく、人格や相性も重要です。

公募であっても,人格は面接で,教育力は模擬授業で確かめます。むしろ,上述の「捨て子」のほうに,問題人物がいる可能性が高いのです。みなそれをよく知っており(過去の縁故採用者には苦慮しており),だからこそ公募で高いハードルを設けて,いい人を採りたいのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大変参考になりました。

NO5の方の補足にも書いたのですが、実のところ
質問の主旨は、実務を経験してきたビジネスマン又は退職者が
相応の努力と信用力を確保して、専門分野で大学の教壇に
立つことができないものかといったところです。


更に詳しく書くと、私立大学で、しかも、そこで非常勤講師
のみで当人は生計を営む訳でもなく。
60歳以上の人であれば、現役時代ほどの経済力を望む必要も
薄いでしょう。あるに越したことはないですが。

そういった事例は、私の知人にいる訳ではありませんが、
諸々の情報からはそういった人物が浮かび上がります。
難易度は別としても、夢という程のものではなく、
充分、可能性を見出せるものではないかと考えてます。

コメントをいただければ幸甚です。

お礼日時:2012/05/26 17:56

他の方は勘違いしてるけど、講師や教授になるのに学歴はいりませんし学術論文はいりません。


友人が2人ほど助教授や講師をしてます。

いちおう
大学4年
大学院修士2年
大学院博士3年

あります。通常、修士を出ているのが望ましいとされます。
まともにやってれば修士は2年で修士論文の提出が受理されて卒業できます。
その後博士に進みますが長い人は3-8年も研究をします。
ここの博士論文は、学会で発表できるレベルのものを求められますから、けっこうハードです。
またこの期間が長くなるので博士を取る前に中退する人が多いです。
「群馬大で助教授の枠が空いてるけど、オマエ今の大学を中退して行かないか?」みたいな先輩の誘いがあるからです。

欧米の場合は教授になるなら博士号を持っているべきだと考えられていますが、
日本の場合は論文発表数も博士号もあまり大きなステータスとはなってませんので、博士に在籍しておいてお呼ばれがあったらすぐにそっちに行くケースが多いのです。
で、学生ですので、どうしてもお金はかかるので貯金や奨学金は必須ですね。

こういう枠は公募前の個人的な推薦で決まることが多いので、単純な能力だけでなく、人格や相性も重要です。
講師の枠は、自分の経歴や推薦書を書いたものを方々に出して受かる落ちる、と言う感じです。

本来は研究一本で評価が決まるべきなのかもしれませんが、実際には違いはつきづらい以上、やはり学歴や営業力も大事なようです。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
大変参考になりました。

質問そのものにあまり細かな条件等を書いていなかった
ので、他の回答に違和感がある訳ではありませんが、
この回答が現在のところ最も納得しています。


質問を更に詳細に説明すると、現在、社会人として何がしかの
職業に就いている人、あるいは、定年カウントダウン、
もしくは定年された方が、現在の、あるいはそれまでの
実務経験をベースに大学で非常勤講師として教壇に立つ
という事例は少なからずあるのではないかと推察しています。

(諸々の著書に、著者の経歴で○○大学非常勤講師と記されて
いる事例は珍しくありません。もちろん、相応の実力を備えた
方々だと思います)

そのような方がどういう経緯でそういう立場を獲得されたのか
これはもっと質問の仕方を変えて、改めて質問した方がいいのかも
しれないと思いました。

もしよろしかったら、改めて御教示いただければ幸甚です。

補足日時:2012/05/26 15:01
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まず、大学の非常勤講師であっても、大学院を出て博士号を取得する必要がありますので、博士号を取得する時点で、論文3本は必要になります。



博士号を取得し、大学に残ってポスドクなどのアルバイト的な地位でしばらく頑張り(1年~数年)、1年につき、2本程度の論文を作成し、ある程度実績を積んだところで、教授等の推薦でなんとか講師として壇上に立てるというのが一般的な方法です。おそらく1年365日のうち、350日は仕事をしなければならないほど、超ハードな日々が続きます。

運良く、空きポストがあった場合は、非常勤講師よりも地位が安定している助教等の立場で仕事が出来るかもしれませんが、今ではなかなかうまくいくことはありません。

今は、博士号を取得しても、大学教員への道は非常に難しいです。今回は教授への道ではなく、非常勤講師としての道なので、まだ可能性としてはありますが、その代わり非常勤講師だけではたべていけません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

大変参考になりました。

お礼日時:2012/05/26 14:52

なお、本か論文と書いてますが、アカデミックな世界であまり認められていない本や雑誌に何本あなたの記事が出ようとも、犬の遠吠え状態で、学者先生にとっては、「ゼロ」本という評価です。

大学の先生になる評価の基準は、アカデミックな人たちに認められている権威ある雑誌に規定の本数以上、何本の論文が出ているかです(英文が基本)。たとえば、物理の世界では、Physical Reviewがそうゆう雑誌のひとつです。権威ある雑誌というのは、学者の世界でたいてい決まっています。

院生をしながら非常勤講師をする場合は、1番の人がお書きのように、審査は簡単なものと思われます(ただし、人脈が必要)。ただし、大学院マスター(修士)程度の人には、ほとんど声はかからないのでは?(非常勤でさえも、博士号取得予定の人もしくは博士号取得者であることが最低条件)

順を追ってなれるものじゃありませんから、どこかの指導教官の下、まじめに権威ある論文の本数をかせぎ、貧乏に耐えつつ、指導教官や先輩の天の声を待つことです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

大変参考になりました。

お礼日時:2012/05/26 14:51

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