No.3ベストアンサー
- 回答日時:
#1補足です。
歴史的経緯はよくわかりません。ただ、B細胞分化の場として紹介されているのはファブリキウス嚢ですよね。
正確に言うと、T細胞もB細胞も骨髄由来です。胸腺もリンパ節も骨髄由来の幼若リンパ細胞(未分化細胞)の分化のために必要な器官であり、そこから細胞が発生するわけではありません。特にT細胞は動物の幼若期に分化を終えるので、あたかもT細胞が胸腺から発生するかのように誤解されていることもあります。ですから、T細胞に対してB細胞は「胸腺非依存性細胞」として分けられています。
ファブリキウス嚢に相当する器官は、哺乳類では解っていないと思います(免疫の専門家の回答を待ちたいです)。
B細胞は、骨髄→ファブリキウス嚢(哺乳類では?)→リンパ器官
T細胞は、骨髄→胸腺→リンパ器官
・・・と移動することを考えれば、T細胞と区別するために用いるとしてB細胞=骨髄由来というのは無理があるように思います。ただ、骨髄でB細胞の分化誘導が行われる(Bursa Fabricius相当器官が骨髄内に存在する)のであれば、語源としても間違いではないかもしれませんね。
専門機関での教育では、各教官の裁量に任されているのではないでしょうか。語源とかにこだわって、ニワトリの解剖から教えなければならないとなると講義時間の無駄になると思います。専門用語はあくまでもmaterialですから、用語として誤解が生じなければ、一般の学生にはそれほど重要ではないのかもしれません。
解決しましました。
TとBの活字で代表されるようになったのが「1969年イギリスのロイトが慣用させた」とあり、このときには、ほ乳類では体液性免疫の抗体生産細胞のファブリキウス相当器官無く、骨髄由来であるされて、「胸腺依存」をTというシンボルで、「骨髄依存」をBと標示したとありました。
いろいろありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
ファブリキウス嚢といった懐かしい名を目にしたものですからアドバイスを…もっとも扱ったのは内分泌腺としてですが…
neuroさんの回答通りと思います。一応参考URLをあげておきます。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/B%E7%B4%B0%E8%83%9E
No.1
- 回答日時:
bursa of Fabriciusが語源ですが、実験動物としては利用度が低く、学生に説明してもニワトリの形態がイメージ出来ないので、最近ではヒトやマウスなどイメージの浮かびやすいbone-marrow由来ってことで覚えさせている学校が多いのだと思います。
この回答への補足
早速ありがとうございます。だいたい見当がつきました。B細胞は鳥類で発見(BとTの区別)されたものなのですか。鳥類のファブリキュウス嚢由来のリンパ球に名が付けられ、それと同じ働きをするほ乳類のものを後から同じ名を付けたというのでしょうか。独立して調べられていて後に同じものとされたのか。この辺の歴史的経緯が知りたいです。
補足日時:2004/01/20 20:23お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 英語 Purpose: The tissue-engineered bone consisting of 1 2022/12/30 11:56
- 医学 【医学】人間には赤血球、血小板、白血球(顆粒球(好酸球、好塩基球)、単球、リンパ球( 1 2022/10/01 20:30
- がん・心臓病・脳卒中 ハスミワクチンによるがん治療について 11 2022/08/07 13:41
- 生物学 生物基礎です。 すい臓のランゲルハンス島のB細胞と獲得免疫で出てくるB細胞は名前が同じだけで全く別の 4 2023/08/02 19:15
- 生物学 玉ねぎの根の細胞について 生物が成長する時の細胞の変化について細胞の数と大きさに着目して書きなさい 1 2022/05/22 16:26
- 英語 1a) The Schneiderian membrane The inner walls of t 5 2023/02/21 15:29
- 中学校 中2理科生物の植物の細胞についてです。植物の葉の表側は細胞がぎっしり並んでて、裏側は隙間があって並ん 5 2022/06/11 23:50
- 婦人科の病気・生理 先日、子宮頸がん検診を受けてきました。 結果が届いたのですが、 ・CLASS 2 陰性(NILM) 2 2023/01/11 12:56
- がん・心臓病・脳卒中 癌細胞の形 4 2022/06/22 09:18
- 英語 The advances in nanofabrication technology have he 1 2023/01/03 20:12
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
BSA溶液の作り方。
-
mock細胞とは?
-
遠心分離の際の回転数の決め方
-
グリセロールストックについて?
-
パーセンテージで得られた結果...
-
細胞膜の選択透過性と半透性の...
-
Image Jでの細胞面積の測定につ...
-
なぜIL-1とIL-6とTNF-αが主流...
-
RAW264.7マクロファージについて
-
FBSの保存温度について
-
接着面とはどこのことですか?
-
MTTアッセイとMTSアッセイの違い
-
細胞播種(96well)のコツを教え...
-
G418の濃度(セレクション)
-
線維化とは
-
ヒトが飲食できる最高の温度は?
-
HepG2の継代について 凝集しな...
-
DEPC処理水とRNase free水 違...
-
細胞っていくつくらいの原子か...
-
細胞塊をバラバラにしたい
おすすめ情報