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日本の宗教ってやっぱり、仏教なんですか?
でも、クリスマスとかも、やるし・・・。
混合地域ですか?

A 回答 (3件)

日本は多神教です。

どんな神様でもいいが「神様」だと思えば信じる、という宗教観です。

>日本の宗教ってやっぱり、仏教なんですか?
でも、クリスマスとかも、やるし・・・。

これは一神教の考え方ですよね。キリスト教か仏教か神道か、というどれか一つ選べ!という考え方です。
日本では宗教の話や考えについて情報がほとんどありませんから、どうしてもキリスト教的な考え方や新興宗教的な考え方で「宗教」というものを見てしまいがちです。

一神教もそうですが、新興宗教は「うちの神を信じろ!信じないやつは不幸になる」というYESかNoでしかありませんから、結局「宗教を考える」ということはYESかNoのどちらかのようなきがしてしまうのです。


しかし実際の日本人の宗教観は意識していないものの「多神教」というものです。つまり仏教も尊ぶし、神道も奉るし、キリスト教も敬うのです。

だから結婚式をキリスト教でやって、正月に神社に行き、葬式を仏教でやってもまったく問題ありません。それらの神々を(信じるほどではなくても)敬う心があればいいのです。

また日本人は針供養や人形供養、滝や山をご神体と崇めるようにものすごく素朴な信仰心も持っています。これらの信仰心は「うあーー自然ってすごいな」という素朴な驚きが元になっていて、これらの信仰を精霊信仰(アニミズム)といいます。


現代の社会は2000年近い歴史を持つキリスト教と1500年程度の歴史を持つイスラム教が世界中に信者を持っているため、一神教のほうが正しい「宗教」のような気がしてしまいます。ちなみに仏教は2500年ほどの歴史を有しています。

しかし人類の歴史はもっと前からあり、これらの宗教が出来る前に「神」が居なかったわけではありません。ギリシャ神話に出てくるアポロやヴィーナス、アステカ神話のケツァルコアトル神など古代から各民族が自分達の神々を有していたのです。

日本は古代からの民俗信仰のある、自分達の神様をいまだに大切にしている国で、6世紀ぐらいに仏教が伝来した後は神々と仏教が融合し(神仏習合といいます)キリスト教が伝播した後は、キリスト様も日本で親しまれるようになったのです。

ですからキリストの神を祝うクリスマスも(キリスト教徒から見たら違和感があるでしょうが)別に祝ったっていいわけです。

このおおらかさが日本の宗教観であり、懐の広さが多神教のいいところです。
ただし、一神教の人から見たら「神々を信じる」というのは信じられないぐらい不道徳なことになるようですけどね。
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この回答へのお礼

日本のおおらかさがいいところなんですね。ありがとうございます。ベストアンサーにしたいと思います。

お礼日時:2012/07/03 18:08

正月には「神社」へ初詣


神前結婚式やチャペル結婚式
クリスマスやハローウィン  等々

宗教行事とは考えていない
 お祭りも本来は神社の行事
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この回答へのお礼

なるほどー。宗教行事と考えてないのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2012/07/03 18:10

日本の仏教は、古来の神道と融合してしまったため


本来の仏教徒はかけ離れた流派が多く存在している
上に、徳川幕府が行政府の出先機関として利用した
ために、宗教とは関係ない機能も果たすようになって
しまいました。

結果、仏教と他の宗教がトラブルなく共存すると言う、
世界的に見れば変な国になってしまいました。

通常、複数の宗教は共存することなく、お互いに抗争
を繰り返すモノなんですけどね。日本が特異なんです。
ま、歴史を紐解けば「一向一揆」とか「島原の乱」とか
ありますけど、これらはどっちかと言うと宗教戦争では
なく、支配者-被支配者の抗争という面がありますし。

ということで、日本には「複数の宗教が混在するために
特定の国教は無い」と考えた方が正解です。
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この回答へのお礼

「複数の宗教が混在するために特定の国教は無い」なんですねー。詳しく教えていただきありがとうございました

お礼日時:2012/07/03 18:07

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