A 回答 (8件)
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No.8
- 回答日時:
> 「一体不二」という考え方に慣れれば、分かってくるということですね?
「わかってくる」と言っても良いのでしょうが、むしろ、{「当人がわかった気になる。ピンと感じてしまう」ということが、繰り返し似た想念を思い、似た経験をすると、起きてしまう・反応してしまうようになる}のだと思います。
正しいとか、整合がとれているとかではなく、神経回路が短絡的に瞬時に反応してしまうという状況になっていくのです。
ネコを好きな人が、ネコの姿や写真をみたときに、即時にカワイイと感じてしまうとか、過去にとても嫌な経験をしているとゴキブリを見た途端にぎゃっとなるようなものです。
一体不二と思うことになれてしまうと、命あるものは一体不二なのだからと思ってしまう。 こういう反応を強化することは、実生活では有用なことが多いです。 親子や夫婦で差を意識するより、「私自身と同じ」と思う方が良いことは多いです。勤め先や友人仲間でも、自分がそれらと一体不二のものを直感することで、エネルギーが良い方向に向かうことは多いです。国民国家のような発想は、戦争でもパワーアップに寄与します。
個人的な人間関係で、憎み恨むのも愛と一体不二なのだ、理屈や道理でなるほどと思えたら自分の情も納得してるのだ、、、そのように瞬時に自分を納得させることができるようになります。 落胆や失意に苛まれず、心を平らかに保つようにも役立ちます。
一体不二という納得法は、ことを先鋭化させないための生活の知恵です。
この納得法は、人生の個人的な智恵として、かなり有用です。
ただ、一体不二の発想習慣は、状況の段階的な改善・改良・革新や客観的理解を妨げます。
事態や現象を具体的に見て差異・同等を把握するのにも、因果を理解するのも妨げてしまいます。 物理化学だけでなく、自然現象や社会の変化や個人の変化もちゃんと把握できないことになり、生産や工作の改善、システム改善、新規システムの構築もできません。 違う、変わったということに注目するので、農業漁業工業情報システム政治、組織編成もできるのです。
で、それだけで良いかというと、情動・感情・意欲・物欲・地位欲・心理・気分・自我・帰属・自尊・卑下・尊敬・蔑視・依存・逃避・疲労・飽き・親疎・愛着・敵意のような心理的要因がとても大きいのですから、そちらを重視することも大事なのです。 子育て、恋愛、親子、集団や組織への帰属と依存や排斥が重大で、戦闘・戦争・競争・保育・教育・介護・支援・協力・団結・排斥対立・優劣争いもおきるのですから、物も心もそれぞれに検討や配慮が必要です。 その社会の状況や本人のスタンスで、もの・制度・システム・現象を心の要素を排除して見ることが大事だったり、心理や感情を中心に見ることが大事だったりするのです。 何でもまとめて一体不二などと言っていては、神経生理も病変も感染症も老化も何も詳しいことはわからないし、AIの開発や応用も進みません。
社会をより便利で安全で快適にして、その中で、多くの人が、個人としても、同じ仲間としても、快く生きていけるようにと願うのであれば、一体不二の発想は適度な範囲に抑えて、状況や課題、目標とすることに応じて、唯物的発想と唯心的発想とを、自在に「使い分ける」ことが大事でしょう。
No.7
- 回答日時:
物(物質)だけでは存在できず、心(精神)だけでも存在できず、物と心が一体となって“存在”となるのです。
石ころも精神と“一体”です。
宇宙の本体である創造神は“心・精神”なのです。
絶対の(二つとない)精神が宇宙の本体で、その意の力・意力(意思)という力がこの宇宙と云う現象となっているのです。
我々の心に、意と理と感という働きがあり、生きようと云う“思い(意思)”が、生きる力になっているように、宇宙の本体である大精神の意の力が、この宇宙を現じているのです。
したがって、この宇宙は精神の意思の力によって現象(物質化)しているのです。
※ 宇宙の塵も星も地球の生物も皆、宇宙の精神が宿っています。
※ これを色心不二と云います。
※ 色とは物質現象の事。宇宙の存在自体を“色”と云っています。
宇宙の本体は「創造神」という「大精神」であると。
その「大精神」の力によって物質が生まれていると。
また、我々の意識もそこから生まれていると。
そうであるならば、中世の唯心論にも思えます。
No.6
- 回答日時:
> 観念的にわかったような気がするだけで、正直ピンときません
わかった気がするので充分すぎるとは思わないのでしょうか。そのうち慣れてくれば、
ぴんと来る・ぴんとくる・ピンとくる
⇒思い当たる記憶があることに気付くさま、の意味の表現。
⇒直感でそれと分るさま、の意味の表現。
1万円札、100ドル札、どこかの会社の千株券、どこかの名産品、美術品、楽曲、酒の味などでも、一応わかった気がすれば、そのうち、価値や意味等が、感覚的にピンとくるようになります。
ここに一匹のネコがいたとします。スタイル・行動・仕草・毛並み・色艶・身体の柔軟性・大きさや重さ、いろいろのものを別々の側面で理解することは可能です。ですが、それらの側面をありったけ寄せ集めても、その寄せ集めはここにいる一匹のネコではないです。 別に、身体と心のように言うことではないです。 そもそも感情情動知恵も半覚醒・熟睡・恐怖や怒りの状況もあるのです。 単純に心と言えるようなものさえもないのです。
それに、一体不二は、「私たちの物質的身体と心が一体不二であるということ」という説明は一般的でないです。 仏とわしら凡夫の皆が本質的に同じ、敵も味方も同じ、親と子と孫も見知らぬ他人様も同じ、買主とペットも、異なる存在ではない、異なるものではないという意味で使われることが多いです。
このような使い方もします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
創価学会と公明党とは、「ともに日蓮大聖の教えを奉じ、王仏冥合をめざす私どもの同体異名の団体であります。………永久に創価学会と公明党は、一体不二の関係で進んでいこうではありませんか。」(「新時代の指導原理、王仏冥合」青年部最高幹部会における池田会長の話、大白蓮華四十年九月号掲載)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一面で頑魯であり暗愚であり煩悩具足せる凡夫であると人間をとらえつつ、同時にその入間の根底においては仏と一体無碍、一体不二であると確信し得る在り方である。このような見方は、天台実相論的な論理からすればある意味で必然的であるかも知れないが、今かりにたとえば宗教学的な観点からすれば、このような二面が同時に同山主体たる源信にあって両立することは独自な見方であると考えられる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私たちは仏教徒ですから、仏さまを礼拝、お参りします。それは深く考えると、合掌・礼拝をする行為を通して、私と仏さまが一体不二(いったいふに)、すなわち一つだと体で表しているのであり、その瞬間に神仏と私たちは一つになっているのです。それが、日常の信仰生活の中で信仰心を高めていくことになります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このように多様なのですが、要するに「同じものとして」という意識のあり方を示してる用語です。 心と体、物体と気のような二項対立として捉えやすい対象だけでなく、仲間同士のような関係、上下の関係、何でも、「異の部分をあえて考慮外において」というようなイメージで、その一体不二の語を使用している分脈で解釈するような習慣が身につけば、用語が使われたときすぐにピンとくるようになります。 慣れれば 大丈夫です。
正反合で止揚するというのでさえも、そんなもんかいと思ってしまえば、市場を争う企業同士が一致団結して政府に申し入れしたり、公正競争や情報漏洩防止で業界としてルールを作るのも、ピンとくるようになります。
仰るように、あるものの評価は、いい加減なものが多く、例えば年収が多い、ということだけで「素晴らしい理想的な男性」ということになったり、特徴を一つ見ただけで、骨董品の贋作を買わされたりすることはよくあることです。しかし、訓練によってその眼力を養うこともできます。
「一体不二」という考え方に慣れれば、分かってくるということですね?
No.5
- 回答日時:
「色心不二」・・色(身体)と心は二つでない。
裏を返せば、一心同体でしょう。
亦は、昔から、「病は気から」と言われているのと同じ意と思いますが。
お偉い、お坊様が違う事を難しく仰られて、目立とうと、しただけ
でしょう。
「病は気から」というのは、科学が未発達の時代の「経験則」ですね。中国だけでなく日本の昔の医学も、東洋医学というジャンルになり、なかなか優秀であったのではなかろうかと思います。
「病は気から」というのは、肉体と精神が関連しているということですから、西洋医学にはあまり確立されていない鋭い見方です。
どんな分野でも言えますが、一流の人は偉いのです。二流三流が大抵堕落するのです。
No.4
- 回答日時:
色心不二を実現したら「仏」ですね
御義口伝に
「色心不二なるを一極と云うなり」とあります
「大地は色法なり虚空は心法なり色心不二と心得可きなり」
とあります
「色法」とは、
現象世界を織りなす、目や耳などの感覚器官でとらえた
顕在化した個人や大地や大宇宙を言います、
「心法」とは
そこに能動性を与える心や精神であり、感覚器官で直接とらえられない
法則的・内在的なもので、その生命自体の心性を虚空ともいうのです
個人や大宇宙といえば、純粋に物質的存在のようにみられるが、
その色法のうえにあらわれる不可思議な種々な能動性は、
心法にあると説かれていて、その関係は「二にして二に非ず」
色心不二だと説くのです。
この辺までは誰でもわかりますね。
そして、その能動性を支え、生みだす根源の法に眼を開けば、
色心の融和した実相を知ると説かれてます。
人間生命について考えれば、このような色心不二の実在としての
宇宙生命自体が、個性化し、個別化した一つの実在であり、
各個人の生命といえる、と言うのです
更に深く読み解くと
「帰とは我等が色法なり命とは我等が心法なり」とあります
生命体を形成する色法は、この大宇宙からその一切を集めて
つくられるとともに、それは、やがて宇宙生命に帰っていく。
一瞬もとどまることなく新陳代謝を行っている。
これが「帰とは我等が色法なり」という意味だと思います
これに対し、心法は、この絶え間なく変転する物質を
よりどころとしながら、それ自体としての、統一的な
生の調和を少しも損ずることはない。
その生命の奥には、生を創造する生命の火が燃えたぎっている。
いいかえれば、物質の変転を推し進めるその力こそが、
心法の奥深く、生の底流から流れ込んだ宇宙生命が「一極」であり
そのものの本源力だと言うのです(思うのです)
更に「不変真如の理」に帰する「随縁真如の智」に命(もとず)く
とかありますが。難しいので分かりません
分かりやすく言うと
物事の真実へのアプローチとして、「随縁真如の智」と「不変真如の理」
という二つの側面を説いております。
端的に言えば、「随縁真如の智」とは、縁にしたがって湧き出ずる
自在の「智慧」であり、「不変真如の理」とは、永久に変わらぬ
絶対の「真理」を意味すると思います
「色心不二なるを一極と云うなり」とありますが
難しいので・・・・
更に、依正不二など、十の不二があるらしいですね。
「御義口伝」のこのあたりの文は知ってはいますが、難しいですね。
ただ、「色法」と「心法」の立て分け方は分かり易いと言えますね。
結局、この「色法」と「心法」が実は同一の「法」であるということならば、分かった気になりそうです。
No.2
- 回答日時:
これによると、元々は1つであったと・・。
これは、一神教と多神教の根本的な違いと言えるかも?
言い換えれば、1つの法則で収めようとするから、無理が生じて、切り口の違う同じ内容を支持する人達が対立するのでしょう。
色心不二(読み)しきしんふに
https://kotobank.jp/word/%E8%89%B2%E5%BF%83%E4%B …
西洋もその昔は多神教で、ギリシャ神話では五感にそれぞれ神がいたというのです。
その後、ソクラテス・プラトンがそれらを統合したのだと言う人がいます。それを更に一つに統合したのが仏教と言えるか。
No.1
- 回答日時:
>>でも、このことは観念的にわかったような気がするだけで、正直ピンときません。
「言葉は分かる、でもピンとこない」ってことは、それなりにあります。
「人間には心が本質で、肉体は乗り物、例えば運転手が心で、自動車が肉体である」ってのは、短い言葉であり、分かりにくい部分は無いと思います。
でも、これってピンとくる方は少ないでしょう。
だって、日本では(このサイトでも)「死ねば無になる」と考えている方が大多数なのですからね。
ある人は、聞いて直ぐにピンと分かる。でも、ある人は5年後に、ある人は30年後にピンと分かる。しかし多くの人は死ぬまで、死んでもピンとこないかもしれない。
そういうものだと思います。
「ピンとくる」というのは全く主観的なことであり、人それぞれで難しいですね。
自分のことだって、なかなかわかるものではありませんが、言えることは、その人が信じているものに繋がれば、分かったということになると思うのです。また、その「分かった」も、人によりあまり条件が要らない場合と、私の様に条件が多い場合とあるでしょう。
私は性格が慎重なところがあるので、多くの条件が必要で、それをクリアして初めてピンとくるという、少々面倒な人です。
>例えば運転手が心で、自動車が肉体
なるほどと思います。しかし、不二とは言えないようです。
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