ある意味、質問が偏見に富み、露骨過ぎて顰蹙を買うかもしれないのですが、
敢えて質問させていただこうかと思います。
読んでしまえば、分かる人には分かると思いますが具体的な社名だけは
明確にせずに内容をまとめてみます。
近々に某都銀を窓口にして、退職金の一部で、某生命保険会社の一括払い
の運用型の保険商品を契約します。
ざっと言うと、運用して5%の収益が上がれば、配当が支払われる。
元本割れの可能性はある。死亡時には元本は保障されて返金される。
満期は15年で、その後、年金運用も可能で、満期まで数年となって元本を
上回っていれば満期を待たずに途中解約もひとつの考え方だそうです。
元本を割ってしまえば、契約期間中、じっと我慢するしかないようです。
退職金を全額をこれに賭ける訳ではありませんが、配当の楽しみを選択
しました。
さて、質問はこの商品の内容ではなく、対象になる保険会社の安定性です。
それなりの大手で、当初、日本の音響メーカーと海外の生保との合弁で30年強
前に設立され、現在では資本金も数百億あり安定した企業だと思います。
ただこの会社の60%の株式を所有する親会社は、これから軽薄短小の業界
は、どう考えても苦戦するのは否定できず、今年、外人の社長から日本人社長
にチェンジし、大幅な赤字経営から脱却すべく、相当な努力を重ねている最中
だと推察しますが、私自身は個人的にはこの親会社がどこまで復活できるか懐疑的
です。
これからの日本は、日本の高い技術力を活かして、国内でも海外でも社会的
インフラの整備の波に乗って、重厚長大産業が復活していく、否、既に復活して
おり、軽薄短小企業は、苦戦し続けると説く、エコノミストがいます。
事実、同業界の名だたる大企業がどこも前期は大きな赤字決算で終わりました。
今後もまだまだ厳しい経営環境が続きそうです。
場合によっては、日本人の大抵の人間が知っている、この親会社が将来、倒産
するか、どこかに吸収されるような事態もないとは言えないと思われます。
そんな中、60%の株式を持っているこの会社が今後も赤字を続け、万一、
倒産などという事態に遭遇したとしても、生命保険ではそもそも、業界が
異なりますし、単に株式を所有しているということだけであり、場合によっては
その株式の売却等により、生命保険会社そのものには、親会社の経営状態
は基本的には無関係と考えてもよいでしょうか。
想定外の事態が今後もあらゆる業界で発生すると思います。
同じような商品は他の生命保険会社にもあることですし、なにもよりによって
そういう親会社が株式の60%を締めるような生命保険会社の商品を買う必要
はない、というのもひとつの見解でしょうか。
質問の内容が稚拙かもしれませんが、どなたかご意見をいただければ
ありがたいです。
宜しくお願い致します。
No.3
- 回答日時:
素人の爺です。
あくまで参考程度にしてください。
株式の60%を所有・・・多分ソニー生命でしょう。
株式会社の場合、負債は有限責任(会社単位)ですので例え、親会社が倒産しても負債を肩代わりすることはありません。しかし一般の会社の場合、子会社が親会社に融資している場合がありますので親会社が倒産した場合債権が回収できないことはあります。
ソニー生命の親会社はソニーFHです。銀行、生命保険、損保などを従えています。一般の会社と違い、銀行と同様、金融庁の厳しい監督下にあります。当然他の生命保険会社と同じように株式投資、債券投資はしているでしょう。(ソニーの株式も所有しているでしょう)他の保険会社同様、企業の破綻リスクは全ての投資先に発生する可能性は秘めています。
当然ソニー株に対する投資はある程度可能ですが、ソニーに対する債務保証、融資などは原則できません。
冷静な目でみると「ソニーFH」は日本でトップクラスの優良会社です。
倒産の可能性は保険会社のなかで最も低いでしょう。
またご相談者が投資に関して素人ならこの商品はお勧めできません。
運用するのは購入者(あなた自身です)
私は長年ソニー生命の変額終身保険や年金保険を運用しています。+の時も-の時もあります。
リーマンショック、ギリシャショックを乗り越えて約5%で運用してきました。
今回のユーロショックで急降下、約3%に転落です。
唯一ご相談者が素人で迷っているなら、日経平均が8000円前後まで下がったら、その商品で全額日本株式に投入しなさい。個人でも機関投資家でもその値段で取得できている人はほとんどいません。日経平均の配当利回りが約2.7%ですので、運用しなくても5%の利回りの可能性が大きくなります。
回答ありがとうございます。
大変参考になりました。
今後も引き続きいろいろ考えていきたいと思っています。
というほど、資金がある訳ではありませんが・・・・・
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
親会社Aと子会社である保険会社Bとは、基本的に独立した別会社です。
親会社Aが倒産しても、子会社Bが倒産するとはかぎりません。
今回は問題は逆ですよ。
子会社Bが親会社Aにどれだけ依存しているか、という問題なのです。
業務内容がまったく無関係の会社なので、
Aが倒産しても、Bの株主が変わるだけの話。
ただし、BがAの株を大量に持っていた場合には、Aの株が紙切れに
なるので、業績に影響は避けられません。
ですが、そんなことはないのですよ。
(Q)退職金を全額をこれに賭ける訳ではありませんが、
配当の楽しみを選択しました。
(A)銀行は、契約者がどれだけ損害を出そうが、保険会社Bから、
販売手数料が入るので、100%損しない。
保険会社Bが破綻しても、それまでの手数料は入る。
保険会社Bが破綻しても、何の責任もない。
だから、銀行は保険を売りたがるのですよ。
保険会社は、この手の商品は別勘定にします。
つまり、保険会社が倒産しても、保障の対象外とします。
そうすることによって、顧客の資産を保護できるからです。
ですが、運用そのものがうまくいっていなければ、
最低保証もなくなる、ということ。
運用実績表を見せてもらいましたか?
某保険会社が公表している実績表は次の通りです。
「特別勘定ごとの運用状況」を見てください。
http://www.sonylife.co.jp/contractor/operation/i …
運用項目によって実績が異なるのがわかります。
例えば、株式型で運用している場合は、最近の株安で
運用実績は悪くなっています。
一方、債券型の場合、ずっと以前からやっている人は、
プラスになっています。
つまり、何を選ぶのか、ということが重要なのですよ。
また、これは「投資」でありながら、逃げられない
ということも知っておいてください。
例えば、株式に投資していて、世界同時株安のようなことが起きれば、
急遽、資金を引き揚げて、銀行預金などに回すことが可能です。
しかし、保険の場合、資金の引き上げは解約を意味します。
常に、どこかに投資していなければならないのです。
退職金のどれだけを投資に回すのかわかりませんが、
欲に目がくらまないことを祈ります。
「変額保険 販売中止」で検索してください。
あくまでも「投資」であることをお忘れなく。
No.1
- 回答日時:
生命保険会社の健全性を示す指標としては、一般的にソルベンシーマージン比率が用いられます。
質問の保険会社はこれだけ具体的に書いてあればどこだか分りますが、2012年3月期決算時のソルベンシーマージン比率では、むしろ生命保険会社の中でも上位にあります。
http://www4.plala.or.jp/anshin/2012.03_kessan_WE …
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