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家紋が必要なのは主に紋付きを作るときかと思います。
ならば、紋付きなど着なかった江戸時代の農民には家紋がなかったのでしょうか?

それとも、苗字と同じように、使わなくても我が家の家紋はコレ!と決まったものがあったのでしょうか?

江戸時代に農民が家紋を使っていた証拠となる文献をおご存じでしたら教えてください。

建造物や墓石に家紋がある、というのでも結構です。

または、明治以降になってこうして家紋を決めた、という資料でも結構です。

A 回答 (3件)

日本における紋章は、苗字と共に受け継がれた「家」との関係を表わすもので、称して「家紋」と呼んでいます。


また衣服に紋章を付ける用い方は、日本独自のもので、他の国には見られないようです。
家紋には、自然物からの描写である雲・波・草花、扇面・亀甲や文字を意匠化したものまであり、現在では5000種類、一説によれば2万種類もあるといわれています。
家紋をつける風習は、平安時代の中頃、公家が自分の牛車や調度品に本人や家の好みの文様を付けたことから始まったといわれています。実際着物に家紋を付け出したのは、足利時代以後のようです。その頃の紋は男性のもので、女性が紋を付けるようになったのは、江戸時代中頃になってからのことのようです。そのころから「女紋」が作られ、男性の紋と区別するようになりました。
身分に関係なく、どの家でも自家の紋を持つようになるのは明治になって、一般庶民にも苗字が許されるようになってからのことです。
ただ、それ以前でも苗字帯刀を許された一部の豪農は武家を真似て家紋を使用していたようです。また商人は、所謂「屋号」としての紋章は使用されていました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

私は近世の農村文書を中心に地方史を調べています。
百姓といえども私文書では苗字を使っている場合があるのですが、
家紋に関しては全く資料を見たことがありません。

私も、ご回答にもあるように、農民の家紋使用は明治以後でないかと思っています。

とすれば、江戸時代に農家であったことが確実な家では、
家紋からルーツを探るのはナンセンスと考えてよいでしょうか?

お礼日時:2004/01/27 17:35

武士と言っても戦国時代は、半農半武が大半でしたから、帰農した者も結構いますので、必ずしも家紋が無いと言う訳では無いと思います。



ちなみにうちは農家ですが江戸時代から使われている家紋がちゃんと残っているようです。(ただ、苗字帯刀の特権に扶持米と役職までもらっていたようなので例外でしょうね・・・。)

墓石に家紋の件ですが、安政時代のお墓の写真があるんですが、手元の写真では、入っているかわかりません。
通常入っている場所に入っていないのかもしれません。
それ以前に、昭和61年に建てたおじいちゃんのお兄さんのお墓にも同じ様式で作られている様で写真からでは家紋が入っているが不明です。(それ以前にうちの宗派のお墓に家紋を入れる習慣があったのかが疑わしい・・・。)
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

私は主に文献から調べているのですが、苗字や帯刀に関してのものは文献で残ることがあっても、家紋については見たことがありません。

残るとすれば、どのような形で記録されるのか?
つまり、どんなものを調べていけばいいのか?
ということ非常に興味があります。

貴家の場合、その家紋が江戸時代から使われていたという記録のようなものはあるのでしょうか?
それとも口頭の伝承でしょうか?

お礼日時:2004/01/30 12:04

No1.です。



ええ、武家や公家でないと家紋からルーツを探るのは難しいのではないでしょうか。
でもルーツを探るってご先祖調査みたいなものですか?
それならわたしもやったことがあります。
おもしろいHPを見つけましたのでURLを入れておきますね。

参考URL:http://www.geocities.co.jp/HeartLand/3713/1.html
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

ご教示のページはおもしろいですね。
実はよく先祖調査の問い合わせを受けるので、その都度このページにあるようなことを口頭で伝えていました。

よくまとまっているので、今度からこれを紹介します。

お礼日時:2004/01/30 11:53

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