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 教科書を読んでも、どうも断片的にしか書かれていないように思えるので、質問させてください。光発芽種子の発芽までの流れなんですが、以下のようにまとめてみたのですが、これであっているのでしょうか。

 もともとの種子にはフィトクロムPR型がある。このままでは、発芽しない。
 赤色光が当たると、フィトクロムPFR型となり、発芽が促進される。
 その後、遠赤色光が当たると、再びフィトクロムがPR型となり、発芽は抑制される。
 さらにその後、赤色光が当たると、フィトクロムPFR型となり、再び発芽が促進される。

 植物が生い茂る自然の環境では、葉などによって、緑色光以外は吸収されている。
赤色光が吸収されずに、地面に落ちている種子にあたるということは、その環境に
十分光が当たり、これから光合成が十分にできると予想され、発芽が促される。

 こんな感じで自分の頭の中にまとまっているのですが、こんな感じでいいのでしょうか。
どのみち疑問なのは、太陽光だと、赤色光から遠赤色光まであまりエネルギーに差はなく、
赤色光が当たる環境だと、遠赤色光もほとんど同量当たっているのではないかと思ってます。
赤色光だけ当たる環境とか、遠赤色光だけ当たる環境とか、想像できないのですが、
どんな場合があるのでしょうか。

 質問が2つになってしまいましたが、ご教授いただけますと、ありがたいです。

A 回答 (2件)

もちろん、自然界で特定の波長の電磁波のみ完全に遮断するような状態はまずありませんが、フィトクロムも種子内の全部が一斉に同じ型になる訳ではなく、受ける光によってPR型とPFR型の割合が変わります。


遮蔽物のない直射日光下ではR光のほうがFR光より少し多い状態ですから、直射日光下ではフィトクロムはPFR型が若干多くなります。
また、葉っぱはR光をよく吸収します (光合成に利用するため) から、葉に覆われた地面にはFR光のほうが多く届き、フィトクロムはPR型が多くなります。
PFR型のほうが多いような状態だと、生理活性物質の分泌量が抑制物質よりも多くなるため、生長が促進される・・・といった感じです。
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この回答へのお礼

 全フィトクロムが一斉に同じように反応するわけではないということで、言われてみれば、その通りですね。葉が特に赤色光を吸収しているということも、勉強不足でした。緑以外を吸収しているとだけしか考えてませんでした。
 とても分かりやすいご説明をありがとうございました。

お礼日時:2012/08/12 20:27

場所の差というより季節の差でしょうね。


種が落ちて落ち葉の下になり、春が来て新緑の陰になり、
また次に落葉期に陽が当たり、と繰り返すのです。
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この回答へのお礼

 なるほど。季節的なものもありましたか。新緑の季節、というと、植物が繁栄しているイメージがあったのですが、種にとっては自分に日があたらない不遇の時期ということになるのですね。今まで思ってもみなかったことでした。ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/12 20:37

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