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よろしくお願いします。
光発芽種子について勉強していると暗発芽種子というのもありました。その意義について質問です。
光発芽種子の意義はわかりました。種子が小さく、栄養分をあまり種子に蓄えていないレタス、タバコなどは、発芽後すぐに光合成をする必要があるので、暗いところや、地中深いところで発芽するのを防ぐためです。

ですが、暗発芽種子の意義については教科書にも載っていませんでしたし、考えてみても、どうして光を嫌うのか分かりません。かぼちゃ、ケイトウが暗発芽種子にあたると思いますが、発芽後光合成すると思います。結局光合成するなら、特に光がなにかの反応を阻害するなどないのであれば、どうして発芽のときに限り、光を嫌うのでしょうか?

暗発芽種子である利点がわかりません。どなたかアドバイスをお願いいたします。

A 回答 (1件)

高校生にはちょっと難しいのですが,「暗発芽種子」とは種子が形成されて間もない間は文字通り暗発芽です。

しかし,その性質が何時までも続くわけではありません。その種子が出来てからの経過時間が長くなると,また温度が高い状態が続くとその性質は失われ,光があろうと無かろうと発芽するようになります。つまり種子が出来て直ぐには,光のある状態では発芽せず,時間がたったり高温を経過すると発芽するようになる種子を暗発芽種子というのです。

この性質がその植物にとってどんな面で役に立つでしょう。植物は自らは動けませんから何とかして種子を広く散布し分布を広げようとしています。その際に今説明しましたような「暗発芽種子」という性質が役立つと考えられています。

まず種子を作った親植物の下に落ちた場合は,競争相手が多すぎますから発芽して欲しくはありません。発芽を抑制する必要があります。しかし,種子が出来てまもなくでも動物に食べられ糞と共に排出された場合には,親植物とは離れた場所にあるはずです。また,種子は自らで土の中に潜ることは出来ませんから土砂崩れとか洪水とか何らかの物理的な力が働いて土中にあれば地表は競争相手は少ないはずです。それに高温に長時間さらされる場所は直射日光の当たる地表です。ここも競争相手は少ないはずです。次に種子が出来てからの経過時間が長い場合には,充分な距離を移動したはずです。このような場合に発芽することはその植物の戦略上有利になったのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、暗発芽種子は必ずしも暗いところだけで発芽するわけではなく、明るいところ、または条件が整えば発芽するのですね。光発芽種子と対だと覚えると間違って覚えてしまいますね。それにしても種子は自信が種子ができてからの時間をなんらかの形で認識できるのですね。知れば知るほど興味深いですね、生物は。
大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/02 00:50

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