原爆投下と終戦

原爆を落とされたからこそ、戦争が早く終わり、被害も最小限度ですんだのだ、というような言い分があります。原爆を落とさずに、戦争が続いた場合、どのようになっていたのでしょうか。

No.1 回答者： HALTWO 回答日時： 2012/08/12 02:34

過ぎ去った昔を「もしも～たら～れば」で否定するのは無意味なことなのですが、御質問者さんは本当に日本が原爆投下を受けずに戦争を続行していた場合に起き得る事に付いて想像できないのでしょうか？

原爆を投下されて終戦を決断することがなくても、日本は南北朝鮮、東西ドイツのように分断され、朝鮮戦争、ベトナム戦争のような戦禍に曝される可能性は皆無の筈であると御質問者さんは論破できる材料を御持ちですか？

南北に分断された南側が西ドイツのように発展しても、北朝鮮のようになってしまった北側との軋轢、再統一されても南北の格差を是正するための膨大な努力とその陰で悲惨な状況に泣かざるを得ない人々・・・本土にソ連軍が侵攻することなく終戦を迎えて米国の保護の下で復興を得られたことは奇跡的な幸運だったのかも知れません。

Wikipedia によれば第二次世界大戦での日本人犠牲者数は兵員約 174 万人、民間人約 40 万人であり、40 万人に及ぶ民間人犠牲者の大半は広島・長崎の原爆犠牲者であると共に残りの大多数も東京・名古屋・大阪・神戸の大空襲犠牲者が占めているのですが、その 4 倍以上になる兵員犠牲者数は戦争が継続されて日本が実質的に米国に対抗できなくなってもなお対ソ連戦や南北日本の米ソ代理戦争下で増え続けたことでしょう。

少なくとも今日のように平和ボケした日本人がのうのうと原爆の是非についての考えに真夜中まで暇潰しする世の中にはならなかった筈です(汗)。

この回答へのお礼

経験を生かすには、タラレバで比較しなければ答えにたどり着けないことは言うまでもありませんので、このさい放っておくとして、原爆を落とされたことも事実であり、またそれを気分よく思わない人が多いことも事実という事で、盆休みの夜ぐらい、原爆を振り返ってもバチは当たらないと私は思います。ご回答ありがとうございました。

お礼日時：2012/08/13 03:46