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道路や橋、上下水道、学校など公共施設の維持・更新費用が数100億円にものぼるとして、さいたま市や京都市、横浜市の各当局が悩んでいる例が記事に載っていましたが、 これは市債を起こして資金を募ることは出来ないんですか?

市の集金力が弱かったら、それこそ国が国債を追加発行して、交付金で各自治体に配るしかないんじゃないですか?

全国一斉インフラ補強・再建事業を始めれば、景気浮揚の絶好のチャンスではないですか?

むしろ「日本全国グレードアップキャンペーン」とかなんとか銘打って、面白おかしいノリでもなんでもいいんで、国全体にインフラ整備のムードを作ってもいいんじゃないですか?

日本は超低金利が続いていますし、一応消費税法案も通したわけだから、財源の信頼性も多少は確保された訳で、国債の追加発行は問題無いと思います。また欧州不況で元々日本にお金が逃げてきてる状況なんですから、公共事業に尻込みしてる場合じゃないと思いますよ。

自民党が打ち出した国道強靭化法案もその流れで進めたらいいんじゃないですか?

財源に悩む…などと暗いトーンで記事書いてる場合じゃないと思いますよ。

そう思いませんか?

A 回答 (5件)

誤解があります。



輸出に回る品物は、インフレ圧力を受けにくいのです。
なぜならデフレ状況では、余剰生産能力があるのに加えて、
給料(つまり人件費)は、遅れて上がってくるからです
国内で、100円の費用をかけて製造する商品の話で、
1ドルが100円から120円になったとしましょう

100円で買ってきたものに国内で加工して人件費などを上乗せし
200円で輸出していました。

円安になって、100円だったものを買うのに120円要るようになったとしても
国内の上乗せ分はまだ上がっていませんから、100円のままです。
そうすると輸出の値段は220円ですから、1.83ドルです。
つまり、2ドルが1.83ドルに下がるので輸出が伸びるのです。

この話は、人件費が為替に連動しないことがポイントです。
しかも、人件費は下方硬直性がありますので、円高になると
途端に製造業は困るのです。

長期間の円安はあり得ませんが、日銀引き受け程度の円安圧力は
何の心配もいらないと思えますよ。
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この回答へのお礼

なるほどなるほど、勉強になりました。ありがとうございます!しかし最後の、日銀引受程度~のくだりは、やはり安易じゃないかな~と思いますけどね…

お礼日時:2012/10/21 19:39

「インフラ老朽化なら国債追加発行」というのは間違いです。

これはお金が無ければお金をすればいいという最も安易で愚かな経済愚策です。

正しくは「デフレ解消政策として、国債追加発行とインフラ再整備政策が利用できる」です。
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この回答へのお礼

なるほど、そういう視点じゃないとダメってことですね。勉強になりました、ありがとうございます!

お礼日時:2012/10/21 19:40

100兆・200兆の国債を20年に分けて引き受けるぐらいなら


インフレ圧力は知れていますので、デフレのこの時期なら心配いりません。
インフレが強いと思えば、引き受けをとめればよいのです。

インフレを物価上昇ととらえるのであれば、円の値段がポイントになります。
日用品・食料品など輸入している者の値段は円相場によります。
円安になれば、値上がりするのですが、今は円高で困っています。

仮に国債引き受けの円安圧力で、円が100円ぐらいまで下がったとすると、
日本製造業の国際競争力は急激に上昇し、雇用回復景気回復します。

要するに多少の円安は、むしろ好ましいのです。

この手法の最大の問題は、国民が「働かなくてもお金がわいてくる」という
幻想を持ってしまう点ですので、うまく説明しなくてはなりません。

なお、高橋是清さんもインフレ圧力が大きくなってきた段階で、
歳出削減しましたが、そのため軍に回るお金が減り軍部の恨みを買って
殺されることとなりました。

注意しなくちゃですね。

この回答への補足

インフレと同時に進行する円安は、円の実質価値を減価させないので、日本の輸出を促進する効果をもたない、という側面があります。

具体的に言うと…

1ドル100円のとき、
国内販売価格が100円のものは1ドルで売れる。
(送料とかは無視)

1ドル120円になれば
100円のものは
0.83ドルで売れる。他国の同製品の価格に
変化がなければ、輸出競争力がつく。

でも、国内販売価格が120円の上昇してたら、
結局1ドルでしか売れない。元通り。

…ということです。

私も金融・財政政策はもっと積極的にやっていい、という大枠の意見は同じですが、インフレに対して過度に楽観視するのは危険だと思います。

市中国債を日銀が買い取る従来の買いオペなら大丈夫かもしれませんが、最近は日銀の直接買い取りを推奨する意見も多いので、これは本当に大きなインフレ圧力になるのではないかと思います。まあ、市中からの買い取りも間に普通の銀行をかませるだけで、やってることはあまり変わらない気もしますけどね…どの政策がどの程度インフレにつながりやすいか、という肝心なところは私もまだよく分かりませんが。

補足日時:2012/09/02 16:32
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借金を減らすために法案を通したのに、借金を増やして何がしたいのでしょう。


今の日本は借金大国です。それでもむりやり国債を発行してきてツケがたまってきたんでしょう。

記事が正しいのに暗いトーンでとか文句を言うのはおかしいと思います。

この回答への補足

震災の恐れがまだまだ残っている日本の公共施設を補強する必要性と、それに伴う事業の増加で景気回復するチャンスを放置してしまう危険性についてはどうお考えですか?

補足日時:2012/09/02 11:00
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その通りです。

国難の時代を乗り切るには、日本銀行による
国債の直接引き受けにより、大量の資金を作って建設投資
しなければなりません。まさに国土強靭化です。

ちなみに日本銀行の持っている国債に払う利子は、
ほとんど政府の歳入になるから、実質金利0なので、
いくら借金しても大丈夫なのです。

戦前に高橋是清がこの方法で、資金を調達したおかげで、
世界恐慌から日本が最も早く抜け出せたのです。
高橋さんの発明といってよいでしょう。

この回答への補足

日銀の国債引き受けはよく聞きますが、いくらなんでもインフレにつながるでしょう。それがインフレターゲットの目標にも合うような適度なインフレならいいですが、極端なインフレにはならない、という正確な見通しはできるのでしょうか?

高橋是清の経済手法も興味はあったのですが…彼の時はなぜインフレの混乱などは起きなかったのでしょうか?そこは勉強不足ですみません。

補足日時:2012/09/02 11:04
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