プロが教えるわが家の防犯対策術!

よく仏像でなになに観音とかなになに菩薩と聞くのですが、仏様はたくさんいるのでしょうか。
キリスト教は神様が一人と聞きますが。
あと、神様と仏様ではどのように違うのでしょうか?
とても幼稚な質問で申し訳ございませんが、よくわかりません。
お教えいただけましたら助かります。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

仏教では人が悟りを開くことが目的だということはご存知ですよね。


でも悟りはある日突然開くわけではありません。その途中には様々な段階があって最終到達点が仏陀(仏)なのです。

仏教では人の本質は「魂」だと考えています。つまり今のこの世界はこの段階で悟りに近づくための修行に適した形を見せられているのだということです。
これを学校に例えてみましょうか。

幼稚園の貴方、小学校の貴方、大学の貴方も社会人の貴方も貴方自身が変化するわけじゃありません。全て貴方です。
しかしその学年に合わせて小学生なら小学生の格好、中学生なら中学の制服、高校なら高校の制服を着ているようなものです。
だから仏教では死によって魂がなくなるとかあるとかではなく、死は単なる卒業式であり、その後は大学に行こうと専門が候に行こうと、或いは働こうとも貴方自身に変わりはないといっているのです。
そこで魂は人の世界を卒業すると、今度は仏の世界で修行します
その段階が菩薩であり如来です。一般的に菩薩は学生、如来は研究者だと考えていいと思います。このほかにも天部というクラスもあります。

仏の学校では教育学部のように菩薩も研究者も教育を学びます。自分の向上のために人に教えるわけです。ここでは仏法を説き実践するわけです。
如来は菩薩や人間の形をしてそれぞれのクラスで修行します。そのほとんどは救済です。菩薩も人間世界にやってきて未だ仏法を学んでいる途中の人々に仏法を説いたり救済したりするわけです。
そして大学の学生や研究者が得意分野があるように、菩薩や如来も理科や社会などと同様に様々な課題を持てこの世に現れ救済を行います。これが観音行、菩薩行と呼ばれるものであり、また観音菩薩とか普賢菩薩と呼ばれるものなのです。

如来(研究者)にまで上り詰めると一応の完成形ではありますが、さらにその最高峰が博士ですね。最後の博士号取得が悟りだと考えれば誰もが最後には博士にたどり付くことができます。
本来「仏陀」は「目が開いた人」つまり悟りを開いた人という意味ですから人類全ての到達点です。しかし通常は釈迦に尊敬の念をこめて釈迦のみを仏陀と呼んだり釈迦牟尼仏。釈迦如来と呼んだりします。そして彼以外の悟りを開いたものを阿羅漢などと呼びます。

私達は普通に呼ぶとき、助手であろうと講師であろうと準教授であろうと教授であろうとも「先生」と呼びますよね。「ほとけ」という呼称はまさにこれと一緒。だか厳密には仏陀(悟りを開いたもの)だけですけど、広く解釈すれば梵天や天部クラスですべてが「仏」と呼ぶわけです。
だから仏教は人間の成長を説くものであり、多神教ではないのです。

更に言えば、キリスト教、とくにカトリックでは創造主とか父なる神、全能の神と呼び「神」とは言いません。
それは本来「神」という語句の意味が「人智を越えた存在」という意味であり、この語句の意味通りに解釈すると創造主だけではなく天使も使徒も聖人もそして悪魔も「神」に入るからです。
キリスト教、少なくともカトリックが「神」という場合は「全能の」とか「ちちなる」を省略したものという事なのです。
つまり、一神教とか多神教という分類は「神」という言葉を余り理解していない時代の区分けであり、本来であれば使える区分け法ではないのです。
    • good
    • 6
この回答へのお礼

ご回答、ほんとうにありがとうございます。
ご親切でご丁寧なご説明、とても助かりました。
私は、とてもかんたんに質問してしまいましたが、とても深いことなのですね。
学校に例えてお話いただいたこと、とてもわかりやすかったです。
自分が何も知らないことが恥ずかしいです。
仏教では人が悟りを開くことが目的だということも知りませんでした。
少し少しですが勉強していきたいと思います。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/11/28 22:57

観音様や菩薩様は仏様ではありませんよ


仏様というのは死んだ人の事を除けば一般的にお釈迦様(実在の人物)の事です。

仏様やキリストは神様ではありません。
仏様は仏教の考えをまとめた人(悟りを開いた人)
キリストは天の声が聞こえるとか言って人々にそれを伝える役目の人。

本来仏教は空想の神様を祭る信仰ではなく現代日本に伝わっている仏教はヒンドゥー教と融合して空想の神様を混ぜた仏教です。
よって観音様や菩薩様は後から仮想的に作られた物で仏様をお守りする取り巻きです。
その周りにもさらにいろいろな役割のお仕え様が居ます。お寺の門へ行くと2体の像が門の両脇を守ってますよね?
それもそうです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
仏様や神様の知識をもっていない私には、とても難しいです。
少しづつ勉強をしていきたいと思います。
ご親切なご説明、助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2012/11/28 23:00

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!