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- 回答日時:
おはようございます。
カードについてはFIFAが正式にルール改正を行った場合は、即新シーズンから世界中で適用されるはずですから、多分イングランドリーグ(現在のプレミア)も即適用されたと思われます。
ただ試験的に採用された制度、たとえばキックイン(スローイングを足でする)や、ゴール裏に審判を配置する制度、あるいは先日のゴール判定制度の導入などは時間を経て取りやめになったり、検討された上に正式採用されます。93年U17選手権(現U17W杯)で試験的導入されたキックインは完全に失敗でお蔵入りになりました。
記憶では66年ワールドカップでは審判は口頭で退場を命じていました。「戦争」といわれるほど荒れたイングランドーアルゼンチン戦では主審は「アルゼンチン選手の目が邪悪であった」と試合後述べていて、イングランドのラムゼー監督は「アルゼンチンは野獣だ」と述べていました。後のフォークランド紛争の伏線がすでにあったのですね。
確信はありませんが、カードを使わない「口頭での警告・退場」の言い渡しは、かなり以前からイングランドを含む英国で行われていたと思われます。ただ、イングランドはFAの二文字でイングランドサッカー協会を示すように古くはFIFAとは一線を画していました。国内4地域(イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド)の毎年の対戦を「ホームインターナショナル」と呼んで重視していたぐらい。ウェンブリーで無敗だったイングランドがハンガリー(マジックマジャール)にボコボコにされたあたりから、大陸にも出て、FIFAとの協調へ進んでいったイメージがあります。もしかしたらその時期からイングランドでも「世界に合わせて」採用されかも知れません。
昔のイングランドサッカーは「FOOTBALL」でなく「FIGHTBALL」だと頻繁に揶揄されるほどボールを長身FW放り込む肉弾戦が多かったようです。それだけトラブルも多く、それを考えてもかなり古くから口頭での警告・退場は行われていたのではと思われます。正式な採用時期は不勉強なので分かりません。すみません。
余談ですが、68年メキシコ五輪の映像ではカードを出している場面は見ていません。サッカー雑誌の記述にもなかったような・・・。もしかしたら、試験的導入だったかも知れませんね。70年メキシコワールドカップの放映(全試合録画放送されました)では何枚かのイエロー・レッドを目撃しました。五輪よりワールドカップをはるかに上位に置く世界のサッカー界から考えると70年メキシコワールドカップがカードの正式採用だった可能性もありますね。それ以前は選手交代も認められていなかった記憶があります。世界のサッカーでは70年ワールドカップが「世界に放送された大会」ということ含めて近代サッカーの転換期だったかもしれません。
「グリーンカード」とかもあって、少年少女サッカーで好プレーやフェアプレーに出されるとか・・こちらの方は素敵なカードで微笑ましいですね。長文申し訳ありませんでした。
この回答へのお礼
お礼日時:2013/01/03 10:09
とても面白い知識をいろいろ教えていただきありがとうございました。実はこのような疑問を持ったわけは、スタンリー・マシューズという人が1932年から1965年まで33年間プレーして1度も警告を受けなかったということがウィキペディアに書かれていました。でも、警告という制度自体がなければ警告を受けなくても当たり前だと思い、口頭での警告というのはいつからなんだろう、と思ったしだいです。
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