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いきなりですが、現代は電子メディアが普及が当たり前になっていますが、電子メディアの普及における影響はどのようなことが考えられると思いますか?

メリットもデメリットもあると思いますが、みなさんのご意見お聞かせください!

A 回答 (2件)

新聞やTVなどのマスメディアは昔から危険視されてきましたが、時代は変わってきました。



今までは、メディアが我々の意見を変えると考えられてきましたが、最近では、我々のほうがメディアから無意識的に自分の意見と似ている意見を取り入れて、その意見をより強固なものにしているということが分かっています。

メディアで多く取り上げられているものは、無意識のうちに優先度が高いものとして受け取ります。
ある殺人事件がメディアでたくさん取り上げられたとして、それを我々が見ることにより、無意識のうちに我々の中でその事件の重要度が高くなります。興味が湧いてきます。逆に、数回しか取り上げられないものは、無意識のうちに重要ではないのだと感じるようになります。

例えば、ネット上である芸能人に対して「性格が悪い」という意見が集まっている掲示板があったとすると、例えその芸能人に興味が無くても、その掲示板を見ただけでその芸能人に興味が沸き、またその人も「性格が悪い」という認識をしてしまいます。そしてその人がまたどこかの掲示板で書き込み、別の人がそれを見て、それに影響されて....。また、これは性格が悪いというマイナスイメージの例ですが、プラスイメージでも同様です。

タイムリーな話題なら、アルジェリアの人質事件。興味があるかと思いますが(無かったらすみません)、yahooニュースなどの電子メディアを見てみてください。たくさん取り上げられていませんか?もしあなたがTV・新聞派なら、TVや新聞を見ると一目瞭然だと思いますがたくさん取り上げられています。


メディアが人に与える影響は、おそらくマスメディアよりも電子メディアのほうが強いだろうと想像できます。
それが良いか悪いかは、TVが昔から「影響を受けすぎる悪者」として捉えられてきたということから容易に判断出来ると思いますが、結局は、我々がメディアをツールとして使いこなせるかにかかっています。
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 電子メディア(デジタル技術)の普及で変わったものと言えば、既存のマスメディアの凋落、デフレ不況の長期化、記録技術の進歩による価値観の変化で起こった写真、印刷、出版、音楽産業の衰退でしょうか。



 デジタル技術が無かった頃は、アナログ写真はフィルムが時間と共に傷んで行くので長期間保存出来ず、写真も変色したり、傷が入ったりで、老朽化が避けられない代物でしたし、一般のカメラではピンボケ写真が多くて、鮮明な写真を手に入れるにはプロの写真屋に頼まなければなりませんでしたし、フィルムも写真も高価なもので、記念写真以外に撮るのは無理な時代でした。

 それがデジタル技術の普及で価値観が大きく変わり、デジカメとデジタル記録メディアの普及で、写真は何万枚撮影してもほとんど費用がかからないものになり、高精度の自動焦点技術でピンボケ写真は過去の遺物になりました。鮮明な写真を大量に保存出来るようになり、保存費用も僅かで、10年置きに新メディアにコピーし直すだけで、何十年でも保存可能になっています。

 もちろん、デジタルビデオカメラの普及で、高精細ビデオが同じく安価な費用で大量に長期保存出来るようになりましたし、印刷物も同じく、一度デジタル記録すれば、何千枚でもコピー印刷が可能で、劣化を心配する必要も無くなりました。

 デジタル技術が普及する以前と以後で、価値観が大きく変わっています。著作権保護法の改正が相次いだのも、デジタル技術の進歩がメディア業界に与える影響が大きかったからに他なりません。

 新聞も本も含めて、出版物が全て無くなると心配されているのも、デジタル技術の影響が大きいからですし、テレビやラジオなどのマスメディアもインターネットの普及で衰退を余儀なくされています。

 大量の情報が財産として残せる時代となり、出版物をゴミとして捨てる前にデジタルコピーするのが当然のようになりました。

 今では、情報革命以前だったら、1億円はかかっただろう情報の保存が数万円で可能になっていると言っても良いでしょう。誰でも無尽蔵な量の情報を個人で所有出来るようになったわけです。

 今後も、こうした傾向は続くでしょうし、その量は幾何級数的に増えて行く結果となるでしょう。過去には画質が低い画像をフロッピーディスクに残すのが、やっとだったのが、今では4K画像が何千枚もUSBメモリー1本に収まるまでになっているからです。

 若い人達には、子供の頃のデジタル写真やデジタルビデオが大量にある人が珍しくないでしょうが、そういう両親の夢が実現したのもデジタル技術の普及によるものです。

 私たちは大変な時代に生きているのです。20年前だったら残せなかった情報が、大量に長期間保存出来るようになり、インターネットによる情報の極限的な共有も実現し、情報に対する価値観を大きく変えているのです。

 プロとアマチュアの垣根が崩壊したのも、インターネットによるものです。政府やマスコミが情報を統制していた社会が崩壊を始めているのも、インターネットによるものなのです。

 今後はマスメディアの時代が終わり、インターネットが政治・経済・社会を動かすようになる日が来るでしょう。
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