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初めまして。

心理学科を卒業し、春からPSW取得を目的として新たに大学に編入予定の者です。
過去に臨床心理士を目指していましたが、院に入ることが叶わず断念していました。
そんな中、現職(福祉関係事務員)でPSWとして精神障がいの方々の社会復帰に関わっていきたいと考えるようになりました。

精神保健福祉士が療法や検査ができず、それが目的でないことは理解しています。
そのような中で、PSW有資格者が、学会等認定の療法や検査資格を取得して心理士として活動している現実はあるのでしょうか?

また、心理の世界にも様々な思想があると思いますがそれは精神保健福祉士として働く場合でも応用することはいいのでしょうか?

わかりにくい表現ではありますが、ご回答いただけると幸いです。

A 回答 (3件)

心理士で、元大学教員です。



精神保健福祉士の方が、心理療法や、心理検査を担当することは、資格の趣旨が違いますので、おそらく実際にはあり得ないのではないかと思いますし、もしそういう実態があればむしろ問題となるような気がします。

精神保健福祉士は、社会福祉士、介護福祉士とともに、あくまでも福祉の資格です。
社会福祉士が、福祉全分野を担うジェネリック・ソーシャル・ワーカーであるのに対して、精神保健福祉士は、精神障害者の保健・福祉に特化した、スペシャル・ソーシャル・ワーカーであるといえます。

臨床心理士の資格は、No.1の方も回答していらっしゃるように現時点では、国家資格ではありません野で、正式に保険診療の制度に位置づけはされていません。
ただ、実態として、精神科の医療機関で、心理検査を担当していますし、中にはカウンセリング、心理療法を担当していることも多いようです。

臨床心理士を始め、心理職の国家資格をつくろうという動きは、本格化しており、近い将来というのはちょっと難しい状況であるとは思いますが、さほど遠くない将来、実現するのではないかと思います。
動きが流動的ですので、現時点で見通しがどうだとか、どのように対応しておけばベストかという判断を示すのは難しいものがあります。

ネットで「心理職の国家資格化」といったキーワードで検索されますと、情報が出て来ます。
ただし、情報源は、後述の認定協会や、臨床心理士会、きちんとした学会(学術団体)などが出している情報をご覧になってください。

ただ、おそらく、心理職の国家資格ができたとしても、それは、「名称独占」資格で、資格を持っていないと「心理職」と名乗れないという性格のもので、資格を持っていない人が心理検査をしたり、心理療法やカウンセリングをすることを禁止するもの(「業務独占」の資格)にはならないと思われます。

臨床心理士以外にも、学会もしくは学会がいくつか集まってつくった連合機関が授与している心理関係の資格があります。
いずれも、必要な単位を取得していることなどが条件となっています。

すでに資格を持っている方には、国家資格が創設された際には、現職者に対する移行措置のようなものが採られることが期待されていますが、どの範囲の資格まで、どういう措置があるかは現時点では分かりません。

それから、No.1の方のご回答で、誤解を招く点が含まれていますので、恐縮ながら、訂正をさせていただきたいと思います。

まずは、「臨床心理士の資格要件が日々変わっています」という記述は、正しくありません。
おそらく、「筆が滑った」ということだと思いますが、「日々変わる」というほど頻繁に変更が行われている訳ではありません。

現在は、財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定した大学院臨床心理士養成コース(修士課程、専門職課程など)を修了することが大前提です。
認定協会のサイト(http://www.fjcbcp.or.jp/index.html)、とくに、「臨床心理士になるには?」をご覧ください。
ご存じかも知れませんが、第1種と、第2種とがあり、第1種認定の大学院では、修了したその年に受験ができます。
第2種の方は、修了後一定の臨床経験が必要です。

「心理の資格」の中には、「資格商法」のような怪しげなものも多々ありますので、上にも触れましたが、きちんとした学術団体などが主催しているもの、産業カウンセラーなどのように、歴史があり、公的機関がきちんとバックアップしているものなどがよろしいかと思います。

以上、ご参考まで。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答をありがとうございます。

欧米ほどではないですが、日本でもこれだけ心理職が注目されてきている中で国家資格化が本格的になるのを心から望んでいます。
臨床心理士以外にも、家族心理士や交流分析士などといった学会認定の資格があると思いますが、臨床心理士を取得せずそれらの資格のみで活躍されてる方はいらっしゃると解釈してよかったでしょうか。
また、精神保健福祉士と心理士は繋がるところはあるにしろ、専門とする分野は異なると思います。そのように立場の違う上で、PSWが◯◯心理士、◯◯カウンセラーといった資格を取得して役立てていくことは可能なのかどうか…

私は、PSWとして福祉の分野で専門的に働いていきたいと考えており、また興味関心のある方法論や理論に基づく心理の資格を取得したいと思っていますが可能でしょうか。

ここでも質問になってしまって申し訳ありません。

お礼日時:2013/01/23 10:36

No.2です。



早速御礼をいただき、ありがとうございます。

> 臨床心理士以外にも、家族心理士や交流分析士などといった学会認定の資格があると思いますが、臨床心理士を取得せずそれらの資格のみで活躍されてる方はいらっしゃると解釈してよかったでしょうか。

私自身、これらの資格の実態について詳細に承知している訳ではありませんが、かなりマイナーな資格とお考えになった方がよろしいのではないでしょうか。
臨床心理士も全体として見た場合に、まだ力量は必ずしも十分であるとは思いませんが、実際上、心理の資格の一つのスタンダードになっていると考えられます。
学校心理士、臨床発達心理士などがその次のクラス、さらに続いて、特別支援教育士などという位置づけではないでしょうか。

ところで、質問者様の文章を拝読していますと、本来であれば、きちんとした心理の資格を取って、心理プロパーの仕事をしたいというお気持ちがありありと現れているように思えてなりません。
余りよろしくない表現ですが、「未練たっぷり」という気がします。

大学院進学が適わなかったため、精神保健福祉士の資格取得、さらにはこの資格での就職をお考えになったと思いますが、ご質問文を拝読している限りでは、本来の目標である、心理の資格(できれば、臨床心理士がよろしいと思いますが)の取得を再度目指された方が、後々心残りや、後悔がないような気もします。
余計なことを申し上げたかも知れませんが、後半部分は、率直な感想を申し上げました。
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この回答へのお礼

ご返信ありがとうございます。

やはり臨床心理士がもっともスタンダードで、その世界ではひとつのステータスになっているんですね。
回答者様が仰った通り、未練…といいますか後悔はとてもしています。
変な話ですが…国家資格であるPSWを取得しておくことはマイナスにはならないと思うのでそれを軸に就職し、福祉・心理の現場を経験し、それから臨床心理士を取ろうとも思っています。
その場合、仕事も止めなければいけなかったり、学費がかかってきたり、問題は山のようにありますが。

この場で回答者様に心理の仕事をしたい様子がよくわかる、と言っていただいたおかげで色々再確認できた気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/23 16:26

 臨床心理士の資格要件が日々変わっていますので、現時点で少し誤った回答になるかもしれません。



 まず、臨床心理士は厚生(労働)省管轄の国家資格ではありません。したがって、医療機関の中で健康保険で実施する治療行為はできないことになっています。
 しかし、精神科の現在の治療には欠かせない職種になっているため、その国家資格化が要望されているところです。

 上記の現状を踏まえて、大学卒業して臨床心理士の資格を取るためには、受験資格を得て試験に合格することが絶対条件です。受験資格の中に大学院課程の修了は絶対条件ではないので、お尋ねのようにPSWの有資格者が学会党の認定の資格を取得することは可能ですが、学会などの認定の療法 もしくは 検査資格というものはないと理解しております。
 あくまでも、心理士としての資格を取得することによってカウンセリングなどの行為ができると考えるべきです。そして、現状で、資格を取得する可能性はあります。

 心理の世界の思想  については PSWとして応用することが可能であればかまいません。しかし、他の法律に触れるような行為は差し控えるべきでしょう。

 
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この回答へのお礼

早急な回答ありがとうございました。
この道に進むにあたって、参考にさせていただきます。
今後とも不明な点がありましたら、ご鞭撻いただけるとありがたいです。

お礼日時:2013/01/23 10:16

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