
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
No.1さんの回答と同じく、動き回るものをその状態で(動く状態で)電顕観察することはできません。
検体(なんだか詳しく書いてないのでよく分かりませんが、表現の仕方から細菌を観察しているのではないかと勝手に推測しました)を固定及び乾燥し、金属コーティングなどを施してから観察しますから、生存している状態を保つことはできません。
お持ちの顕微鏡では、おそらく対物レンズが×40まで装備されていて、×100のオイルレンズがついていないものなのでしょう。仮に標的が細菌の場合は、×100のオイルレンズでないと細かなところまでは観察できません。
動いているものの何を見てみたいのかにもよりますが、細菌の鞭毛などはたとえ×100対物レンズを装備していても光学顕微鏡では見えません。
動きを緩慢にして、じっくりとみてみたいというのなら、グリセロール水溶液に細胞を浮遊させるといいです。
水よりも粘性があるので、身動きがとりにくくなり、素早く動きません。
また、「振動するような動き」というのは、ブラウン運動のことを指していると推測されます。
水粒子の分子運動によって、微粒子が振るえているようにみえる現象です。
これは、乾燥してしまえばなくなるので、検体を固定・乾燥してから観察することで、じっくり見られますが生存状態ではなくなります。文面から、検体が生存している必要性はないと考えられますので、スライドグラスに検体を載せて乾燥、メタノール固定などして観察してみてはいかがですか?
No.1
- 回答日時:
まず、電子顕微鏡について
詳しくは他のサイトとかで見るとわかりますが、
http://www.cdb.riken.jp/cmg/touka1.html
こちらとか。
簡単に言うと、生きたままの細胞や生き物をそのまま観察することができません。
重金属で染めたり、真空状態に近いところにサンプルをおかなければならないなど
処理をしないと観察できないです。
これらの処理は、必然的に細胞や生物を殺してしまうので、ちこまか動くことは無いのです。
他の顕微鏡について、
もちろん、生きたままで観察できます。
その場合、倍率を上げれるほど、視野からすぐ居なくなったりするので
写真を撮るのも難しいですが、やれなくはありません。
ただ、やりやすいのは、細胞や生き物を、
出来るだけ形を変えずに「固定(殺すことですが)」する処理を行った後で
観察するという方法もあります。
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