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数日前の話になるのですが、4月4日の日経新聞マーケット総合面に「金のETFの残高が減っている」との記事がありました。

一般の投資信託の場合、「解約請求」と「買取請求」があり、解約請求の場合は運用資産が減少するが、買取請求の場合は買取者が新たな投資家になるので運用資産は減少しない。と理解しておりました。(もっとも一般投資家が買取請求をした場合、買い取った販売会社が即日解約請求をするのが一般的なので、実際はどちらにしても運用資産は減少する。)

しかし、ETF、J-REITは、株式と同様に市場で売買されるものであり、誰かが売却したとしても、別の誰かが購入しているのであり、残高は減少しないと理解しておりました。
(追加出資、払い戻し、増減資等が行われた場合を除く)

新聞記事によると長期運用している年金基金の資金が流出しているように読めるのですが、これにしても価格が下落するのは理解できるのですが残高が減少するのは理解できません。

機関投資家は、市場での売却ではなく、「解約」のような手法で売却しているのでしょうか。

A 回答 (3件)

No.1 です。



ETF は相対取引ではありません。「ETF の販売会社」との取引です。よって受益権総口数も増減します。

たとえば、日経平均連動ETF が存在したとします。これをすでに もっていた人が「今すぐ金が必要になった、いくらでもいいから買い取ってくれ」と注文を出します。一方、かいたい人は「日経平均の2倍の価格なら買ってやってもいい」と考えます。この場合、該当ETF が日経平均の2倍の価格になるか、というと、そうは なりません。このETF は、あくまで「ETF の販売会社」が「日経平均に連動するように操作している金融商品」です。よって、受益権総口数も増減します。

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ETFの流通市場においては、多くの場合、値付けを行っている指定参加者と呼ばれる証券会社が、一口あたりの純資産額に基づいて売りと買いの注文を出すこととなっており、一般の投資家が通常売買する単位の注文であれば、ほとんど問題なく取引が可能となっています。 また、日々公表される出来高には反映されませんが、ETFの発行市場において指定参加者が、連動対象指数の構成銘柄をもとにETFの設定(新規発行)や交換(償還)を行っており、一定口数以上の大口の取引にも対応することが可能となっています。 このように、ETFには、流通市場での指定参加者による値付けや、発行市場における設定・交換を通じた大口の取引など、流動性を高める仕組みが内包されており、過去の取引の結果としての出来高が少ないからといって、ETFの換金性が損なわれているという訳ではありません。
http://www.tse.or.jp/rules/etf/etfinfo/qa.html#t …
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この回答への補足

重ねてのご回答ありがとうございます。

ところで
>ETF は相対取引ではありません。「ETF の販売会社」との取引です。

相手が、「ETFの販売会社」なのであればこれを相対取引というのでは?

私はETFが相対取引だとは思っていませんでした。むしろ市場取引だと思っておりました。
すなわち、ETFは市場で他の投資家を相手に売買していると思っていました。

取引相手がETFの販売会社の相対取引なのでしょうか。(OTCではなくエクスチェンジですよね?)


当初の質問について、私なりに再度調べてみたところ答えが見つかりました。


(金の現物価格が下落していないのに)年金基金等の大口投資家が金ETF売りの大量注文を出したとします。
そうすると一時的に金ETFの価格は下落します。
すると、ETFを直接設定および解約する権利を有する「指定参加者」と呼ばれる証券会社が

(価格の下落した)金ETFの購入→金ETFの解約→現物市場での金売却というアービトラージ取引を行い。

収益を獲得するとともに、金ETF価格は金現物価格に収斂する。そして金ETFの受益権口数は減少する。

これが、日経新聞の記事の意味するところだったようです。

まさに「指定参加者」ならではのアービトラージ!!!

補足日時:2013/04/29 22:21
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No.1 です。

自己解決したようで よかったです。

私の記述した相対取引や市場取引のようごは間違っていました。申し訳ありません。無視してください。
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この回答へのお礼

何回もご回答いただき大変ありがとうございました。

お礼日時:2013/04/30 06:23

あなたの説明が理解できないので教えてほしいのですが。



それぞれのようごが どういう意味で、どういう計算で導き出されたものなのか、説明していただけますか? そうすれば返答できますので。
残高とは何ですか? 一般の辞書の残高ではないといっていますか? 私が千円を持っていて、500円のものを買えば、残高は500円ですよね。そうではないといっていますか?

この回答への補足

コメントいただき大変ありがとうございます。
質問日からだいぶ日がたってしまい、すでに新聞記事は手元にないのですが、
「受益権口数」だったと思います。
もしかしたら「純資産額」だったかもしれませんが、時価の変動以上に減少していますので、ここでは「受益権口数」としてご回答いただけると助かります。


ETF(「上場」投資信託)は、通常の「投資信託」とは異なり、解約ではなく、市場売買なのになぜ残高(受益権口数)が減少するのか?

というのが質問の趣旨です。

補足日時:2013/04/28 23:14
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