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マンションの近くに高圧の送電線があります。マンションの建物が東西に長く、送電線がマンションの東側を南北に走っています。そのためマンションの東側の端で送電線から水平距離で30m、西側の端で100mぐらいです。電磁場は距離に反比例して減っていくので西側の端なら100mあるからいいかと思っていました。

ただマンションはRC造なのでコンクリの中に鉄筋が入っています。東端の30mのところで送電線の電磁場を受信して、建物の構造を通って西側の端に伝わってくる事によって建物の西側に伝わってきやしないかと少し気になりました。

実際に電場や磁場はコンクリ内の鉄筋を伝わって遠くまで届くものでしょうか?

A 回答 (6件)

結論を先に書くと、してそういうことはありません。


以下はめんどくさい説明になりますが。

まずは専門家っぽくうるさく言えば、電磁波と電磁場とは少々違います。電磁場が波となって遠くへすっとんでいくのが電磁波です
送電線に流れる電流はごく低周波なので、電磁波は殆ど出ません。ただし電磁場は作ります。
で、この電磁場が有害かどうかと言うと、再び専門家に言わせれば問題無いということでおしまいでしょう。
しかし、気にする人は気にするのでしょう。

気にするとして、問題はマンションの鉄筋がマンション内の電磁場を強くするかということですね。
強くしないはずです。むしろ、弱くするはずです。
それは「遮蔽効果」です。

この説明をするには、電磁場と一言に言っても電場と磁場とに分けて考えないといけないのでちょっと面倒ですが次の通り。
まずは導体による遮蔽効果について。電場は、導体で囲んだ空間には殆ど侵入しません。これによりある程度の遮蔽効果がある。ただし、磁場の成分は、直流とか低周波の磁場は導体内に侵入します。高周波の磁場なら遮蔽されますが。

次に磁性体による遮蔽効果について。鉄筋は導体であるとともに、磁性体です。磁場は磁性体に囲まれた空間には侵入しません。鉄筋は隙間だらけだからある程度は侵入しますが、少なくとも増強は無い、減衰します。

たとえば、病院のMRI装置が置かれている部屋は、壁の中に導電対の板や、磁性体の板が入っています。これによって内部の磁場や電場や電磁波が外に漏れないように、逆に外から侵入しないようになっているのです。
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この回答へのお礼

ご解説ありがとうございます。電磁誘導のように鉄筋に電流が発生してそのせいで磁場が発生したりして結果的に電磁波が遠くまで伝わっちゃうんじゃないかと思ったんですが、導電体で囲むと逆に遮蔽されるというのは知りませんでした。

お礼日時:2013/05/19 17:25

>はっきりさせればいいんじゃないかと思いますね。


 徹底的に、膨大な研究がされてきました。それに関する膨大な論文をご覧になるとよいでしょう。
 それでも、はっきりしたことは分からないくらい数値に上がってこないという事です。

 放射線だって、全く同じで、大量に浴びたときの影響は数値ではっきりしていますが、量が少なくなると、実は結果として現れてこないのですよ。何シーベルトの放射線を浴びると、ガン発生率が0.1%上昇するというのは、大量に浴びたときの結果のグラフをそのまま少ないほうに伸ばして、誤差を見込んで何倍かした数値に過ぎないのですよ。実際には、微量の放射線を浴びると寿命が延びる結果も沢山報告されている。
 体内の活性酸素だって、本当は健康に欠かせないという報告も多く、細菌ではビタミンCなどは体に悪いという報告が沢山出てきている。
 ⇒覆る活性酸素悪玉説 | 日経サイエンス( http://www.nikkei-science.com/201306_060.html )

 そんなことより、明確に危険と分かっていること
・道路を歩けば高い確率で交通事故で死ぬ
・都会で暮らせば、肺がんの致死率が高くなる
・水泳に行くとおぼれる
 とかを、もっと心配して、天が落ちてくると心配する(杞憂( http://gogen-allguide.com/ki/kiyuu.html ))のは??ということ。
 
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この回答へのお礼

>何シーベルトの放射線を浴びると、ガン発生率が0.1%上昇するというのは、大量に浴びたときの結果のグラフをそのまま少ないほうに伸ばして、誤差を見込んで何倍かした数値に過ぎないのですよ。実際には、微量の放射線を浴びると寿命が延びる結果も沢山報告されている。

これは低線量被爆の問題だと思います。

低線量の外部被爆は問題ないという結論になっていると思います。
低線量の内部被爆はデータが無いはずです。

現に広島の原爆の放射線影響研究でも低線量内部被爆の長期追跡はストップが掛かってやられていません。専門的な部分だと思いますが、まだ分からないことがあるので決着が付いていないと理解しています。

お礼日時:2013/06/03 09:19

鉄筋がシールドの役割を果たすので、気にする必要はありません。



仮に伝わっても、人間に害はありません。
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この回答へのお礼

ご解説ありがとうございます。そのようですね。

お礼日時:2013/05/19 22:36

>携帯なんかはGHzなんで少し離れればあっという間に減衰してしまうのでは?


 周波数には関係ありません。!!!!
 距離の二乗に反比例して減衰します。
  とても簡単で、風船の直径が倍になればその表面積は4倍になります。3倍になれば9倍になります。

 電場が変化すると、必ずそれを打ち消す方向に磁場が発生します。それが電磁波でその変化の振動数には無関係に必ず発生します。波ですから、そのエネルギーは振動数に比例します。(波長に反比例)
 波長が長い波は回折しやすく回り込みやすいです。低い声で話すヒソヒソ声は隙間から漏れ聞こえるのに甲高い声は回り込まない。波長の短い電波は山やビル、水平線の影に届きませんが、波長の長い長波は水平線を回り込みます。
 かって(日清日露)、船舶通信「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」には長波が使われていました。それで短波はアマチュアが自由に使えた。アマチュア無線家が短波が電離層で反射して遠くまで届くことを発見したのだが、電波は取り上げられてしまった。ほんのわずかの周波数を除いて・・。

 まあ、送電線の発する極低周波の電磁波はそのエネルギーはごくごく小さいもので、携帯電話の発する電磁波の三千三百分の一でしょう。
 詳しくは
 ⇒人体への影響( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%A3%81% … )
 送電線の発がん性などについては、「可能性がある」以上ではありません。--多くの批判がありますが。怖いのは、携帯電話などの波長の短い電磁波です。上記に詳しく書いてある。

 まあ、杞憂と言ってもよいかと
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この回答へのお礼

ご解説ありがとうございます。電磁波って拡散するだけで距離減衰しないんですね。そもそも電磁波が人体に具体的にどういうメカニズムで悪さをするのかはわかっていませんが、確かに水分子の共振周波数を考えれば携帯の電波は近いけれど送電線の50Hzなんて関係ないし、杞憂だといわれればそれもそうなんでしょう。しかし放射線の低レベルの内部被爆問題と同じで長期間の蓄積を怠って来たのも事実で、はっきりさせればいいんじゃないかと思いますね。

お礼日時:2013/05/19 22:41

鉄筋コンクリート建物は電波(電磁波)が届きにくいでしょ。


シールドされてしまう。
ただ、あまりに波長が長いため、それほど効果はないでしょう。しかし、電磁波のエネルギーは波長に反比例(振動数に比例E = hν)しますから、室内にあるテレビや携帯電話、無線LANのほうがはるかに怖いですね。暖房機の赤外線はもっと短い、可視光線はさらに・・)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。携帯なんかはGHzなんで少し離れればあっという間に減衰してしまうのでは?

お礼日時:2013/05/19 16:58

学校の物理で勉強したと思います。

電界や磁界のなかに導体があれば必ず誘導など物理的な作用が発生します。

 念の為申し添えますが送電線の電界よりマンション自室の電線からの影響は電圧は低くても距離が短いので桁違いの強さになりますので至急転居されることをお薦めします。転居先は難しいですよ、人跡未踏の山中や絶海の孤島でも電波として電磁波が飛び交っていますし、太陽の光も電磁波の類だということは勉強しましたよね。それと、携帯は使っていないですよね、脳の真横から電波が出ていますので。あと電子レンジ、IHヒーター、蛍光灯、パソコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機なども電磁波を出します。出さないのは懐中電灯かな。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。そうですね。現代的な生活はしないほうがいいですね。

お礼日時:2013/05/19 16:58

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