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デフレ脱却と消費増税の判断材料とされる物価の指標について質問です。

「食料品を除いた“コア指数”」では、輸入に依存しているエネルギーの価格などが物価上昇の判断に影響を与えてしまう問題があるそうで、米国をはじめ多くの国々で一般的とされている「エネルギーや食料品を除いた“コアコア指数“」を日本でも採用するという報道をロイターが7月9日に報じたと思うのですが、7月11日の金融政策決定会合後の記者会見で黒田日銀総裁が、これまで通りの「食料品を除いた“コア指数”」で判断するという内容の発言をNQNが報じていました。

どちらの指標で物価上昇を判断するのか非常に気になります。


2013/7/9 〔焦点〕政府のデフレ脱却判断、「コアコアCPI」採用へ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE968 …

2013/7/11 日銀総裁、CPI「『生鮮除く』が適当」 コアコア指数「全体を含まない」
http://www.nikkei.com/markets/features/12.aspx?g …

A 回答 (2件)

はっきり言います。

コアコアCPIです。朝日新聞の大好きな言葉で言うとグローバルスタンダードはコアコアCPIです。
コアCPI(別名、日本式CPI)は別名からも分かるように日本オリジナルのものになります。世界で日本式CPIを使っているのはもちろん日本だけです。世界ではコアコアCPIの事をコアCPIと言います。
では、なぜ日銀は今まで日本式CPIを使ってきたというと日銀の方針に問題がありました。日銀はバブル崩壊後、中央銀行の独立性という名目で日銀法を改悪しました。そのせいで金融政策の方針まで日銀が決定できる状態になり(普通は手段の独立が普通)政策方針が『引き締めは早く、緩和は遅く』という間違った金融政策の方針を打ち出しました。その政策方針を進めやすくするために日本式CPIを使ってきました。だけど本当のデフレ対策をしたいのなら、変動の大きいエネルギー価格を含む日本式CPIよりコアコアCPIの方がきちんとできます。ですが黒田総裁がそのようにおっしゃられているのら、コアCPIを使う可能性が高いのではないのでしょうか。ただ政府がコアコアCPIを採用する様子なので日銀もコアコアCPIを使い可能性もなきにしてあらずです。
なのでこれからの日銀の動向を見ていく必要があると思います。
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この回答へのお礼

非常に詳細な解説ありがとうございます。
なるほど、日銀と政府の基準が異なる恐れがあるのですね。

麻生さんも増税に前のめりな様子にみえるので、増税を実施するために都合のよい指標を用いるのではないかとも勘ぐってしまいます。

何れにしても、国民がよくよく注視しなければなりませんね。

お礼日時:2013/07/28 01:51

そこは政治ということなのでしょう。


どちらの指標も用途によって良し悪しがあると思われ、政府としてデフレ脱却の達成として適しているのはコアコアであることは間違いないと思います。単純に物価動向を注視するのにはコアコアCPIは不向きであり、日銀の立場から考えればリンク先のような見解になるのも当然といえば当然と思います。
ただ安倍政権の掲げるデフレ脱却では単に物価上昇を目的としているわけではないことやアベノミクスには麻生元総理の意向も強く影響しているので、安倍内閣としてはコアコアCPIを元にして消費税増税を議論するという方向になるのではないでしょうか。


(なんか昨今はおかしな事になっていて、政府など政治サイドはどちらかと言うと経済のために消費税増税には慎重であるべきで抑制的であるのに対して、マスコミやエコノミストなどが消費税増税に前のめりで推進しているという図式になっています。どうも財界(特に金融関連)が消費税増税を推進しており、その分で法人税減税をすべきという目論見があるようです。つまりは法人税減税分の穴埋めを消費税増税で行なうという方向に持って行きたいということのようです。)
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この回答へのお礼

たいへん丁寧な解説ありがとうございます。
麻生さんも増税に前のめりな様子なので気になりますね。

資本主義下の財界は政府や民意よりずっと強いのかもしれせん。
なんとなく東インド会社が浮かびました。

お礼日時:2013/07/28 01:46

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