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~数十万円は長時間聞いたことがないのでわかりませんが、~数万円の単体スピーカーは低音が体に響くというか不自然に強調されている感じがして長時間聞いていると疲れます。
ラジカセは今はあまり売れてないと思いますが、テレビのスピーカーや、たくさん売れている自動車の標準装備のやつはラジカセと非常に似通った音がします。長時間聞いていても疲れません。
たくさん製造されて一番売れているってことはあれがスピーカーの理想形ってことでしょうか?
なぜ比較的値段の高いスピーカーは不自然に低音を持ち上げてるんでしょうか?教えてください。

A 回答 (4件)

はじめまして♪



テレビやカーラジオ、ラジカセなど、確かに「聴き疲れ」する事は、あまり在りませんね。
これは、再生帯域を欲張らず、無理の無い再生を行なっているから、という側面もあります。

また、ラジオ用のスピーカー特性と言う規格が旧JISに制定されていて、人の聴感特性と日本語の聴き取り易さ、などから選定されたとも言われます。

この規格を元にして、再生帯域を広げ、放送局規格が作られて、それに基づいた音楽用にも適した、という物があります。
最も有名なのが昔のダイヤトーン、16センチのフルレンジスピーカーユニット、P610(リンク先はその原器)
http://audio-heritage.jp/DIATONE/unit/p-62f.html

20センチサイズはPioneerのPE-20
http://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/unit/ …

これらは、主に狭い帯域の範囲の質を確保した上で、低域側、高域側を拡大したと言う製品でした。

数万円程度までの価格帯に存在するスピーカー、たしかに低域感をかなり誇張した音造り、と言う者が存在します。そういう製品も良く売れるんですから、企業は造り続けます。

まず、店頭効果が良い事、殆どの人が経験する、質よりも低音感の迫力を求めると言う人には、特に良く売れますね。

現実的には、そこそこシッカリした音量を出せれば良いのですが、通常はかなり小さめの音量。
この状態ですと、人間の聴感特性として、低音域が感じにくく成ります。
其の時の状態に合わせて、低域を強調したスピーカーが多く成って来ています。

昔は、アンプ側に「ラウドネススイッチ」等が備わっていて、小音量時に低音や一部の高音が聴き取りにくく成るのを、有る程度補正する、という仕掛けが多く存在しました、しかし、近年はアンプ側のコントロールを利用しな方向も多く、余分な下位rを排除してこう音質を、なんて表現しますが単に企業側のコストダウンと手抜きとすら言える、コントロール機能を持たないアンプまで出て来ているのですから、スピーカー側で特徴付けた者を選択すると言うケースも有意義な場合は在るのですね。

其の意味では、「スピーカーは不自然に低音を持ち上げてるんでしょうか?」
全くおっしゃる通り、かなり極端な製品も存在します。

このため、良識有る製品では、低域の誇張を行なう「バスレフダクト」に、スポンジ等の調整素材を付属させる製品も在ります。

バスレフは、特定の低域周波数を誇張するのには非常に適した手法です。誇張感が少なく自然な感じで低域の再生拡大を行なうのは、実際にはとても難しい、計算や測定だけでは無く、実際にカットアンドトライで、人間が試聴して違和感が少ない範囲に調整するのは、時間も手間もかかるため、かなり高額な製品でなければそこまで徹底したチューニングは行なわれません、通常は試作機の測定結果で、多少手を加えて生産、というのが実情ですね。

ラジカセやテレビやカーオーディオでも、このような手法で、他とは違う音、と言う方向で造られているモノは存在します、徹底的に簡素な場合は「無理の無い範囲で、それなりの帯域を素直に出すだけ」ですが、手を加え出すと効果が違和感に繋がってしまうケースはあるようです。
手を加えるなら、徹底的に、、、と言う事に成れば、非常に高価に成ってしまう。


全てのスピーカーが、低域に誇張感を持たせた演出を行なっている訳では在りません。
でも、そういう素直で良い音が出るスピーカーって、店頭効果は低く、販売数量は多くを期待出来ないため、比較的マイナーな製品とすら言えますね。

それでも、一部の人にはしっかりと支持されていますので、機種数は少なくとも存在しています。

あと、家庭用のオーディオと言う分野では、スピーカーの置き方で低音の量感や質感を中心に、かなり聞こえ方、感じ方? 音の印象が変わって来ます。
低域が多いな、と思ったら、床や壁から離し、バスレフダクトにスポンジやタオル等を詰めてみる、と言う事で。
逆に、低域が少ないな、と言う場合は、床や壁の反射を多く成るように工夫して設置、という事で、ユーザー側のチューニング手段が存在しますね。
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良いスピーカーと比べれば正解はその逆です。


本来CDなどに入っている音が出ているだけです。
ラジカセなどのスピーカーはその音が出ないだけです。
また、細かな音まで表現できるため音の情報・周波数が多く脳が疲れやすくなります。
音のメリハリを弱くし出てくる音の情報を減らし、低音と高音を絞れば長時間聴きやすい音になります。

一番分かるのは生と比較してみる事です。
ピアノやドラムなど生演奏と比べて音質や音圧の違和感が少ないほど音の圧力を感じると思います。
また、ヘッドフォンと聴き比べても分かりますが、ヘッドフォンで聴いた場合と同じ周波数の音がスピーカーから出れば体で感じる音(音圧など)はかなりものもになります。
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質問者様はどんな音楽をお聴きになるのでしょうか。


というのは、レコーディングの最終段階(ミックスダウン)においては、その音楽が聴かれるであろう状況を想定して音作りがされています。もちろんそれは時代背景にも依存します。
例えばラジカセ全盛時代の歌謡曲ならミックスダウンのときにラジカ(またはそれに近い機材)で良い音になるように音を作っています。最近だとiPod+ヘッドホン(イヤホン)何かでもチェックしていたりします。

つまり、最近の音楽はiPodやラジカセや標準カーオーディオのようなショボイ機材でも聴いた人が「良い音」と感じるように低音と高音が故意に持ちあげられている場合が多いです。いわゆる「ドンシャリ」です。
これを帯域の広い高級機材で聴くと低音が強調されたと感じられるのはごく自然なことです。

つまり不自然に低音を持ち上げているのは値段の高いスピーカーではなく、聴く音楽のソースに原因がある可能性が高いということです。
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高級スピーカーは「周波数特性が良い」ので、低音域をイコライザーなどで強調せずとも低音域も忠実に再生するだけと思いますけどね。



それに対して、ラジカセやテレビに内臓されてる安物のスピーカーは低音域の周波数特性が悪いので、このようなスピーカーで聴き慣れてしまうと低音域まで周波数特性の良い高級スピーカーは低音域を強調してるように聴こえるだけと思います。
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