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人間と他の霊長類との違いは何でしょうか?昔から例に出される「火を使う、道具を使う、言葉を使う」こと以外で何かありますか?
(「生物学」という考え方もあるかも知れませんが、とりあえず「哲学」のカテゴリに投稿してみました。)

私は、「性」の行動様式に違いがあるような気がするのですが、漠然としていて、説明が出来ません。

A 回答 (14件中11~14件)

>人間と他の霊長類との違いは何でしょうか?



違いの切り口は、いろいろあると思います。
一つの切り口として、マックス・シェーラーの古典から。
講義メモ程度しか、手元に残ってませんが‥

『マックス・シェーラー;宇宙における人間の地位』

《動物が外界に対処していく能力》
(一)本能‥生まれつき備わっている能力で、個体ではなく種属の特徴
(二)連合的記憶‥過去における体験をつなぎ合わせて、一つの新しい条件反射を構成する能力
(三)知能‥過去の経験をいくら結びつけても解決できない「創意・工夫の能力」

(二)と(三)の違いは、(二)は偶然だが(三)は偶然ではない。(三)はチンパンジーの実験によってわかった。「えらいチンパンジー」と技術家としてのみみられたエジソンとは、例え、それがどんなに大きいものであるにしても、程度の差しかない。

今日の機械的技術は人間しか使えないものである。数式を使えるということは、世界を抽象的に見ることができることである。それによって機械技術は生まれるからである。(水車は動物なら作れるかもしれない)機械技術は不安がある。人間の衝動を超えたものである。
動物は自然に合わせ、人間は、自分に自然を合わせる。

「知能」は生存に使える能力。「精神」は生存について考えるもの。
哲学・道徳・芸術は、人間と動物の区別の手段となる。

《参考》ニーチェが、生命衝動を精神よりも強調しているのに対し、シェーラーは、精神的活動を生命衝動よりも高く置いています。(シェーラーは生命衝動も肯定しているし、ニーチェが精神を否定しているのでもありません。どちらに、より重点を置いているかの違いです)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

「動物は自然に合わせ、人間は、自分に自然を合わせる。」……傲慢の一言ですね。反省しなければ。(T_T)

「知能」は生存に使える能力。「精神」は生存について考えるもの。……どちらも、人間より動物の方が優れているかも知れませんね。(*^_^*)

哲学・道徳・芸術は、人間と動物の区別の手段となる。……よく分かります。しかし、夕日を観て物思いに沈むチンパンジーも報告されているようですし、今の人間の姿を見ているとチンパンジーに道徳がないとは、自信を持って言えませんし、チンパンジーは、クレヨン持たせても絵を描かないのですかねぇ。

お礼日時:2014/02/14 22:31

No11です。


大きな間違いがありました。
誤解を招いてしまったので、再度回答します。

>「知能」は生存に使える能力。「精神」は生存について考えるもの。……どちらも、人間より動物の方が優れているかも知れませんね。(*^_^*)

「精神」は生存について考えるもの→「精神」は存在について考えるもの
「知能」は、動物と人間の間には程度の差であるが、存在について考える「精神」は、人間特有のものであるという意味です。「生存」と、抽象的な「存在」とは違うので‥
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございました。
『「精神」は生存について考えるもの→「精神」は存在について考えるもの』……よく分かりました。納得です。

お礼日時:2014/02/15 07:10

質問者様の書き込みで此処まで炙り出されるとは思いませんでした。



何か酷く他の方の回答で迷走して来ているので再々回答です。

人間の特異な行動と取れるものは、全て他の生物に見られる物ばかりなのは現在の生物学では常識です。

レベルの違いこそあれ、根本の理屈は同じです。

例えばキツツキフィンチの小枝の加工は、加工前の姿と加工後の構造を理解していなければ、不可能です。

ミツバチはダンスで視覚的・言語的に蜜の場所を表現しています。

これまで食料の分配は人間だけと思われていたら、シャチが行っていました。

複雑さのレベル以外には本質的には同じものです。

外部記憶に関しても蟻や犬のマーキングの領域を出ません。

人間はより長期化した記録に興味を持ちますが、ご存知の通り先の大戦の記憶さえ維持できません。

高度に発展し、進化していますが、根本は何も変わっていません。


人間が環境を支配しているという意見もありますが、このレベルのものはストロマトライトの時代に経験していますし、現在、温暖化か寒冷化かも理解出来ない時点でコントロールも何も有ったものではありませんし、そもそも物理学も終焉を迎えていませんし、医学も古代の祈祷から本質的には一歩も進歩していません。

抗癌剤が、風邪薬が、湿布薬が何故効いているのか、効かないのかを理解出来ていないのです。



・・・何が怖いかと言えば、人間が他と違うという考えが一番怖いのです。

全ての生物は一つの例外も無く環境に依存して生きています。

環境が変われば、生存の担保は誰もしてくれません。

百年前の人間の生活を多くの人間は知らないのです。

人間は世界をコントロール出来ると思っているのです。

自分もコントロール出来ないのに。


あの津波にも学べなかったのでしょうか・・・・
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この回答へのお礼

再々回答ありがとうございました。

「質問者様の書き込みで此処まで炙り出されるとは思いませんでした。」……私も同感です。こんなありふれた質問、せいぜい2~3件の回答だろうと思っていました。

「何か酷く他の方の回答で迷走して来ている」……私の頭脳レベルが低いので(T_T)仕方がないのですが、迷走を楽しんでいます。(*^_^*)

「人間の特異な行動と取れるものは、全て他の生物に見られる物ばかりなのは現在の生物学では常識です。複雑さのレベル以外には本質的には同じものです。」……人間を人間たらしめているのは、行動そのものではなく、行動の複雑さのレベルだけのことだということですね。

「・・・何が怖いかと言えば、人間が他と違うという考えが一番怖いのです。」……肝に銘じます。

「全ての生物は一つの例外も無く環境に依存して生きています。……自分もコントロール出来ないのに。」……そのとおりだと思います。

お礼日時:2014/02/15 07:09

こんにちは。


人間と他の霊長類との違いについて私は次のように考えます。
まずのどの形態が変化したことにより言葉の広汎な利用が可能になった。それとタイアップする形で「大脳新皮質の顕著な進化」と「より的確なコミュニケーションをとることによる社会的動物としての文化遺伝子的相乗効果」に弾みがかかり、それらに付随する中枢のレベルでの相乗効果の結果の総体として種々の人類に顕著な特性が発展してきている。「性」の行動様式の違いもその範疇に入るものだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

申し訳ありません。私の頭脳レベルでは、ご回答を理解できませんm(_ _)mが、他の方のご回答にもあったように、大脳新皮質の顕著な進化によるコミュニケーションの発達と多様化は、人間の特徴といえるかも知れませんね。
ただ、どうなのでしょうか?アリやミツバチのような昆虫でさえ、相当のコミュニケーションをとって疎通しているような気がしますし、生活の整然さは人間以上のような気がします。
他の霊長類についても、「コミュニケーション」を取り上げても、まだまだ解明されていない部分が多いのではないでしょうか?それこそ、「ソロモンの指輪」でも欲しいところですね。

お礼日時:2014/02/15 07:08

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