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 日本語を勉強中の中国人です。中国では、火葬する時に、故人の生前に愛用しているものもお棺に一緒に納めて、焼きます。日本も同じようです。また、中国では、故人に紙銭(紙で作ったあの世で使うお金)も時々燃やしております。日本でもこのようなことをよくするでしょうか。ちなみに、日本では、故人の服や布団とかも燃やしますか。中国では、だいたい死後35日目に燃やします。

 こういうものに火をつけて燃やし故人に届くという考え方はやはり万国共通なのでしょうか。故人に届くと日本の皆様は信じていらっしゃいますか。

 また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

日本では紙銭は通常見られません。



日本は供養時にも読経がメインで、故人を偲んでの飲み食いの宴会が主ではないでしょうか。

幼少時に邱永漢の西遊記で紙銭の話を不思議に思った記憶があります。


ただ御炊き上げ等の風習はありますので、届ける為に燃やすと言う感覚は日本にもあると思います。

違うのは日本では「天国ではお金は要らない」と言う感覚ではないでしょうか。

しかし火で燃やす事が万国共通かと言われると、それはどうかと思います。

葬儀の作法は民族・国家・一族で違う筈ですので、一概には言えないのではないでしょうか。


質問者様の日本語は、ヘタな日本人よりも達者なのではないでしょうか?

日本人としては同胞の恥を見せ付けられる思いです。
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この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。「天国ではお金は要らない」という感覚でしょうか。大変参考になりました。勉強、がんばります。

お礼日時:2014/02/17 22:41

日本には紙銭の風習はありません。


昔は「三途の川の渡り銭」として、銭6文をお棺に入れたとか、古墓の発掘で出てくるようですが、明治以降は廃れた風習のようです。
土葬の頃には、故人愛用の飯茶碗などは、割って棺と共に埋納したようですが、今日では殆ど火葬しか行われないため、そうした風習も無くなりました。
火葬場によっては、不燃物の納棺を禁じても居ます。愛用品は形見分けとして近親者で分け合うか、仏壇の引き出しに仕舞っておくか、遺族の考え次第のようです。被服類も形見分けの対象で、棺に収めるものは肌着とか、竹や木のステッキなどに限られると思います。
灯明や線香・抹香などは、故人の霊を慰めると考えられますが、燃焼物が故人に届くとは考えません。
お盆の「迎え火」「送り火」は、文字通り、お迎えとお送りのための焚き火です。

質問文は、今時の日本の若者よりも遙かに優れています。
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この回答へのお礼

ご親切に教えていただきありがとうございます。いろいろとてもよい勉強となりました。

お礼日時:2014/02/17 23:10

”中国では、故人に紙銭(紙で作ったあの世で使うお金)も時々燃やしております。


 日本でもこのようなことをよくするでしょうか”
    ↑
紙銭というのは日本ではやらないですね。
その代わり、昔は、口中に硬貨を入れる、という
風習がありました。
これは三途の川の渡し賃です。


”日本では、故人の服や布団とかも燃やしますか”
    ↑
そういう風習は無いと思います。


”火をつけて燃やし故人に届くという考え方はやはり万国共通なのでしょうか”
     ↑
中国だけじゃないですか。
中国はご存知のように「天」思想というものがあります。
紙銭などは燃やせば舞い上がって天に届く、という
考え方ではないですか。
この点、あまり自信はありませんが。


”故人に届くと日本の皆様は信じていらっしゃいますか。”
     ↑
全く、全然信じておりません。

尚、紙銭とかは死ぬ人に対する賄賂だ、という話を聞いた
ことがありますが、本当でしょうか。
中国は道教の影響で、先祖と神が渾然一体となっており、
紙銭は、そういう先祖神に対する賄賂である、という
のです。
だから、燃やすのは紙銭だけではなく、携帯の絵とか
キレイな女性の絵なども一緒に燃やすのだ、という
のです。
いかにも中国らしいと思っておりますがどうでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。紙銭までも世界有名な賄賂の話とかかわる解読に唖然としました。本物を燃やすのはもったいないし不可能だし、この世のものあの世で使えないし、かわりに絵を燃やします。時計やベルトやiPadや家もいろいろあります。いずれにしても、故人に届けてほしくてあの世で使ってほしいためです。

お礼日時:2014/02/17 23:05

火葬する時にお金を入れるというのは、日本でもあります。


日本では「あの世で使う為」というよりも、死者が「三途の川」(あの世とこの世を隔てる川)を渡る為の駄賃として棺に「六文銭」(昔のお金で、今は使われていません)を入れます。
ただ、硬貨が燃え残るとか、そもそも現代ではお金を燃やすのは犯罪?だとかで、現代ではこの「六文銭」を印刷した葬儀用の紙を入れて燃やすみたいです。

こういったことを多くの日本人が本気で信じているのか、そもそもその意味をちゃんと考えてやっているのか・・・は、かなり怪しいですね。「慣習」とかただの「儀礼」としてやっているケースが大半だと思います。

万国のことは、日本人にはわかりませんね・・・。


ちなみに日本でも、「神道」においては死者の世界は地下世界(しかも好ましくない世界)にあると考えられているので、少なくとも日本古来の民俗信仰である「神道」では、「燃やして天に昇る」というポジティブな考え方は無いのかもしれません。たぶんこれは、大陸から来た考え方なのでしょうね。



 >故人に紙銭も時々燃やしております。
は不自然ですね。そもそも「○○に、見せる」「○○に、ささげる」等と異なり、「○○(人)に、燃やす」という表現があまり自然ではないのかもしれません。「○○に対して、燃やす」とか「○○に向けて、燃やす」ならまだ自然。でもこの場合は前後の文から「故人に」自体を省くのが一番自然かもしれませんね。

「生前に愛用」「納める」「故人に届く」といった、なかなかネイティブじゃないと知らないような表現をとても的確に使っていると思いますよ。
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この回答へのお礼

ご親切に教えていただきありがとうございます。興味深く拝見しました。いろいろとても参考になりました。質問文にも貴重なアドバイスをくださり心から感謝いたします。今後気をつけます。がんばります。

お礼日時:2014/02/17 22:35

>故人に届くという考え方



実体はそうではないですね。ただ単に故人のものを処分したいだけですね。
ただ処分した後、不幸(事故に遭うとか、病気になるとか)があった時、
「処分したからだ」と言われないためにお寺か神社に拝んでもらって燃やすのです。

火葬するときに故人のもの、好きなモノを入れるのはやりますね。
燃えないものや危険だからと結構制限されますけどね。
土葬の時は危険も何もないですから、入れ放題入れましたね。

紙銭もあります。燃やさずに仏壇にお供えしますね。

質問文は自然な日本語ですね。言われなければ中国人とはわからないです。
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この回答へのお礼

ご親切に教えていただきありがとうございます。単に処分したいなら、捨てると思います。例えば、故人のカルテとか。あの世でもこの辛い病気になりつづけてほしくないので、燃やさないで捨てます。中国人にとって、燃やすのはやはり故人に届いてほしい気持ちがあります。ただ根拠のない迷信だとわかっていますが、みんなそうするし、本当に届いて欲しいし、無力感を覚えて火を眺めながら、脳は信じなくても心は信じるようになりました。いろいろとても参考になりました。

お礼日時:2014/02/17 22:25

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