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日本語を勉強中の中国人です。「ご配慮をよろしくお願いします」という言葉の使い方を教えていただけないでしょうか。これは普通どんなシチュエーションで使う言葉なのでしょうか。

また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

「ご配慮をよろしくお願いします」 は 例えば 仕事で何か失敗した 同僚や仲間をかばうために上司に対して 「頑張ってやった結果の事ですので、ご配慮のほど、よろしくお願い致します」 と言います。



かばってくれる同僚や仲間がいるということは、かばわれる人が いい人だ、という事ですし、上司もそのように判断するかもしれません。(しないかもしれないですが。。)

万引きをした自分の子供の処分について 親がその店におもむき、「ご配慮のほど、よろしくお願い致します」 という場合もあるかもしれません。

ここではどのようにご配慮して頂くかを、明確にしていませんが、大抵、日本では 「善処」 「お構いなし」 「穏便に」 といった意味が 「不文律」 としてありますので 「ご配慮」 でとどめています。
逆に具体的に表現すれば 相手に悪いイメージを与えてしまう(お願いしているのだが処分の方法を命令しているような感じになる。)
そのために具体的な表現を避け、「ご配慮のほど、よろしくお願い致します」 とします。
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この回答へのお礼

 ご親切に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2014/03/08 19:49

1.


まず、「ご配慮をよろしくお願いします」でも間違いではありませんが、どちらかというと目下に対する表現という印象を与えます。
敬意をもって、あるいは、丁寧に表現するのであれば、
「ご配慮のほど、よろしく [ お願いいたします / お願い申し上げます ] 」
「ご配慮を賜りますよう、よろしく [ お願いいたします / お願い申し上げます ] 」
「ご配慮いただきますよう、、よろしく [ お願いいたします / お願い申し上げます ] 」
「ご配慮いただければ幸いです」
などのほうが自然でしょうね。

2.
「配慮」は、「深く考えて気を配ること」という意味です。
何かの契約や約束をした場合などに、その契約や約束で決められたこと以外の点も、深く考えて気を配る。
そのようなシチュエーションで使われることが多いと思います。
たとえば、絶対に納期を守って欲しいような品物を注文したとき、
「当方としては○月○日にぜひ必要な品物ですので、納期に遅れが出ることのないよう、十分にご配慮のほど、よろしくお願い申し上げます 」
のように表現することがあります。
このように表現すると、通常以上に気を配って欲しい、という意味になるわけです。
ご参考までに、類似語との使い分けについても、下記辞書から抜粋しておきます。
[使い分け]
【1】「配慮」は、深く考えて気を配ること。
【2】「心配り」「心遣い」は、相手のために良いようにと、思いやりの心を働かすことをいう。
【3】「気遣い」は、「人に怪しまれる気遣いはない」のように、心配の意でも使う。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/2049/m0u/
ご質問文に不自然な箇所はありません。
   
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この回答へのお礼

 ご丁寧に教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。

お礼日時:2014/03/08 19:39

   自分でやりたくない仕事を人に押し付ける時使います。

僕は「ご自分でどうぞ」と答えます。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。とても厳しいですね^^。参考になりました。

お礼日時:2014/03/08 19:30

 なにかちょっと難しいことやあつかましい(ずうずうしい)ことを、はっきり書かずにお願いする場合に使います。



 「言わないですが、こちらの事情をわかってください」という、とても日本人的な「以心伝心」の感覚を表す言葉です。外国のかたには難しい感覚だと言われています。

 ただ、ふつう配慮を求める場合、「お願いします」ではなくて「お願い申し上げます」のような、もっと丁寧な言葉を使うと思います。

 例えば、日本では要求をハッキリ書くと、かえって怒られたりして逆効果になる場合があります。

 相手が怒らないように、「そちらで考えて、こちらに都合がいいように実行してください」という願いを伝えるための、曖昧な言葉の1つです。

 「お返事を見たうえで、10日以内に役所に届けをださなければなりません。こちらの準備の都合もありますので、ご配慮をよろしくお願い申し上げます」のように。

 「5~6日以内に返事を投函しろ」とは書かないのですが、だいたい相手にはその気持ちが伝わることになっています。相手がまともな日本人ならば。

 無理は承知でなんとかお願いしたい時は、「特段のご配慮を賜りますようお願い申し上げます」などと、とても丁寧に書きます。そう書かれると、4日くらいで投函してあげたくなります、日本人なら。

 似た使い方をするものとして、「ご賢察をお願い申し上げます」という言葉もあります。

 ずばり、意味は「そちらの賢い頭脳を使って考えて、こちらの事情を察してください。賢いのだから、こちらの事情はわかって、『しかたないなぁ』と思ってくれるでしょ、思って下さい」という意味です。賢察という言葉はむしろ中国語ですか?

 日本語、がんばって下さい。
 
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。ご説明は大変わかりやすいです。外国人の私にとってニュアンスを理解するのにとても助かりました。ちなみに、「賢察」は中国語で「明察」(「聡明の明)と言います。

お礼日時:2014/03/08 19:28

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