一回も披露したことのない豆知識

“ヒトのゲノム(染色体数23本)の総塩基対数は、約30億である。ゲノム全体で塩基組成に違いがないとした場合、1000塩基対分のDNAの重さ(g)はどれくらいになるとされるか。【1個の体細胞のDNA量は、人の肝臓の場合約6.0×10^-12g】であることを参考に最も適切な数値を答えよ。”というのが問題文。

それに対して答えには、“ヒトの体細胞は46本の染色体を含み、DNA量はゲノムの2倍となっている。したがって、ヒトのゲノムに相当するDNA量は、6.0×^-12gの半分の3.0×10^-12gである。ヒトのゲノムは30億塩基対であることから、1000塩基対のDNA量は、1×10^-18g”とあるんです。

(1)ゲノムと体細胞の染色体数が何故違うんでしょうか。

(2)解説の、“DNA量はゲノムの2倍になる”(何故染色体数がゲノムと体細胞で異なるのは分からないんですが)という部分はなんとなく分かります。でも、何で“したがって、ヒトのゲノムに相当するDNA量は、~(解説)”に繋がるのかがさっぱりです。
DNA量が半分になる理由も分かりません。

ご回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

>(1)ゲノムと体細胞の染色体数が何故違うんでしょうか。



私たちの体細胞(染色体46本)は、
お父さんの生殖細胞からのゲノム(染色体23本)と
お母さんの生殖細胞からのゲノム(染色体23本)が合わさってできています。

23本の染色体にひととおりの遺伝情報が含まれていて、これがゲノムという1つの単位になります。
ヒトは23本の染色体を2組もった生き物で(=2倍体)、対になる染色体のことを相同染色体といいます。



(2)については、問題を以下のように読み替えると分かりやすいと思います。

○1ゲノムあたりの総塩基対数は、約30億塩基対。

○1個の体細胞にはゲノム2つ分が入っている。
=1コの体細胞の総塩基対数は、約30億塩基対 x2 = 約60億塩基対

○1個の体細胞のDNA量は、人の肝臓の場合約6.0×10^-12g
=約60億塩基対のDNA量は約6.0×10^-12g

問題:1000塩基対分のDNAの重さ(g)は?
=60億億塩基対:1000塩基対=6.0×10^-12g:Xグラム
これを計算すると
1000塩基対=6.0×10^-18g

これではどうですか?
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この回答へのお礼

お返事遅れて申し訳ありません。
とても詳しいご回答ありがとうございました!
凄く分かりやすかったです。
勝手ながらベストアンサーに選ばせていただきましたので、ご了承下さい。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2014/04/20 05:42

「ゲノム」とは何かを確認してください.

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この回答へのお礼

お返事遅くなってしまい、申し訳ありません。
ご回答ありがとうございました。
ゲノムについてはここで質問させてもらう以前から、教科書や資料集、ネットでも調べていたんですが、分かるようで分からないというように曖昧で……。
春休みも明けましたので、生物担当者に質問に行ってスッキリさせようと思います。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2014/04/10 20:30

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