
こんにちわ!
突然ですが、1本のソフトに対する原価率がどのようになっているか知りたくご質問させていただきました。
飲食業の場合、基本的3:3:3:1の比率が基本でありますが、
IT企業の場合どのようになるのでしょうか?
基本的に費用としてかかるのは
人件費
光熱費
その他諸経費(ライセンス費用等もすべて含む)
となると思います。
飲食の場合、会社の取り分?は先ほどの比率より1割程度になりますが、IT企業の場合どの程度とるものでしょうか?
例えば、
年間12本売れるソフトを月30万で4人雇って作成した場合。
人件費:30万×4人×12ヶ月=1440万
ライセンス等:0円
光熱費+諸経費:260万
経費合計:1440+260=1700万
この条件でソフト一本辺りいくらで売ればよいでしょうか?
やはり原価率等の相場は決まってなく、取れるところからはガッツリ取る感じでしょうか?
ご回答のほどお願いいたします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
No.1です。
人月での計算では粗利3割はとると普通考えます。
ですから、30万の月給で動くPGは、人月40万は稼いでもらうことになります。
ただ、これがエンドユーザー直受けの場合、1社なり2社はいっている受注の場合で当然異なります。
微妙な点は簡単にお答えできません。
ところが利益率は実は仕事の質で大きく変わります。
出来上がってから、頼んだものと違うとかこんなつもりでなかった、ともめることがたまにあります。
これは管理者がうまく先方とコミュニケーションをとって進めなかったせいです。
責任は開発側にあります。
でも、再度やりなおしなどになると人件費がかかりますのでやや泣き言をのべて交渉をしなければならず、このときに現場でなく役員の出番になります。
こんな場合は利益率ゼロかあるいはマイナスになっているかもしれません。
受注開発でもライブラリやフレームワークを使うことがあり、会社のソフト資産を使う場合には契約書に権利の限定を記載します。
作ったものの再販を禁止するのです。
これをやると、上のような先方との合意ミスでトラブルという確率は少なくなりますので利益率は上がります。
なぜなら、作り上げる前にプロトタイプでプレゼンを見せて合意してもらうことができるからです。
次にパッケージソフトの考え方です。
パッケージソフトの利益率は、ソフトを供給する手段としてかかるものが固定原価になります。
DVDの媒体料金だとか焼きこむ費用、マニュアルの印刷費、パッケージングの手間がそれにあたります。
これらは、パッケージ1セットにつき大体共通に固定でかかるお金になります。
仮にそれに2000円かけて、1万のソフトだとしましょうか。
これが1000セット売れた場合は
開発費÷1000 が1セットあたりのソフト原価になり、これと2000円を足したものが原価になります。
これを定価の1万で割ったものが原価率で、100からそれを引いたものが粗利率ということになります。
売れば売るほど利益率は上がります。5割を超したい、と普通考えます。
No.2
- 回答日時:
>>この条件でソフト一本辺りいくらで売ればよいでしょうか?
たぶん、販売したあとの無償提供的なサポート費用とか、最終的な利益をどれだけ見込むか、翌年以降、どれだけ売れるか?などで変わると思います。
前の回答にありますけど、ソフトウエアは、いちど完成したあとも、バージョンアップやサポートで人件費はかかりますけど、最初の開発費用よりはずっと少ないと思います。
なので、翌年からは、極端にいえば、DVDやマニュアルコピー代などの、会社からすればゼロ円のような費用で、売上が上がることになります。
これが、建設業などとは大きく違う点です。同じ間取り・設備のマンションをもう1つ建てるとき、設計費用はゼロに近づきますけど、建設費用はゼロになりませんからね。
来年は3本しか売れないか、12本売れるか、あるいは、年を追って、販売本数が増大するか、その見込みで変わるでしょう。
>>やはり原価率等の相場は決まってなく、取れるところからはガッツリ取る感じでしょうか?
うーん・・・、「取れるところからガッツリ取る」っていうパターンは、自社技術をしっかりと持っているIT企業だと思います。通常、そんな見積出すと、仕事は他社に奪われてしまうかもしれません。
ちなみに、日本のIT業界は、人材派遣(=人貸し業)を中心に発展してきています。つまりは、プログラミング技術などが金銭として評価されにくいんですね。
ですので、会社の利益率自体は、他国と比較すると、業界トップの巨大企業でも低いそうです。
>>飲食の場合、会社の取り分?は先ほどの比率より1割程度になりますが、IT企業の場合どの程度とるものでしょうか?
たぶん、企業ごとにかなり違うのではないでしょうか?会社が5割とるとしても、急速な市場拡大を狙っている企業であれば、その5割を設備投資などの先行投資につぎ込んでしまえば、「会社の取り分はゼロだよ」と言い張ることもできるかも?
たぶん、会社としては1割程度を狙っているんでしょうけど、変動要素が大きいように思いますね。大きな赤字を出す開発プロジェクトもちょくちょく見かけましたので・・・。
そういう意味において、IT企業が技術開発を無視し、人材派遣をメインにしがちなのは、開発と違い、リスクが少なくコンスタントな利益が見込める可能性が高いからといえますね。
No.1
- 回答日時:
まず、客先で開発をする場合の費用計算をご説明します。
プログラマは「人月」と言う単位で計算する習慣です。
ひとりの人間がひと月働いたら1人月というのです。
大体ひとつの会社では「うちはPGは1人月いくらです」と切り出します。
この話だと、Javaで10人を6か月協力させた場合60人月なのでいくら、という簡単な計算になります。
管理職側の費用は、直接ものをつくるわけではありませんのでその計算にはいれません。
チーム全員の人月総金額から償却するのです。
人月でとった全金額から各自の給料が出る仕組みです。
うまく効率的にチームを組み各自の作業分担をきれいにやれば効率的に仕事ができます。
そうすると儲けがでてきます。
これがメーカーなどに常駐して仕事をする場合です。
パッケージソフトの場合をご説明します。
ライブラリとかフレームワークという概念が出てきます。
簡単にいえば、どんな仕様のものが使っても同じ動きをする部分をそのたびに作るのは非効率です。
たとえばメール送信機能なんて、相手先、自分、タイトル、本文、添付ファイルを設定できたら送ると言う機能だけ。
一度つくったらおしまいでしょう。一度つくって、あちこちの仕様からこれを呼べばいいだけです。
あるいは、検索語を入れたら何かのデータベースを読んで一覧を表示し、個別クリックで明細画面が出る、なんていう機能は外側の形が同じです。
見るデータベースを切り替え、項目のデザインを替えるだけでいいはずです。
こういうものをソフト資産といい、一度作ったら原価なしで使いまわします。
一元管理しておけば、もし不具合がおきたときその部品だけ修正すればよいですし。
力のあるソフトハウスはこういうソフト資産をたくさんもっていて、容易に客先希望を実現できる技を持っています。
こういうライブラリやフレームワークを、自分で作らないやりかたもあります。
たとえば地図処理なんていうのはいまほとんどGoogleMapを部品にして使うことで優秀なことができますので一切作りません。
地図データの更新処理だけで何千万かかるかわかりませんから、無料のこの部品を使うわけです。
こういうやりかたで仕事をします。
したがって、原価は、ライブラリやフレームワークの場合それを開発したときの費用が減価償却するかたちで入ります。
ライセンスが必要ならそのライセンス料は原価です。
光熱費などは製品の原価にはしません。
それは間接費というものであり、固定費用として経費にします。
したがって、粗利から引き当てられることになります。
パッケージソフトはひとつちゃんとしたものを開発すれば、それが原本となって複製するだけです。
ですから、売るほど儲け率は上がってくることになります。
いくつ売るかという計画を営業的に立てます。
年間どのくらい売るという数字計画と開発費の(単純ではありませんが)割り算で価格を決めます。
あなたのおっしゃっている、年間12本しか売れないソフトを12か月かけて作るようなことはしません。
1か月で作って12か月売るのです。
これがITの原価の思想です。おわかりでしょうか。
とれるところからはガッツリとる、なんて、電通でもあるまいし普通のIT企業はやりません。
なるほど~
人月計算ですか~
人件費の出し方は確かにそうですよね。
人件費はご説明の通りとして、最初にご質問した通り、会社としての利益率はどの程度になるのでしょうか?
仕事の規模等にもよるとは思いますが、教えていただけると幸いです!
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