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たまたま、辞書をめくっていて、気が付いたことです。
「着替え」は「き”が”え」と読みますが、「着替える」は、「き”か”える」ですね。
名詞と動詞の違いにより、なぜ、”か”が濁ったり澄んだりするのですか?

A 回答 (6件)

どちらが言いやすいか、ですね、「きる」+「かえる」を「きかえる」と読もうが、「きる」+「かえ」を「きがえ」と読もうが、それは勝手。

敢えて言わせてもらえば、「きる」という動詞と「かえる」という動詞からなる複合動詞を、元のそれぞれの動詞をそのまま活かしたいので、濁らせずにくっつけた、とでも解釈しましょうか。名詞の「きがえ」は、元の動詞の意味から離れたもの、とでも。
私の地元―大阪では、「きがえる」ですけどもね。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
<元のそれぞれの動詞をそのまま活かしたいので>
そのままつないだ、ということですね。
私は関東ですが、「きかえる」は使ったことがない、です。

お礼日時:2014/06/01 08:42

着替える も 着替え も本当は両方とも キカエなのです。

しかし、キカエは発音しづらいですよね。だからキガエという言い方が生まれ、それが定着したのがキガエです。ですからどちらも当然両方ありというのが正解ですよ。辞書はそれに書いてあるから正しいというのは誤りです。編集者もTVに出演して言明していましたが、辞書は主張ではなく、飽く迄提案であるというのです。日本の辞書は誰も、どんな機関もそれを正しいと認定して出版したものではないのですよ。よくこれは辞書にこうあるからそれが正しいという議論がなされますが、それは議論にもならない愚論なのです。現に辞書によってその正否が異なっている場合が多く、それを沢山集めて多い方が正しいなんてのも愚の骨頂ですよね。ただ、スペイン語とフランス語は正否を判定する機関がちゃんとあり、その機関がこうしろと裁定を下しているので正否ははっきりしています。ただ、その機関の判定を守る義務はなさそうですがね(^_-)
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
1.キカエのみ
<発音しづらいです>
というのが分かりません。キカエルも、発音の難度は同じ、と思えるのですが。
2.私も辞書がすべて正しい、とは思っていません。しかし、私の狭い考えよりは、辞書の方が格段に正しい、と信頼しています。

お礼日時:2014/06/01 09:00

濁音化は複合名詞の標識です。


必ず濁音化するわけではありませんが、濁音化したものは複合名詞と言えます。
「のたれじぬ」は複合名詞「のたれじに」からの逆成語であることは明らかですね。
「まちぶせる」は、複合名詞「まちぶせ」からの逆成語です。
「きがえる」は「きがえ」からの逆成語になるので、正しくないのです。
相場が「さげどまる」というのは「さげどまり」からの逆成語です。
「値びきする」が正しく、「値びく」は正しくありません。
これは濁音化ではありませんが、
「窓を開けっぱなしにする」は正しい日本語です。
「窓を開けっぱなす」は「あけっぱなし」からの逆成語です。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
複合名詞では、濁音化が起きやすいのですね。
しかし、その複合名詞から、逆成された動詞のみ、そのまま濁音が継承されるのですね。

お礼日時:2014/06/01 10:44

「着替える」という動作語のままの名詞化はありません。

しいていえば「着せ替え」となります。これは活用語尾を残します。

ですから名詞化した「着換」「着替」は、もはや動作語ではなく、その服とは別の「着替えるために用意した服」を意味する名詞複合語であり熟語なので、本来は活用語尾は不用ですし、連濁して「きがえ」となりますが、実は半濁した「キカ゜エ」でもあるのです。

もっと触れるなら、そもそも「着替える」の方も、正確には単純に清音の「キカエル」だけではなくすでに半濁した「キカ゜エル」でもあります。
参照:「日本語発音アクセント辞典」NHK編

清音と半濁音、その連濁には幾通りかのバリエーションがありますが、「キガエ」の場合は特に次の要件が関わります。
1)和語は漢語より連濁が起きやすい。
2)撥音の直後は必ず連濁するが、長音の直後は連濁がケースバイケースであり、それ以外では起きても半濁に近い。
3)後の語が動作的でも、その前の語がその動作の対象となる語構成の場合は連濁は起きにくい。
「絵描(か)き」と「筆書(が)き」「横書(が)き」。「物取(と)り」と「横取(ど)り」など。
4)アクセントの型によって連濁のし易さが異なる。
「三回(カイ)」と「三階(ガイ)」や「感謝(シャ)」と「患者(ジャ)」
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
連濁が大きな役目をしているのですね。
名詞の着替えは、(単純に割り切りますが)連濁が働いて、かが濁ったのですね。
動詞である着替えるについては、難解ですね。これから、時間をかけて、理解しょう、と思います。
それにしても、我々は、実際の言語生活で、知らず知らずの間に、清・獨を(100%とは言えませんが)巧みに操っている、のですね。

お礼日時:2014/06/01 17:37

現実の生活で、いまだかって、「キカエ」「キカエル」は使ったことがありません。


「キガエ」であり「キガエル」しか小しません。
少なくとも「着替」については!、このパソコンでも「きかえる」で変換は「着かえる」、「きがえる」で変換は「着替える」でした、最も学習効果がありますから一概には・・・・。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
以前、テレビを見ていたら、落語家の鈴々舎馬桜が、素人の若い弟子に、”きがえ”で”きかえ”だよ、と注意していました。それをふと思い出し、辞書をめぐってみた次第です。
私は、きがえを持って行く、とか、きがえる、とか、両方とも濁った”か”を使っているようです。

お礼日時:2014/06/01 22:19

#4です。



>それにしても、我々は、実際の言語生活で、知らず知らずの間に、清・獨を(100%とは言えませんが)巧みに操っている、のですね。
 :
取り敢えずは連濁の方向から触れたのですが、もう少し踏み込むと別の事情も潜んでいることが分かります。
それは「ガ行鼻音」の扱いです。
半濁音という言葉で済まそうと思ったのですが、ご質問のきっかけが落語家の指導に関わっているようですので今少し正確にと…。

>動詞である着替えるについては、難解ですね。これから、時間をかけて、理解しょう、と思います。
 :
動詞「キカエル」を「キガエル」と発音する場合、動作ではない換えの衣服としての「キガエ」に逆に連れられて濁ったという側面を強調してみても、そもそも名詞「キガエ」の連濁現象自体が実は「キカ゜エ」と「鼻濁音」なのだという面を無視することはできません。そういう側面からして動詞がベタな濁音で構わないという思い込みにはズレがあります。

「キカエル」の頭音である「キ」が母音無声化させた発音では「(キ)カエル」と清音ですが、頭音「キ」が有声で発音する場合は「キカ゜エル」となって「カ」音が半濁というか、より正確には「ガ行鼻音」で発せられることになります。
そこで、頭音の母音無声化も、またカ行鼻音もどちらも発音できない地域の人の場合は、ベタな濁音入りで「キガエル」となることが普通であると感じられるでしょう。

今どきは放送局のMCあたりはもちろん、アナウンサーの中にさえマトモに「ガ行鼻音」や「鼻濁音」を遣えない向きが出現しているだけに、言葉の美しさを大切にする噺家の言葉に耳を傾ける方がいらっしゃることは大変心強い限りです。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/ …
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kakuk …
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この回答へのお礼

再度の回答ありがたいことです。
つい、きがえ・きがえる、の違いを、気楽に質問をしてしまいました。
しかし、深い無い内容なのですね。(もっとも、私にとっては、猫に小判、のようですが)
鼻濁音については、言葉だけは知っておりました。しかし、母音無声化は、初めて聞いたような言葉です。
<頭音「キ」が有声で発音する場合は>
カが、半濁音や、鼻音になるのですね。
難しく・興味深い現象ですね。

お礼日時:2014/06/02 10:36

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