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氷期が終わり、日本列島が形成された後、土器と磨製石器の使用が確認されている縄文時代と弥生時代を日本の新石器時代と呼んでもよいのでしょうか。それとも、明らかな農耕牧畜が確立されておらず金属器の使用もしていなかった縄文時代が、新石器時代の幕開けである、『磨製石器・土器・金属器・農耕牧畜』いった諸条件を十分満たしていないので、日本史においては新石器時代という区分をしないで、縄文時代、弥生時代という区分にしているのでしょうか。
それとも縄文時代が旧石器から新石器に至る中間的な時代で、水稲栽培と金属器の使用が確認されている弥生時代からを新石器時代としてもよいのでしょうか。

A 回答 (4件)

 お答えしますが、


前回の回答で「新石器時代」とは
・磨製石器を使い、農耕や牧畜を主な産業としている時代
ですから日本の弥生時代は新石器時代です。
 時を経ずに青銅器・鉄器が導入されるので新石器時代は
短いですね。
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>縄文時代が旧石器から新石器に至る中間的な時代で、水稲栽培と金属器の


使用が確認されている弥生時代からを新石器時代としてもよいのでしょうか。

 歴史学・考古学では縄文時代は「中石器時代」です。

世界史的には「旧石器時代」は打製石器と狩猟文化、「新石器時代」は磨製石器
と農耕・牧畜文化ですよね。ところが縄文時代は磨製石器と狩猟文化。ずっと昔
の聞き覚えですが、日本がそうだったのは大陸にくらべて降水量が多く温暖なの
で森林資源が豊富、農業開始を急がなくても暮らせたからとききなるほどと思い
ました。

 そんな所へ大陸・半島から既に権力構造をもった集団が稲作文化をもち列島に
定着、この稲作が百年ほどで青森まで広がったのですからやはり稲作は重要だった
のでしょうね。(僕は稲作の広がり=渡来人の支配の広がりではなくて在来の人々
が稲作を取り入れたのだと思っています)
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この回答へのお礼

縄文時代は、中石器時代というのですね。なるほどというネーミングですね。ところで、弥生時代は新石器時代ですか。

お礼日時:2014/06/04 00:08

No.1さんの素晴らしい回答の後で、お茶を濁す感もありますが、石器時代(旧石器時代)はともかく、新石器時代や中石器時代は場当たり的に導入された感じが、今となってはありますね。



ちなみに日本の石器は、10万年前~のものはジャワ原人や北京原人の親戚たちの遺跡です。我々に繋がる現人類の到来は4~2万年前くらいと言われていたはずです。

あと日本列島が形成されたのは500万年くらい前、つまり人類が猿と袂を別かしたころと言われています。
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この回答へのお礼

やはり、明確な時代区分は難しそうですね。

お礼日時:2014/06/04 00:28

>土器と磨製石器の使用が確認されている縄文時代と弥生時代を日本の新石器時代と呼んでもよいのでしょうか


よいかわるいかというのであれば、わるいというかダメです。
下記サイトをご参照ください。

時代区分01
www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~maizou/jidaikubun01.ht...
説明文の中に以下の説明があります。
○弥生時代は金属器が使われ始めた時代でもあります。青銅器は主に祭り(祭祀)の道具として、鉄器は実用の道具として利用されま した。弥生時代の後半には実用の道具は次第に石器から鉄器に移行していきました。

>新石器時代の幕開けである、『磨製石器・土器・金属器・農耕牧畜』いった諸条件を十分満たしていないので、日本史においては新石器時代という区分をしないで、縄文時代、弥生時代という区分にしているのでしょうか。
条件を満たしているとかいないとかという問題とは別次元の問題です。

新石器、旧石器、青銅器、鉄器などと使用されていた道具の材質や加工方法で先史時代を区分しようとしたのは、ヨーロッパ考古学の考え方です。
基本的には時代のずれはあっても、世界中どこでも同じ経過をたどるはずだ、という大前提に立っていた考え方です。
世界中で発掘調査が進められた結果、この前提に無理があることが分かってきました。
すでに明治時代に日本の先史時代の区分に道具の材質や加工方法の違いに頼る区分には無理があるということが分かっていました。
下記サイトを参照願います

日本考古学史上、 初めて科学的な方法、 研究姿勢によって ... - 明治大学
m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/7286/1/toshoka...

石器そのものの発達も地域によって異なっています。
こちらの地方では見られる加工技術が他の地方では見られないということも起きています。
農耕云々についても、何をもって農耕と考えるかは、地域によって異なります。
ヨーロッパのような農耕を持たない地域もあります。
道具の材質区分に拘る限り、いくら付帯条件を付けても、発掘調査が進めば進むほど無理が出てきます。

>それとも縄文時代が旧石器から新石器に至る中間的な時代で、水稲栽培と金属器の使用が確認されている弥生時代からを新石器時代としてもよいのでしょうか。
そもそも、縄文時代、弥生時代の時期の定義でももめているようです。
下記のサイトを参照ください

学術創成研究費 「弥生農耕の起源と東アジア」 時代区分と弥生文化の範囲 www.rekihaku.ac.jp/kenkyuu/katudoh/sousei/yayoinoukou/hokoku...

内田2011「日本考古学の時代区分」:第2考古学 2014:So-netブログ
2nd-archaeology.blog.so-net.ne.jp/2012-02-02

考古学の先生方の言う時代区分というのは本当にややこしいです。
傍から見ていると、統一見解というのものがあるのかないのかよくわかりません。
要は欧米がこのような定義を使っているから日本もそれに従わなくてはならない、という考え方そのものが成立しない世界です。
無理やり用語をつなぎ合わせたり関連付けたりすると混乱するだけです。

国際的な学会の交流では、地質時代を基準にしてなんとか凌いでいるようですが、この地質時代なる区分も何やらあやしくなってきているようです。
残るは放射線や同位元素ですかね~
人類の文化の発達の過程を区分するのに、天然自然現象を機械的に当てはめても、経過時間が分かるだけではどうにもならないのではないのでしょうか。

大学受験生はどうされているのでしょうかね~
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この回答へのお礼

ヨーロッパの時代区分を日本に当てはめようとすること自体が間違いなのですね。がしかし、誰か縄文と弥生時代の定義をしてくれる方が現れないでしょうか。
ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/04 00:31

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