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H26年4月よりCAD/CAM冠(ハイブリッドレジン)が小臼歯(4番5番)に保険適応になった、
とのことですが・・
出来る歯科の方が少ないのだろうと思います。

ダイレクトクラウンというのも気になっています。

CAD/CAM冠(ハイブリッドレジン)を使ってもらいたければ
出来る歯科を探してお願いするしかありませんよね。

詳しい方がいらっしゃいましたら最近の歯科事情を教えてください。

A 回答 (5件)

初めまして ,吉本歯科医院 吉本彰夫です.


医科では、普通の治療はほぼ保険で適応されます。
しかし、残念ながら歯科では、「普通の治療」ではなくあくまでも「最低限の治療」というレベルです。
http://www.8181118.com/director/2014/07/post-85. …

CAD/CAM冠(ハイブリッドレジン)とダイレクトクラウンについてですが、所詮レジン。つまりプラスチックです。奥歯では女性でも100キロ、男性だと200キロもの咬む力がかかると報告されています。例えばほとんどの歯が健全な歯であって1本の歯だけ治療した場合、おそらく何の材料のものであっても大きな問題はおきにくいと考えられます。
タイヤが何十本もあるトラックのタイヤが1本だけスペアタイヤである場合のイメージをしてみてください。おそらく無理な運転をしない限り大丈夫と考えられます。
しかし、ほとんどの歯をプラスチックの被せで治療した場合には何が起こると想像できますか?タイヤが何十本もあるトラックのタイヤほとんどがスペアタイヤのイメージをしてみてください。おそらく次々にパンクして半数もパンクすれば一気に崩れるのが容易にイメージできるのではないでしょうか? 治療を受けられる患者さんご自身の残っている歯の状況であったり年齢や咬む力であったり好きな食べ物というのも材質を決める場合に考慮が必要かもしれません。
http://www.8181118.com/director/2009/12/post-19. …


吉本歯科医院
吉本 彰夫
〒761-0113 香川県 高松市 屋島西町1968-9 パワーシティ屋島西側
http://www.8181118.com/
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#1、#3です。


「お礼」に対しての回答(解説)します。

> >小臼歯までなら現状でも保険で硬質レジン冠が入れられます。

あまりやられていないのは事実です。
実は次のような(裏)事情があります。
技工所に技工料として例えばクラウン1本いくらと契約してあります。
この中で健康保険適用のものは数もでるであろうと考えのもと、
ディスカウント(技工所間の金額での争い)の結果、
安くなっています(数の理論です)。
その分自費の分の技工料は上乗せしていあります。
歯科医院側から見れば、健康保険は金額が決まっていますが、
自費については自由に設定が可能なので、
技工所の高い料金でもその分上乗せ可能なので、
技工所との関連もあり、技工代をのんでいます。

ところが、硬質レジン冠に関してはもともとあまり出ないこともあり、
技工所側は健康保険対応のものでも、自費と同等の請求をされます。
実質的には、歯科医院側の持ち出しに近い金額になります。
(私のところの実態です。)
技工所が悪いというわけではありませんが、
これも数の理論になってしまいます。

> 多大な設備投資がかかるのに、これを保険適用にしようとする厚生省の意図がわかりかねますが
> 金属の使用を減らして医療費削減?

噂は色々とあります。
ただし当然噂のイキですので、詳しくは書けません。
「金属の使用を減らして医療費削減」これはありえません。
健康保険対応のCAD/CAM冠は金属製クラウンよりも
金属を使用しなくても保険点数は高いです。
なので、医療費削減にはなりません。

> ダイレクトクラウンについてもありがとうございます。
> 即日、というのは超多忙な方にはいいのかもしれませんね。

実は、 CAD/CAM冠のシステムを以前から有している歯科医院があります。
数は多くはありませんが。
そこでは印象(型取り)をレーザースキャナで行い、
すぐにミリングを開始します。
なので、ほぼ30分でCAD/CAM冠ができます。
もちろん健康保険対応ではありません。
(ただし健康保険対応の材料とは違うものを元々使用していました)。
ただCAD/CAM冠のシステム全体で、金額を考えれば、
ほとんどの歯科医院では手を出せません。
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この回答へのお礼

ここで質問させていただいてつくづくよかったと思う毎日です。
いろいろ質問サイトはありますが、
こちらでの回答が一番勉強になります。
本当にありがとうございます。

> >小臼歯までなら現状でも保険で硬質レジン冠が入れられます。

>あまりやられていないのは事実です。

えええ~やっぱりやってないのですね?!という感じです。
HJKが「保険であることも」「あまりやられていないことも」最近知ったことですが、
背景を伺ってびっくりです。

>実質的には、歯科医院側の持ち出しに近い金額になります。

これを知ってしまうと、患者としても無理が言い難いですね。
保険はシステム上も、コスト的にもルールはひとつ、だと思っていたのですが
どうやらいろいろな事情があるようですね。
ただ、患者としては、保険診療であれば統一でお願いしたいところではあります。

たいていの患者さんはかかりつけの歯科で用意のある材料の範囲で選ばれると思いますが
保険の材料ではどうしてできないのか説明を求められても難しいものがありますね。
先生のご苦労も少しわかったような気がします・・。

お礼日時:2014/07/02 16:24

#1です。


#2さんの回答を見まして一部追加を。

CAD/CAM冠の作成可能な歯科技工所の数ですが。
エリアにより差があるのかもしれません。
私の所は、本年の3月中にお付き合いしている歯科技工所さんが
CAD/CAMについて、対応可能なので、
という話があり、さっそく届出は済ましてあります。
それ以外にもダイレクトメールで2軒の歯科技工所からの案内も届きました。

都内であればそこそこ実施しているような気はしますが、
(ちなみに私は都内ではありません。)
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この回答へのお礼

地域性、、はもちろんあるような気がします。
都会は何でも先に展開されますよね。
(ちなみに私も都内ではなくむしろ田舎の方です)

>さっそく届出は済ましてあります。

ということは、これから使っていかれるご予定なのですね。
保険ですので、診療の対価としては厳しいものがあるかと思いますが
柔軟に対応下さる先生の歯科が羨ましいです。

>ダイレクトメールで2軒の歯科技工所からの案内も

これにはびっくりしました。
積極的に使おうと思っている先生であれば、宣伝にもなるということですね。

このサイトではいろいろと詳しい情報を伺えて勉強になります。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/30 10:28

歯科の治療物は歯科医が治療し、カタを取って、技工所が作成します。


つまり実施する歯医者が居るかどうか?
やりたい歯医者が居てもやってくれる技工所がなければ出来ないわけです。
一部技工所で始めたという情報はあります。だから探せばやってくれる歯医者も居るかもしれません。
うちの技工所は手を出せないというのでうちはやらないことにしました。出す技工所がないので出来ないといいます。

キャドカムは装置が高価で点数や安すぎる。しかも使用する材料が限られすぎていて、販売会社の一人勝ち。だから採算に合わないということで手を出さない技工所が多いわけです。
そんな事考えるならもっと収入がある自費の削り出しジルコニアクラウンがあるということです。しかも強度が全く違う。
技工所がないのだから歯医者も出来ないと言うのが現状。それにジルコニアの魅力は歯医者も同じですから。

小臼歯までなら現状でも保険で硬質レジン冠が入れられます。
うちでも安価で入れられるので、従来の保険冠で十分だと思いますよ。
壊れやすい欠点はありますけど、カバー出来るのは歯医者の腕というところですね。絶対ではありませんが。

ダイレクトクラウンは多分3Mの奴の事でしょうね。2-3万で即日入れられることを謳っています。
デモね、今の若い歯医者ってほとんど実習していないんですよ。少なくとも60歳以上でないと。
自分でろくに作ったこともない人間が一度や二度の研修で作れると思いますか?
はっきり言って無理です。私が参加して研修でもいい加減でした。
なので従来どおり型を取り、次回セットのやり方でやる医院をお勧めします。
また自院に技工士を雇っているところではその日のうちに出来ますが、技工士が直接患者の口の中で治療する行為は禁止されています。つまり技工士がいても直接やるのは実に違法性が高い。やはり型を取るべきでしょうね。
せめて半日が限度だと思います。

60歳以上で自分で出来る歯医者も少ないですがいる事はいます。そういうヒト、或いはめったイイない若い歯医者でできる人を探すしかないですね。
でも上手いか下手かは判りません。虫歯になりやすいかどうかですから、何ヶ月か経たなければ判別できないんです。
なかなか難しいところですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>やりたい歯医者が居てもやってくれる技工所がなければ出来ないわけです。

先生にとっても信頼のおける技工所さんでなければ仕事を出されないのだと思いますので
その両輪が合う必要があるわけですね。

ジルコニアは本当に使ってみたいですが今のところ手が出ません。
歯は一生ものなので思い切りたいのですが・・。

>小臼歯までなら現状でも保険で硬質レジン冠が入れられます。

実はこのことについて最近はじめて知りました。
以前のかかりつけで 5番の治療で
『銀歯(保険)or 白い歯が良いなら硬質レジン前装冠(自費)』
という2択しかなかったので、そんなものかと思っていました。

その先生の方針ではなかったのでしょうね。

今回いろいろ勉強させていただいたので、壊れやすい点などもわかった上で
レジン冠なども含めて相談したいと思います。

ダイレクトクラウンの詳細もありがとうございます。
なかなかこのような事情を伺えないので本当に勉強になりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/30 10:08

CAD/CAM冠に関しては、それを作成する歯科技工所の数の問題があります。


CAD/CAMの装置一式を有していなければいけないので、
どこの歯科技工所でも、対応できるわけではありません。

歯科医院側はこれまでに「ジャケット冠」というものを
健康保険でも自費でも作成したことがある歯科医院であれば、
形成(削ること)・印象(型を取ること)は可能です。
ただし厚生局という所に届出が必要になってきます。
なので、届出が済んでいて、対応可能な歯科医院はそこそこあるとは思います。

問題となる技工所側ですが、
歯科医院で取った印象をデジタルデータに変換して
コンピュータ上で冠を作成します。
この行程が「CAD」(Computer-Aided-Design)で、
その後ハイブリッドレジンを削りだす行程が「CAM」
(Computer-Aided Manufactureing)と呼ばれます。

こういった一連のシステムを合わせて「CAD/CAM」と呼ばれ、
下世話な話ですが、このシステム一式では
うん百万円はゆうに越えます。
こういった金額ですから、どこの歯科技工所でもおいそれと
手を出すわけにはいかないのが、現状です。

私が一番気になる点としては、次があります。
「CAD/CAM冠」はご存じの通り、ハイブリッドレジンのブロックを削りだして作成します。
つまり確かに歯冠色はしていますが、どこの部分をとっても同じ色です。
人間の歯は、均一な色ではなく、本来は先の方がより白く、
根元の方がやや黄色みを帯びています。
なのでCAD/CAM冠ではこれの再現が不可能なので、
なにか「単に白いだけ」という印象が残ってしまいます。

「ダイレクトクラウン」に関してはこの頃に出てきたシステムです。
即日にできるというメリットがありますが、
それ以外のメリットは私には感じられません。
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この回答へのお礼

いつもありがとうございます。

>厚生局という所に届出が必要になってきます。

とてもよく背景がわかり勉強になりました。

多大な設備投資がかかるのに、これを保険適用にしようとする厚生省の意図がわかりかねますが
金属の使用を減らして医療費削減?

悪くない材料であれば、患者の側にとっては保険で白い歯は朗報なのですが
教えて頂いた事情など伺うと
普及しないのかな、、という心配?もあります。

ダイレクトクラウンについてもありがとうございます。
即日、というのは超多忙な方にはいいのかもしれませんね。

お礼日時:2014/06/30 09:46

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