最近急に、やたらと燃料電池車(FCV)のニュースが増えていますが疑問があります。
日経BPオンラインで何度か記事を読みましたが、水素の扱いの難しさを経済的に解決できる見込みが立っているのか? ・・・ということです。
タクシーなどで以前から利用されているLPGは液化できる温度はマイナス40度くらいですが、水素の液化温度(沸点)はマイナス約250度と強烈に低く、ほとんど絶対零度です。またそのために、液化した状態を維持するには700気圧もの強烈な圧力を維持する必要があるそうです。
自動車に水素を利用するとなると、自動車本体、燃料給油、供給インフラの各々で、様々な利用状況を想定しながら膨大な数の管理が必要となると思いますが、これまで水素をエネルギーとした輸送機器はロケットとしかなかったと思います。
エネファームはありますが、これは住宅という不動産で、そのメリットとして常時供給される都市ガスを使えるため水素を貯蔵する必要がなく、燃料電池車(FCV)とは根本的に異なります。
私のイメージでは、水素エネルギー=原子力エネルギーに近く、大型の発電所や軍艦には使えても、何千万台が全世界あらゆるところを走る自動車では、かなり無理があるのではと感じてしまいます。
EVやプラグインハイブリッドの現実味に比べ、どうもFCVは話題先行か、むしろ話題づくりの絵空ごとではないか?とも危惧してしまいます。
FCVの技術的な実現性は既に実証されており、全く疑っていませんが、EVやプラグインハイブリッドと比べた経済的実現性(その将来性)についてご存知の方がおられましたら、教えていただけないでしょうか。
A 回答 (1件)
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No.1
- 回答日時:
液化する技術です。
トルエンと水素を化学反応させメチルシクロヘキサン(MCH)という化学物質にして水素を貯蔵・輸送する技術だそうで、液化すれば輸送貯蔵中に爆発する危険性が少なくなります。
金属に吸収する、冷やして液化する、圧縮する・・・・・どちらもちょっと無理があるように思えます。
水素の一番のメリットは、水さえあれば無尽蔵にある事と貯蔵出来る事ですね。
電気は、今使わないと無駄になりますし、貯蔵するのに高価なバッテリーが必要になります。
電力会社は、停電、電圧や周波数の安定のために常に需要より多めに電気を作ってますが、余った電力は捨てる事になります。
余剰電力で水素にして貯蔵出来れば、効率が良くなります。
水素が怖いというのは原発の水素爆発や水素気球ツェッペリン号の爆発がありますが、実は水素は軽いため、漏れても空中に拡散して爆発する危険性は、少ないんですね。
実はプロパンガスの方が空気より重いので、床にたまって爆発しやすいんですね。
まぁ、どんなに良い技術でも普及しなかったら消えます。
普及するかどうかがカギだと思います。
回答ありがとうございます。
千代田化工建設の話は日経やプレジデントで読んでました。
「エネルギー強靱化の秘密兵器は「水素」にあり」
http://president.jp/articles/-/12066
FCVの安全性そのものはこれからで、問題にしていませんが、
競合するEVやプラグインハイブリッドと比較した経済優位性が疑問?なだけです。
水素を化学反応で液化すると、エネルギーとして水素を取り出すための変換装置が
必要になりますが、この手のものは大きいほど高効率なので、水素ステーションや
ましてや自動車への搭載にはまだまだ経済的な技術課題が多いのでは?と疑問に
思っています。
水素発電や、再生エネルギーの余剰発電の蓄電用プラントとしては可能性が大きい
と思いますが(脱・原子力の追い風もあるので)、自動車は?と思います。
水素エネルギーの希望的な将来像には、FCVの普及が相当期待されていますが、
現段階では何か期待先行過ぎ=意図的に踊らされている?その目的は何だろう?
と警戒している次第です。
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