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今使われている世界共通の生物の学名が廃止されるような日は来るでしょうか?

生物の学名は100年以上前から世界共通の国際命名規約に沿った命名がラテン語でなされています。
将来この国際命名規約に沿った生物の学名を根本から廃止して、全て新しい学名に変えてしまおうというような日が200年後、300年後に起こりうると思いますか?
例えば、将来次世代の命名制度が出来上がり、現在の国際命名規約により命名している学名は変えてしまおう。となってしまったり、、、、

A 回答 (4件)

国際命名規約そのものは変えていませんが,学名は大変換期で,ころころ変わっています。

昔は形態で分類していました。しかし,現在は遺伝子解析等の近代的分類体系になりつつあります。論文を書く際には,最新の学名を調べることが必要になるほど変化が激しいのです。

普通は,一つの種は一つの学名だと思いがちですが,一つの種が,昔の分類体系での学名と近代的分類体系での学名と複数の学名を持っている場合もあります。ひどい場合には,属が移動したり,一つの種が複数に分裂したり,複数の種がまとまって一つの種になったりとめまぐるしく変化しています。

学名が新分類体系で整理されてくれば,当分はその新学名を継続使用していかないと社会が混乱します。現在は混乱期です。学名が複数あり,さらに和名が複数あったら話が通じなくなります。
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あきらめて全部数字で表す, ってアイデアがあることはあったような....



まあ個々の生物種に着目すると学名が変わること自体はあるんだけどね. ペニシリンを作ったアオカビとか, エリスロマイシンを作った放線菌とか. そんな遠いところじゃなくても, ヒトでもわりと細かくいろいろあったり.

この回答への補足

その場合、恐竜や哺乳類など大型生物、またはかなり浸透している学名〔coliやオリゼー〕の学名なんかも数字のような簡易表記にされてしまうのでしょうか?

補足日時:2014/09/17 13:37
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 >今使われている世界共通の生物の学名が廃止されるような日は来るでしょうか?



 突然はこない。「これは今までこうだったけど、今後はこう決めたのでこうします」みたいな根回しがあって、徐々に浸透していく。


 >将来この国際命名規約に沿った生物の学名を根本から廃止して、全て新しい学名に変えてしまおうというような日が200年後、300年後に起こりうると思いますか?

 根本から廃止することはないと思うし、いきなり全てかえてしまうようなことはないと思う。
 しかし、細かいところでは割と頻繁に変わっている。昔覚えた微生物の学名が今は変わってしまった、なんてことがたまにある。それでもきちんと通用するのが、私のいる業界の不思議なところでもある。なぜだろう。みんな勉強家なのかな。
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サイエンスは基本的に「非常に保守的」です。


それはある意味当たり前で、学名がしょっちゅう変わっていたら、
論文を遡及する時不便で仕方が無い。
誰も「全ての論文」をデジタル化などしてくれない、
ネット投稿が当たり前になったのはたった最近十年。
過去の論文が多過ぎるし、時に不運が起き複数のプロジェクトが重畳して無駄な努力になる。
特に「学生」は簡単に混乱し、学位論文など書けなくなってしまう。
ただITが全てを変えてしまったから、論文を書く時まともなワープロソフトに
辞書を喰わせて使うと勝手に最新の術語に変えてくれる、ただし辞書が安物だと混乱し、
第一章と第二章で呼び名が変わったりして仕舞う。
それだけならまだマシだが、同じ文中で新旧の学名が混ざったら目も当てられない。
但し、生物学では簡単に変わってしまう可能性が大きい、
理由はDNA解析にある、近縁だと考えられていた生物が無縁の分類をされていたことなど日常茶飯事。
でもすぐに変えると大混乱になる、些末な生物(つまり研究者が少ない分野)なら良いが、
例えば大腸菌(E.coli)は二つに分けた方が合理的だと分ったら大混乱になる。
その場合、注を付けつつ使う事になります。
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