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豆腐の数量は、普通丁という単位を使って表現します。
丁とは、本来どのような意味を持つ言葉なのでしょう。
なぜ豆腐は個ではなくて丁なのでしょう?

A 回答 (6件)

だれでも豆腐を一丁とよぶくせに、その道の専門家でも定寸は単に「かつて豆腐の大きさは地域によってさまざま」としていますが、本当のところはどうだったのでしょうか。


日本豆腐協会「一丁は何グラム?なぜ一丁と数えるのでしょうか?」
http://www.tofu-as.jp/tofu/qa.html#q04

天保改革の一環の中で、バラバラだった豆腐(水豆腐)の一丁の大きさを古来の定寸に合わせる改革が行われ、天保13(1842)年8月23日にはそれを守らず豆腐の切り方が小ぶりだったとして南奉行所に呼び出され仮牢留めを食った豆腐屋4軒に関わる記載があります。
「江戸時代豆腐の定寸」(石井研堂 著「天保改革鬼譚. 第2版」)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1018039/96

そこで、「古来の定寸縦1尺8寸横6寸の箱で、豆腐を9丁に切割り、代56文のを52文に、…」とされています。
ここから、豆腐の「一丁前」の大きさは18×6センチと考えられます。今の大きさの倍近い長細タイプでしょう。

また、重さについては大正14年の料理本には「豆腐一丁599瓦(180匁)」とあります。
越智キヨ 著「家庭栄養日本料理」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/970355/195

これらをまとめると、
定寸縦1尺8寸横6寸高さ5寸によって、一丁は18×6×5センチであり比重は1.1強と見なすことで、およそ600グラム(180もんめ)になります。

また、その豆腐屋のない村や地域では材料持ち寄りでの共同で自家製で拵えていた記載があります。
そこでは「ダイズ二升がトウフバコ一箱分で、これで豆腐十二丁ができるのである」(宮本馨太郎「めし・みそ・はし・わん」岩崎美術社)
この場合、
定寸縦1尺8寸横6寸高さ5寸によって、一丁は18×6×5センチであり、比重1.1強と見なすことで、およそ410グラム(120もんめ)になります。
こちらが今日のパック入り豆腐一丁でも一番大きいサイズに当たります。
ダイズ2升で12丁なので、一丁は大豆1.5合(容積270立方センチメートル)を要する量ということなり、これは「出前一丁」というように、提供されるべき料理の一人(あるいは一家)あたりの量である「一丁前」「一かたけ」を呼ぶ単位であり、それはその摂取量は食生活の変化、食事様式の変転など、時代と共に移ろって行ったことになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/10/12 17:33

丁は挺の同音の簡字体として使われたものです。


挺は元々干し肉を意味し、それを直方体に固めたのを数えるためにも数詞として使われました。
ここから、細長い直方体形のものを数える用法に拡大しました。
豆腐は現在は柔らかい食べ物ですが元来は現在の中国でも食べられているいわゆる堅豆腐でした。
江戸時代の浮世絵にも描かれている豆腐はこの堅豆腐です。
やがて木綿豆腐となり絹ごし豆腐となって現在に至っています。
数える際には数詞の挺の用法通りにチョウと称していたでしょう。
このチョウを面倒な挺を使わずに丁を使うようになったのでしょう。

ものの数を数える際に丁は豆腐以外にもたくさん使われています。
何れも挺と混用されています。
包丁などの調理器具も現代の電化製品や洋式の器具も丁で数えられます。
小型のナイフや鋏も丁で数えられます。
大工道具なども丁で数えられます。
農機具も古来のもは丁で数えます。
調理器具と同様にドライバーなど明治以降の工具や電動工具も習慣として丁で数えらます。
楽器類も丁です。おそらくお琴などの形状からきていたものがそのまま現代の楽器にも使われるようになったのでしょう。
武具も刀や槍など特定のものを除いて丁で数えました。
身を挺するという語意からきたものでしょう。
結果として種子島伝来の火縄銃は丁で数えられ、現在も拳銃など銃砲は丁で数えられます。

みんなの知識【ちょっと便利帳】 - ものの数え方・助数詞 6,000【あ行-あ】
www.benricho.org/kazu/a.html

現在は一般にはお目に掛かりませんが和綴じ本のページは和紙を二つ折りにして使われていました。
この二つ折りにした一枚を一丁と数えていました。

丼物などの調理済み食品も丁で数えることがあります。
出前一丁などという商品名もあります。
「いっちょうまえ」{いっちょうあがり}などという言葉がありますが。
「一丁前」「一丁上がり」です。
このときの丁は古い律令時代の壮丁すなわち一人前の成人という意味からきています。
飲食店で使われるのは丼物として完成したという意味が含まれているかと思います。
同じ字ですが数詞としての使い方ではありません。

Japan Knowledge Personalの飯田朝子氏の説明で丁は偶数を表す数詞であることから、豆腐作りと偶数を関連付けています。
偶数に切り分けるということに着目されたようですが、この説明だけでは「こんにゃく」の説明が付きにくいかと思います。
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ここでの「丁」は「丁半」の丁、つまり偶数を意味するのだそうですが、


じゃあ、なんで偶数なの?と言われると答えは「はっきりしたことは分からない」という事のようです。
なんだかもやもやしますが、仕方ないですね。
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丁は単位



1丁は約320g

今ではさまざまなgで販売されていますので
1丁、2丁はおかしいです。
まあ、単純に1塊で1丁と数えているようですが
厳密には320gないと丁は使えないということです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/10/12 17:34

興味深いご質問ですね。


個人的には、豆腐を切り分けるために元の豆腐の型取りがありますが、それを町の形になぞらえて、1丁目、2丁目としたのかと思っていましたが、下のURLによると、それは違うようです。

それによると、元々は 2個(偶数)で 1丁だった様です。

参考:
http://japanknowledge.com/articles/kze/column_ka …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/10/12 17:34
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/10/12 17:33

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