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現在、中東の日系企業で働いております。
会社はフィリピン人の男性社員がとても多く在籍しています。

彼等は勤勉で英語が達者でどの民族よりも生産性が高く協調性もあり
安心して彼等の仕事を任せることが出来ます。

何よりも日本に対して好意を寄せているところが嬉しいです。

ここでお聞きします。

人的資源も抱え、最近では人口が一億人も突破しているフィリピンですが、どうして
かくも経済発展しないのでしょうか?

A 回答 (9件)

色々な理由がありますが、最大の理由は政情が


不安定だからです。

プラザ合意により円高になって、輸出が困難になった
日本は、韓国、台湾に進出しました。

その韓国、台湾も経済が発達してうま味が無くなった
ので
アセアン三国に進出します。
台湾も韓国もやはりアセアン三国に進出しました。
ASEAN三国とはタイ、マレーシア、シンガポールのことです。

これが現在のアジアの経済発展に繋がっている訳
ですが、フイリピンにはあまり進出しませんでした。

理由は少数民族や共産ゲリラが勃発して政情が不安定
だったからです。
アキノ氏暗殺とか、マルコス大統領の独裁に、米国への
亡命、なんて事件を御存知の方も多いでしょう。

一般に、途上国が途上国なのは政情不安にその原因が
あります。
政情が不安定だから資本が集まらず、経済が発達
しないのです。

政情が不安定な理由は主には、民族、言語、宗教、歴史
などの違いにより、国民にまとまりが無いからです。

(以上、放送大学「途上国を考える」河合明宣 から)
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

お礼日時:2014/10/12 03:25

国の経済的な発展に関与する要因を特定するのはなかなか難しい作業だと思います。


国によって価値観も生活習慣も違うわけですから。
たとえば日本とドイツは同じような発展をしている国ですが、教育制度は大きく違いますし、GDPに占める産業構成も違います。もちろん置かれている環境も違いますよね。

フィリピンについても、日本人視点からすると問題視されるものも、それが実際にフィリピンの発展阻害要因と断定できるとは限りません。
たとえば質問者さんはフィリピン人のアドバンテージとして英語を挙げていますが、私は逆だと思います。フィリピンでは初等中等教育において英語とフィリピン語、二つの言語教育に同じ時間を割いています(正確には英語のほうが2割ほど多い)。私には無駄としか思えません。どちらかをやめて、その分を理数系の教育に割り振った方がよほど良いように思います。

就学率の低さ(小学校で95%、中学校で60%)も大きな要因に挙げられそうです。
ただ、初等教育純就学率で比較して先進国は96%、開発途上国で90%、後発開発途上国で80%となっていますから、初等教育の数値的にはフィリピンは先進国レベルにあります。
それに幕末の日本の就学率は70~86%と言われており、、同時代のイギリスの20~25%(1837年)、フランスの1.4%と比べて断然高い値ですが、当時の国の発展度は比すべくもありません。これなどは国のありようの違いが影響していると考えられます。

全般的な話をすれば、フィリピンも中所得国の罠に嵌っているとも考えられます。
この中所得国の罠に関してはトラン・モデルが説得力があると思うのですが、それは結局のところ、中所得国から先に進むには先進的な社会制度を構築できるか否かにかかっているということです。社会のモデルチェンジに失敗すれば中所得国のまま推移していく。
おそらく変革には社会の安定も欠かせないでしょう。

フィリピンの経済成長率は2000年以降5%前後で推移しています。
制度改革には熱心に取り組んでいるようですし、社会の安定もようやく光が見えてきたところでしょう。
これから10年くらいがフィリピンにとって勝負だと思いますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

これからのフィリピンが楽しみですね。

お礼日時:2014/10/12 03:35

多くの島からなる国だからです。

インドネシアも同じです。多くの島は今でこそ統一されているが、昔は多くの部族がそれそれに住んでしたのです。国情が安定せず、フィリピンもインドネシアのクーデターが頻発していました。これでは外国資本は安心して資本投下できません。発展のための条件が出来ていないのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

お礼日時:2014/10/12 03:29

多くの文化の違う島をまとめた国家だからでしょう。



wikiですが
フィリピン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3% …

タガログ語とかビサヤ語などそれぞれの島ごとに文化が違います。

今の親や祖父母の世代では島同士で行き来することも困難な時代だと思います。

教育とか交通インフラ整備などでまとまりのある国家にするにはもう一世代待つしかないと思います。

スコットランドでも一体感を持つには長い時間が掛かってもあの状態です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

お礼日時:2014/10/12 03:28

 フィリピンのことについては、知りませんが、発展途上国の全部の問題として、考えると、



先進国も庶民はそう変わりませんが、リーダー達が、大違いなのです。

企業、政府、公共団体、その他の組織のリーダー達が、段違いに、優秀なのです。

彼らの活動は、現状把握、計画立案、実行、評価、計画修正を行うに、科学的合理的、学校で習った国語数学理科社会で考えます。

そこには、仕来たり、縁起担ぎ、宗教を、取り入れません。

発展途上国のリーダー達は、その土地の仕来たりとか、縁起担ぎ、宗教から、自由になることができません。

例えば、企業では、不良品が少なくなるように品質管理を、ISO9000等で行っています。

不良品が多いのは損ですから、如何にそれを少なくするか、取り組んでいます。

管理しなくてはならないのは、原料管理、常に一定の大きさ、鮮度、成分管理、製造プロセス管理、製品の評価管理と、顧客のニーズに合った商品開発です。

先進国のリーダー達は、それを徹底した、科学的合理的、学校で習った国語数学理科社会で考えます。

そこには、福沢諭吉の学問のすすめ、人は生まれながらに平等であるが、実社会では、階級が存在し、不平等である。

その差は、学問をして、知識を広め、深めることが大事であると。

また、考えるには、デカルトの方法序説をもとに、認識していくこと。

発展途上国は、科学的合理的、学校で習った国語数学理科社会で考えられない、どこか、その土地の習慣、仕来たり、宗教が、入る、それが、計画を知識を曖昧なものにする。

それで、発展しない。

そういう構図だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

お礼日時:2014/10/12 03:27

 発展途上国というと、悪い意味で働き者が多いですよ。



 例えば、毎日何キロも水を汲みに池まで行っては水を汲んでまた帰るという作業を延々とやっているところが多いんです。

 液体って重いんですよ、よくやるなあぁ、日本人なら(怠け者だから?)、さっさと山に穴を開けて水源から水を持ってくるだろうに、と思いながらテレビ番組を見ています。

 新潟などでも降雪時に医者の所へ速く行くために、大きな山にノミで穴を掘って道路にしたところが2・3カ所あります。一度掘ってしまえば子孫は楽ができるのですよ。

 あるいは、日本の縄文式土器、それも縦長で底がとんがっていたり丸かったりするような土器の、底の部分だけ煤がついていたりします。

 これは縄文人が「竈」を使っていたということを意味します。自力ではこれらの土器は立たないし、石を置いたりして煮炊きに使ったら、底以外にも煤は付きますから。

 ところが、発展途上国には21世紀のこん日になっても、竈を知らず、石を数個置いてそこで火を燃やすして煮炊きしていたりしているところがあるわけですよ。

 石の間から熱が逃げるから薪が大量に必要になるのに、薪を集めることを苦労だとか苦痛だとか思わないのだろうか、「なんとか熱を逃がさないようにできないものか」と思わないのかなあ、と思いながらテレビ番組を見ていたりします。

 つまり、彼らは知恵を働かせないで体を働かせて、それで満足している、という状況ですね。

 やっていることは、大昔からやってきた肉体労働だから、儲からないのです。儲からないから資本が国内に蓄積されない。故に発展しない。

 フィリピンもそういう部分があるように思いますが、いかがでしょうか。


 もう1つ。

 「氷と財産は細かく分ければ分けるほど、速く溶け去る」というのが私の信念ですが、彼の国が発展していないのは、財産を速く分けすぎたからだと思っています。

 建国の意気に燃える時代に、全国民が発展のために耐乏生活をやらないとダメですよ。例えば、戦後日本の「傾斜生産方式」みたいな不公平なことをやってその間耐える。

 傾斜生産方式はインフレの原因になりましたけどね、強引なことでもやって「資本を蓄積」しないとダメなんです。

 万人が平等に貧乏 という所は経済発展はしません。

 ところがフィリピンは、なまじアメリカの支配(影響?)を受けて民主主義の味を知ってしまったがゆえに、「平等」を目指してしまった。貯まる前の蜜をそれぞれが舐めてしまった。

 例えばみんなで電気を使わない生活をすべき時代に、我も我もと電気を使う。アイツが使っているのに俺が使えないのはおかしいという理屈からだと思うのですが、公共の電線から代金を払わず盗電する。水もしかり。

 電気会社も水道会社も、利益が出ないから修繕もしない。修繕しないから漏電、漏水もすさまじい。

 資本が貯まる前からドンドン分けて溶け去ってしまって、国内資本が蓄積されないでしまったのが、いまのフィリピンだと思っています。

 どの地域でも、資本がなければ、経済発展はできません。私は本物の開発独裁なら悪くはないと思っています(実際は私利私欲の口実になっていたが)。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

大変楽しく拝読させて頂きました。

お礼日時:2014/10/12 03:24

今は知りませんが、10年以上前のドキュメンタリー番組で人材がアメリカなどへ持って行かれてしまうためというのをやっていました。

フィリピンの特集ではなく、いくつかの途上国にスポット当てられフィリピンも紹介されていました。

それら+αから推測ですが
・フィリピンの母国語での高等教育以上の教育が受けられない。
・基本高等教育以上は英語となり、母国語での教育インフラが極めて脆弱。
・自国を発展に導くステークホルダーが海外へ流出し続ける土壌が出来上がっている。
・フィリピンの政官財の上流層は基本海外へ人や物を送り出すことで基板を築いている
(ちなみにこれはフィリピンに限らす途上国でこのような問題に直面している国がいくつもあります。)

といったところではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

構造的な問題なのですね。

お礼日時:2014/10/12 03:22

フィリピンの昨年の経済成長率は7.2%で、アジアでは中国に次いで2位です。

 これまで成長が遅かったという印象もありますが、ここに来て順調に経済成長しています。 アキノ政権の手堅い政権運営、周辺国の労働力不足と賃金上昇、タイ一極集中リスクの回避などが理由にあげられます。 もともと英語をしゃべる国で教育水準も高く、外資としても進出しやすい下地があったわけで、近い将来ASEANの優等生になる可能性もあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

実に楽しみですね。

お礼日時:2014/10/12 03:19

現地在住の私が理由を教えます。



>>彼等は勤勉で英語が達者でどの民族よりも生産性が高く協調性もあり
>>安心して彼等の仕事を任せることが出来ます。

フィリピンに住んでいるフィリピン人はこれとは真逆だからです。
英語は達者ですが、どの民族より生産性が低く、協調性は高いですが、無責任ですのでとても仕事は任せられません。
有能なフィリピン人は皆外国に行って働きます。

そして、意外と日本より韓国が好きなのに驚かされます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

フィリピン国内では良い人材の受け入れが少ないということなんですね。

お礼日時:2014/10/06 20:55

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