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マルクス経済学において、地代が発生する根拠について、特に宇野派の観点から教えて下さい。

A 回答 (1件)

宇野派のことは知りません。


資本主義経済では、農地は農産物を生産する為の財産であり、生産設備の一部とされます。
つまり、土地そのものが資産であり、資本の形態です。
農地以外の使用目的でも、住宅以外の生産拠点として使用される場合には、農地の場合と変わりがありません。
但し、貸家で家賃を取る場合には、宅地も立派な資本です。
従って、工業資本は工場建築のために土地を求め、買い取る場合には対価を、借り上げる場合には借地代を支払い、それが生産コストに計上されます。
資本主義以前の商業に於いても、考え方は同じです。
土地は私有財産ですから、小作農民に生産させて年貢を納めさせる方法から、貨幣で収納する形に変わっただけです。年貢が生産物そのもので納められていたに対し、資本主義化によって金銭に置き換えられたのが『地代』です。
地主と小作の対立が激化したのも、資本主義経済への移行が引き金になっています。
マルクス主義が『地代』発生の原因でもなければ、『地代』の存在をマルクスが発見した訳でもありません。
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