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「すべて高貴なものは稀であるとともに困難である」スピノザの著作エチカ末尾のこの言葉はどういう意味でしょうか?
スピノザについてはwikipedia程度、倫理学全体については大学受験程度の理解なので、その前提で回答貰えると嬉しいです。

A 回答 (2件)

ちょっと長いですけれども、『エティカ』から引用します。




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以上によって、感情に対する精神の能力と精神の自由について述べようとしたすべてのことを、終えた。これらのことから、賢者がどれだけ多くのことをなしうるか、また快楽によってのみ動かされる無知な人よりどれだけすぐれているかということが明らかになる。なぜなら無知な人は、外的な原因によってさまざまな方向に動かされ、けっして心の真の満足に達しないばかりか、なぜそのうえに自分自身や神そしてその他のものについてもほとんど無知のままに生活しており、しかも影響を受けることをやめるやいなや、存在することもやめてしまう。これに反して、賢者は賢者として見られるかぎり、ほとんど心を動かさない。むしろ自分自身や神そして他のものを永遠の必然性によって認識し、けっして存在することをやめず、つねに心の満足に達しているのである。
 さて、私がここに到達するために示した道は、きわめて険しい道であるかのように見えるが、それを見いだすことは不可能なことではない。このようにしてまれにしか見いだされないものは、困難であるにちがいない。なぜなら、もし幸福が手近なところにあり、たいした努力もかけず見いだせるものならば、それをほとんどすべての人がどうして満足することができようか。
 とにかくすぐれたものは、すべて希有(けう)であるとともに困難である。

世界の名著30 スピノザ・ライプニッツ 中央公論社より
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ということで、
☆「すべて高貴なものは稀であるとともに困難である」
◇『エティカ』本文の
「このようにしてまれにしか見いだされないものは、困難であるにちがいない。なぜなら、もし幸福が手近なところにあり、たいした努力もかけず見いだせるものならば、それをほとんどすべての人がどうして満足することができようか。」
がこの回答になっているんじゃないですかね~。

卑近な話ですと、
ダイアモンドや金なんかは、希有で入手困難だからこそ価値がある。
そのあたりにゴロゴロと転がっていたならば、ダイアモンドや金にわれわれは価値を見いだすであろうか。
空気はとっても大切なものだけれど、われわれは普段この価値や有り難味を感じているだろうか、
なんてね。
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真に高貴なものは稀にみる幸福なもの。


侮辱や暴力、はたまた戦争を引き起こすこともない
永遠に存在し多くの人が同時に所有できるもののはず。

いつか必ず消失するはずの平凡なものであるのに、
人々の良心によって生かされ続けている実態を持った非凡なもの。

そのようなものが思惟観念の延長ではなく、実態をともなった存在であること。
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