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世界を区分する際に国家を用いますよね
それ以外だと地域という表現を使うこともよく見られます
国家で区分されるということは承認されているわけで、
そうでない地域は公に承認されていないということですよね
近くの国だと台湾がそれにあてはまると思います
地域としか認めてもらえない側からすると、それって心外なことで、お国の事情がそこにはあるとおもいますが、問題になっていることって他にありますか?

後、国家として区分した方が数も少なくて合理的ですよね
地域で細分化しすぎるとごちゃごちゃになるし、、、
頭のなかではなんとなく分かっていても、この意義も整理できていないので
アドバイスしていただくと助かります。

A 回答 (1件)

まず、「国家」の定義として


(1)領域がある
(2)国民がいる
(3)主権(統治権)が存在する。
の3条件があり、すべてが揃ったとき、「国」「国家」と呼ぶことができます。

一般に国家であると主張しているが認められないというケースは、(3)が認められないことにその原因があります。
簡単に言えば、ある日突然都知事と都議会が「東京都が独立する」と言ったとしても列国は「東京都の統治権は日本政府が有する」と考えるため、認めないわけです。
根底には、一つの同じ地域を複数の異なる権力が統治することはない、という考え方があり、これを当てはめると例えば「台湾島周辺領域を統治することができるのはただ一つの権力のみ」で、それが中華人民共和国か台湾政府かという問題につながるということになります。

ほかに同じような問題があるところは、主にパレスチナ、コソヴォ、北キプロス、南オセチアが挙げられます。
4つとも前述した「(3)の所在を巡る問題」と同じ構図です。

さて、「地域」についてですが、コソヴォを除く3つは西側主要国の諸国に「国家」として認められていません。※因みにコソヴォは旧ユーゴの特例としてロシア中国陣営を除く多くの主要国が認め、台湾はヨーロッパの幾カ国が承認し続けています。

しかし台湾、パレスチナなどに関しては地域内での政治制度が極めて安定しており、個別として貿易を行うなどもできています。
このような時、例えばオリンピックなどの場でこれらを含んで呼ぶ場合、「160カ国」といってしまうとこれらを「国」として認めたと誤解されてしまいます。
そこで考え出されたのが「国に並ぶほどの能力のある地域」という考え方で「160の国と地域」と呼ぶことになったのです。

つまり「地域」について混乱するのも当然で、根本的に地域の意味するところが違うのです。

かなり長くなってしまいましたが、結局3条件を満たすと国家と言われ、特に(3)について満たすとも満たさないとの見方もある場合地域といわれる、と結論付けられるということでしょう。

うまく伝わったでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
他にもこのような国際情勢で聞きたいことがあるので
よろしくお願いします。

お礼日時:2015/01/18 16:59

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