ヘルムホルツが考えたこと

ヘルムホルツによると、この世界のあらゆる動きは真っ直ぐなものと曲がったものの２つに分けられるという。
真っ直ぐなものとは外に向かって伸びるもの、発展性のあるもの、革新的なもの、正しいもののこと。
曲がったものとは同じ所をただぐるぐる回るだけのもの、発展性のないもの、保守的なもの、邪なるもののこと。
ヘーゲルも弁証法において同じようなことを述べています。
正と邪とはおよそこのようなものと理解して間違いないのではないか。

質問者からの補足コメント

• ヘルムホルツの定理
  「任意のベクトル場は、発散ベクトル場と回転ベクトル場の２つに分解可能である。」
  
  これを哲学的に解釈するとどーなるか。
  世界の動きをベクトル場における動的現象であると考えるのである。
  ヘルムホルツは世界の動きは発散現象と回転現象の絡み合いであると捉えたのである。

    補足日時：2015/02/27 22:29

No.3 回答者： kanto-i 回答日時： 2015/03/01 10:54

任意のベクトル場は、物理的な動きなら当てはまるかもしれません。

動き出す者と、グルグル考えているだけでその場に止まり続ける者と。

動き出すのは開放系ですから、熱力学の方が適切かと思います。

No.2 回答者： amaguappa 回答日時： 2015/03/01 02:39

哲学は二律的思考で図式化してはいけない。

二律はつまり同じことを述べているのだという地平を見出して、より高く深く地層化する作業でないといけない。

たとえば、回転ベクトルを仏教の輪廻とすれば、回転ベクトルを包括的に括弧でくくることのできる次元に延びるベクトルを考え、それを解脱と見ることができます。
つまりこのように、基底の外なる場の刷新が諸要因を関係付けるというのが、哲学の成果であって、
任意の１つの場に回転ベクトルと発散ベクトルを並置するのは哲学らしくない話です。

この回答へのお礼

＞たとえば、回転ベクトルを仏教の輪廻とすれば、回転ベクトルを包括的に括弧でくくることのできる次元に延びるベクトルを考え、それを解脱と見ることができます。

なるほど、言いたいことはイメージ的には分かります。
ただし回転ベクトルに仏教の輪廻を関係づける気にはなれませんね。
何故なら仏教の輪廻は宇宙の真理ではなく、単に人間の脳内に形成されたイメージにすぎないのだから。
次元が違いすぎる。
それよりも集団としての人間の動き、現実の人間社会の動きは一種のベクトル空間を形成していると見なせば、ヘルムホルツの定理が成立する場面は存在すると考えます。
なぜなら人間の行動原理は進歩を求めるか、安定を求めるかにより2分される場合が多いからである。
進歩を求めるものは外に向かって一歩を踏み出すが、安定を求めるだけのものは同じ場所をグルグル回って外には出ないからである。

お礼日時：2015/03/03 13:48

No.1 回答者： hannya-gl 回答日時： 2015/03/01 01:25

ヘルムホルツが考えた事は、ベクトルという考え方で、電磁気の在り方、起こり方、の仮説ではないのですか。

電磁気、電磁波、には、直進性と回転性がある、とはいうかもしれませんが、
真っ直ぐなもの、とは外にむかって伸びるものむ、発展性のあるもの・・曲がったものとは、同じ所をぐるぐる回るだけのものむ。発展性のむないもの・・、ましてや、保守的なもの、邪なるものの事。
などと、思惑愛好家しか口にしないような事を言ったり書いたりすることはないはずです。
ﾍ-ｹﾞﾙも弁証法において同じようなむことを述べています。へ－ゲルのが、弁証法、という言葉を使った事はないはずですし、発散ベクトル場と回転ベクトル場むの２つに分解可能である。
というような、知恵を台無しにした、とマルクスが、形而上学批判、に言う。形而上学的表現、定義、をすることはないでしょう。
これを哲学的に解釈するとど－なるか。
西洋思想に凋落された、形而上学的足し算思考、では、哲学にはならないのでは。
　ｺﾝﾋﾟｭ-ﾀ－の出現によって、若者の知性の劣化、退化、が言われているようですが、人間の知恵は、東洋的、弁証法的のものであり、ｺﾝﾋﾟｭ－ﾀ－も、構造的には、ｽｲｯﾁ回路、ＯＮ＝ＯＦ　
ＯＮ×ＯＦ=１　であるが。ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞが出来ない。
人間とは、形ある肉体と実体のない精神が一体となって存在している、
肉体×精神=人間　という在り方であるが。
足し算思考では
肉体＋精神=人間　となってしまう。
これでは、肉体が死んでも、精神＝人間、が残ってしまう。
今や世界の７割以上の人間が、神、死後の霊魂、易、占い、などを真に受けている。と言われます。
人間が人間となる為には、ｺﾝﾋﾟｭ-ﾀ－の、足し算、思考を脱する。少なくとも、ＰＣ思考は、妄想の具現、を除けば知恵の、小さな一部にしかならない事を自覚するべき、でしょう。
知恵、とは、心、の反定立、心×知恵=一定　心が大きくなると、知恵が小さくなる。
心＝執着、を捨てよ。が東洋思想の根源であり。西洋思想=ﾕﾀﾞﾔ思想には、知恵、の概念がない。欲望を満たすべく方法が、知力、であり。心の対極である、知恵、は神の領域であり。利害とか愛とか幸せ、などという、かっての人日本人が恥ずべき言葉。を超えて考える事は出来ないのです。
利己、利益、など、かっては口にすることがはばかられた、言葉を総理大臣が「国益」などと、唱える時代、社会、になってしまっているのです。