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カナダのレポートによると、(1)日本人はモンゴメリーが描くプリンスエドワード島の自然観に共感できる(神道という、観点から)(2)アンとダイアナが好きなお茶会が日本の文化に共通している(3)アンとギルバートの教育に対する熱心さが日本の大学入学試験の難しさに通じる(4)日本人、アボンリーの人は共に、コミュニティーを大切にするという感覚が同じである(プリンスエドワード島と日本は同じ「島」という、限られた地域である)(5)戦後、赤毛のアンが日本語訳されたころ、日本文学が自由というテーマを模索していた時期で、また、子供たちにも新しい文学が必要だった。そのためアンのような自由奔放な女性像が日本人女性に受けた。etc..と書いてあるのですがこれってやっぱりカナダ人からの視点で、なんか違うかな~(ただのつじつまあわせのような…)気がしてならないんですが、皆さんはどうお考えですか?

A 回答 (8件)

私の意見はたぶん違うと思います.(だったら書くなと言われる方もおられますが.)



アニメで,「赤毛のアン」というのやってましたよね.
20年くらい前.日曜日の午後7時30分から.アルプスの少女ハイジをやっていた枠です.

だからじゃないですか.

小学校だったか,中学校だったかの教科書で,
アンが隣の奥さんに謝りにいくシーンだけ抜粋で載ってましたが,
私はあまり印象に残ってませんでした.

アニメを見て,全巻読みましたね.
アンは大家族ですよね.人気は無いかもしれませんが,中年のアンが末っ子を出産するシーンなどもあり表現している幅は広いと思います.
個人的には,気性も明治時代の女の人に近い感じがしました.(根拠無しです.)

ところで,アニメは,「原作 Anne of Green Gables(緑の屋根の家のアン)」とありました.
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自分の身の回りの考察ですと。

。。
神道云々はさておき(1)のご指摘のように美しい自然と(4)の似たコミュニティー感覚が、違和感なく入門できたように思われます。そして、熱心になったのは、(5)のご指摘のようにこれからの日本人女性像の希望として映ったことではないでしょうか。例として適切かどうかはわかりませんが、未だにうちの母なんぞは、「娘をアンのようにしたかったの」と乙女ちっくなことを申しております。

私の回答ではないので恐縮ですが、最近出た小倉千加子さんの『「赤毛のアン」の秘密』をご紹介します。

<要旨>
なぜ「赤毛のアン」は日本で強い人気を保っているのか。モンゴメリの生涯と創作過程を詳細に追跡し、男まさりの少女の成長の物語が戦後日本の女性の内面と深く関わっていることを論じ、新しい「アン」像を打ち立てる。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000220 …

<BOOKアサヒコム ニュースの本棚より>
日本的「理想の結婚」のイメージを女性の側に形成するのが、少女たちに人気のある「赤毛のアン」シリーズだが、『「赤毛のアン」の秘密』で小倉さんは、作者のモンゴメリの悲惨な結婚と自殺という衝撃的な事実を追っていくことで、その結婚イメージの矛盾をさぐっていく。
http://book.asahi.com/news/index.php?no=124

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000220 …
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やはりアンの気性が女性にうけるんじゃないでしょうか。


男に負けず、強気で行動し、男社会の中でも負けずに立ち向かう。
強い女にあこがれる人はおおいでしょう。

いつも人気がある女性芸能人は、少し男っぽいですしね。

同様の理由で「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラも女性には人気ですね。
スカーレット・オハラが嫌いって女の人には会ったことないです。
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それまでの物語のヒロインというと、不幸な生い立ちに生まれながらも優しさを失わず、美しく聡明で健気なタイプが主だったように思います。

どちらかといえば受け身でもの静かな、誰かが幸せにしてくれるのをじっと待っているウェットなタイプが多かったんじゃないかな。
そんな中、アンのように突飛な発想をもった元気なキャラクターはとても新鮮だったのではないでしょうか?頭もよくて、自分の力で運命を切り開くことのできる、夢をいっぱいもった元気で個性的な女の子。それでいて自分の髪の色にコンプレックスをもっていたり、髪の色をからかわれて悔しくて黒板で男の子を殴ったりする行動なども、それまでのヒロインにはありえないことですが、とても人間的で女の子の共感をよぶものだったと思います。
よって(5)は当たらずとも遠からず。。というところでしょうか?他のコミュニティがどうとかいうのはちょっと検討外れな気がしますが。
あと、アメリカのカントリーライフへの憧れというのも根強いものがあると思います。屋根裏部屋の部屋とか、ちょうちん袖のワンピース、レースやフリルのついたエプロンとか。「大草原の小さな家」が今だに何度も再放送されているのはなぜなのか?も同じ理由があると思います。お茶の時間にでてくるお菓子なども女性にとっては憧れをかきたてる要素充分なのでは?「しょうがのクッキー」とか「ふくらし粉のビスケット」とか、どんなものなんだろう?と私も小学生くらいの時に読んで思ったことがあります。
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主人(北米の白人)にタイトルと同じ質問をされました。

私は『学校での推薦図書で必ずよまされる本だから。』と答えました。
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補足します。



>ひたすら多い日本人観光客が印象に残ってたと言っていました。


このような現象は個人主義よりも集団主義に慣れた日本人の特性です。レストランで一人がおいしそうなものを注文すると日本人は次から次と「私もそれを」「同じでいい」と注文するので厨房はパニック状態に陥るそうです。味自慢の調理人として嬉しいはずですが決して日本人の性質を褒め称えることにはならないでしょう。

世界中の観光地には何かでそれを知った人々が訪れるわけですが、個人の趣味や考え方が違うので、日本人のようにわっと押しかけブームがしばらく続くという現象はありません。このような現象は国内でも起こりますが、海外は言葉の問題もあり、どうしても集中型になりやすいのだと思います。人がするからしないという見識を持った行動は我々には難しいようです。最近少し増えつつあるようですが・・・
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読後感やレポートは人それぞれですから比較しても意味がありませんよ。

あなたの感想は書かれていませんが・・・

確かにカナダ人の分析と日本人の受け止め方は違うでしょうね。外国人は日本人の気質をサムライ精神に求めますが、我々も同じようなことを無意識に行っています。「アメリカ人は・・」「カナダ人は・・」「インディアンは・・」という見方がそれです。

赤毛のアンは先ず題名(翻訳)で受けています。50年前の少女たちにとってこの題名を見ただけで西欧の女性を今とは違った感覚で新鮮に受け止めたことでしょう。当時は海外に観光旅行など出来ない時代です。『赤毛のアン』の原題 "Anne of Green Gables" のグリーンゲイブルズは、「緑の切妻屋根」という意味です。これはカナダ人にはある種の郷愁を感じさせても、日本の少女にとって意味のないタイトルです。

カナダの島の自然・・・無視できない要素ですが仮にスイスが舞台でも日本人にとっては美しい自然環境という意味では同じだったでしょう。乱開発で荒れていた、環境保護が叫ばれる前の日本人には海外の美しい自然はため息の出る舞台装置だったと思います。

少女の環境を身近に感じる人が多かったのでは・・頷く点と自分には出来ない(日本では出来ない)生き方の
ミックスが微妙な心理的効果を生み出したことでしょう。

いずれにしても我々が夏目漱石の描いた小説の場面を分析するようなものです。小説の主人公に過ぎないアンの島を見たいという満ち足りた現代の日本人の目で、少なくとも3~40年前に赤毛のアンに感動した当時の日本人の心情を理解するのは困難でしょう。カナダ人は何時の日本人の受け止め方をレポートにしたのでしょうか。このレポートのまとめ方はそれなりにりっぱなものだと思います。
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この回答へのお礼

すみませんが、まとめてお返事に対するお礼をさせていただきます。
皆さん、ありがとうございます。
レポートは1993年のものです。
>カナダの島の自然・・・というのは私も賛成です。
でも、どうやらカナダ人が理解できないのは、なぜ日本人だけに(PEIに来る観光客は断然日本人が多いそうです。アンの家で結婚式を挙げる人が後を絶たないそうです)これほどまで長い間、赤毛のアンが人気なのかということのようです。PEI出身のカナダ人でも、別に特に作品やアボンリーに思い入れはなく、ひたすら多い日本人観光客が印象に残ってたと言っていました。
私も一番最初にご回答くださった方と同様にアニメによる影響が大きいのかなあと思いますけど…

お礼日時:2004/06/17 11:45

 おはようございます。


 僕は一番の理由はアニメ放送や映画(メーガン・フォローズでしたっけ?)があったから、というのがあると思います。映像から入った人が多いと思います。
 それから、一人の女性が成長していく過程を描いているのが、女性達に受けているのではないでしょうか?初めの頃はマシンガンのようなトークをしていたアンが、いつの間にか落ち着いた女性になっていって結婚へと…。
 「赤毛のアン」という響きもよかったのでは?原題どおり「グリーン・ゲイブルスのアン」とかだったらいま一つイメージ湧かないですよね。そんな作りの家日本にないし…。
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