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◆1日目 脱サラして、パン屋株式会社を設立した。軍資金は自己資金100万円と銀行借入100万円の合計200万円。パンを50万円で仕入れた。現金の残りは150万円。

1日目の貸借対照表と経理伝票
【貸借対照表】
 現金  150万円  銀行借入    100万円
 パン   50万円  資本金     100万円  
 資産計 200万円  負債・純資産計 200万円

【経理伝票】
借方 現金 100万円  貸方 出資 100万円
借方 現金 100万円  貸方 銀行借入 100万円
借方 パン  50万円 貸方 現金 50万円



◆2日目 店を借りた。敷金が100万円。家賃が1日1万円。30日分の家賃を前払いしたので、合計で現金が130万円減り、手元には20万円残っている。販売は行わなかった。

2日目の損益計算書と貸借対照表と経理伝票
【損益計算書】
項目             金額    備考
売上高(①)          0万円   売上による収入
-)売上原価(②)      -)0万円   売上に対する仕入代金など
売上総利益(③=①-②)     0万円   粗利益ともいう
 +)利益増要因(④) 0万円   金利収入など
 -) 利益減要因 -) 1万円   家賃・利払い・盗難など
当期純利益(⑥=③+④-⑤) ▲1万円   株主の利益

【貸借対照表】
現金   20万円    銀行借入    100万円
パン   50万円               
前払家賃 29万円   資本金     100万円
敷金   100万円    利益の蓄積額  ▲1万円
資産計  199万円 負債・純資産計 199万円

【伝票】
借方 敷金   100万円 貸方 現金 100万円
借方 前払家賃 29万円  貸方 現金 29万円
借方 家賃   1万円  貸方 現金  1万円




◆3日目 1日目に50万円で仕入れたパンがすべて売り切れて、売上代金が60万円入った。10万円儲かったと思いたいが、家賃が1万円かかっているので、これを差し引いて、最終的な本日のもうけは9万円。現金残高は80万円。

3日目の損益計算書と貸借対照表と経理伝票
【損益計算書】
項目             金額    備考
売上高(①)          60万円   売上による収入
-)売上原価(②)      -)50万円   売上に対する仕入代金など
売上総利益(③=①-②) 1 0万円   粗利益ともいう
 +)利益増要因(④) 0万円   金利収入など
 -) 利益減要因 -) 1万円   家賃・利払い・盗難など
当期純利益(⑥=③+④-⑤)  9万円   株主の利益

【貸借対照表】
現金   80万円    銀行借入    100万円
前払家賃 28万円   資本金     100万円
敷金   100万円    利益の蓄積額   8万円
資産計  208万円 負債・純資産計 208万円

【伝票】
借方 現金   60万円 貸方 売上 60万円
借方 売上原価 50万円  貸方 パン 50万円
借方 家賃   1万円  貸方 前払家賃  1万円




◆4日目 パンを50万円仕入れたが代金は明日支払うことにした。今日天気が悪く、売れたのは1割(仕入5万円分が6万円で売れた)だけだった。現金10万円が盗難にあった。手持ちの現金は76万円である。

【損益計算書】
項目             金額    備考
売上高(①)          6万円   売上による収入
-)売上原価(②)       -)5万円   売上に対する仕入代金など
売上総利益(③=①-②) 1 万円   粗利益ともいう
 +)利益増要因(④) 0万円   金利収入など
 -) 利益減要因      -) 11万円   家賃・利払い・盗難など
当期純利益(⑥=③+④-⑤) ▲10万円   株主の利益

【貸借対照表】
現金   76万円    銀行借入 100万円
前払家賃 27万円   買掛金     50万円    
パン   45万円 資本金     100万円
敷金   100万円    利益の蓄積額 ▲2万円
資産計  248万円 負債・純資産計 248万円

【伝票】
借方 パン   50万円 貸方 買掛金 50万円
借方 現金  6万円  貸方 売上   6万円
借方 家賃   1万円  貸方 前払家賃 1万円
借方 売上原価 5万円  貸方 パン   5万円
借方 盗難損失 10万円  貸方 現金   10万円







質問1  2日目の貸借対照表で前払家賃が30万円ではなく29万円となるのは、なぜでしょうか?
     なぜ前払家賃30万円から当日の家賃1万円をひくのでしょうか?
質問2  3日目の貸借対照表の利益の蓄積額が8万円なのは、2日目のP/Lの▲1万円に、3日目の9万円     を加えて、2日間合計で8万円の利益が蓄積。とあるのですが、計算は通常P/L同士、B/S同     士で行われるのではないのでしょうか? P/LとB/S間で計算するのはなぜでしょうか?4日     目のB/Sの利益の蓄積額も同様です。
質問3  3日目の【伝票】の売上原価が借方に来てるのは、仕入勘定が費用だからですか?

A 回答 (3件)

>4日目の▲2万円を導く計算式はどうなりますか?



4日目は、売上総利益で1万円のプラス、家賃で1万円のマイナス、盗難による損失で10万円のマイナスがそれぞれ生じています。合計すると△10万円で、これはPL上の損失、BS上の利益剰余金(利益の蓄積額)のマイナスになります。

3日目までの合計は、PLでは8万円の利益、BSでは8万円の利益剰余金(利益の蓄積額)でした。これに4日目の△10万円を合わせると、PLでは2万円の損失(△2万円)、BSでは△2万円の利益剰余金(利益の蓄積額)になります。
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この回答へのお礼

ご親切にありがとうございます。

わかりやすかったです。

お礼日時:2015/04/14 20:43

>利益の剰余金というのは、利益の蓄積額と同じと考えていいですか?



そうですね、ご質問文に沿えば「利益の蓄積額」です。

引用なさっている問題文は、簿記の仕組みを少しやさしく言い換えています。「利益の蓄積額」は、正式に使われている項目名でいえば利益剰余金あたりに該当すると思います。そのため、先の回答をいたしました。

ひとつだけ注意点をいえば、「利益剰余金」です。「の」は入りません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
大変わかりやすく、感謝します。

質問2について追加で質問です。

2日目の▲1万円はPL上の1万円の損失でもあり、BS上の▲1万円の利益剰余金でもあると
ご指導いただきましたが、4日目の▲2万円を導く計算式はどうなりますか?

何卒よろしくお願いします。

お礼日時:2015/04/13 08:08

1は、当日の家賃も含めて前払いした、ということなのでしょう。

仕訳などからそう考えていいと思います。なお、ご質問の問題文のように、問題文には記載されない隠れた前提が存在することもあります。

2は、PLどうし、ないしBSどうし足した結果を表しています。2日目の△1万は、PL上の1万の損失でもあり、BS上の△1万の利益剰余金でもあります。これに3日目の、PL上の利益でもありBS上の利益剰余金でもある9万を加えると、PL上もBS上も8万となります。

3は、売上原価が借方科目だからです。仕入イコール売上原価ではなく、仕入のうち当日売り上げたものが売上原価になります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
利益の剰余金というのは、利益の蓄積額と同じと考えていいですか?

お礼日時:2015/04/12 21:35

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