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以下の二つの文章を読み比べてください。
1 息子から久しぶりに電話が掛かってきました。
「カネを貸してほしい」というので詳しく問いただすと、突然電話が切れました。
どうやらオレオレ詐欺だったようです。
このような電話には引っかからないようにしたいです。

2 息子から久しぶりに電話が掛かってきました。
「カネを貸してほしい」というので詳しく問いただすと、突然電話が切れました。
どうやらオレオレ詐欺だったようです。
このような電話には引っかからないようにしたいものです。

二つの文章の違いは、最終行のみ、以下のように違いがあります。これ以外には一切違いはありません。
1 したいです。
2 したいものです。

たったひとこと、”もの”が入るだけで、なぜか2の方は、上から目線に思えます。
(少なくとも私にはそう思えます。なんというか・・・読み手に対して警鐘を鳴らしている、というか、「私は引っかからなかったけど、これを読んでいるあなたが心配だから言ってあげてるのよ」というような、余計なお世話というか、なんで書き手のあんたが読み手に対して説教垂れてんだ? 書き手のお前はそれにふさわしい立場なのか? そして読み手を見下す姿勢が書き手読み手の間の同意が取れてんのか? という、「書き手の方が上の立場、読み手の方はそれを有難がって読まねばならない下位の立場」という関係性を、書き手側が一方的に決めつけてるような・・・そんな感想をいだきます。)

なぜでしょうか? 国語としての正確な解説をお願いします。
国語に詳しい方、おねがいします。

A 回答 (19件中11~19件)

回答No.7の続きです。



> 文法的な誤りがあるのですね。
はい、「したいです」とは言いません。

先に例としてあげた「美しいです」(誤り)の「美しい」は形容詞で、形容詞の後には名詞を持ってくるのが正しい日本語です。たとえば美しい人、美しい景色などのように。「~です」は特殊な活用をする助動詞で、「~だ」(断定する意味がある)を丁寧に言ったものです。「~です」と「~だ」は同じ仲間です。「美しいだ」とは言いませんよね。なので「美しいです」とも言いません。どうしても「美しい」に「~です」を付けたい場合にはいったん名詞を付けて、その後に「~です」を付けるしかありません。たとえば美しいものです、美しいことです、美しいの(または、ん)ですのように。

一方「綺麗です」(正しい)の「綺麗(な)」は形容動詞で、形容動詞に「な」を付けるとその後に名詞を持ってきます。綺麗な人、綺麗な景色のように。この形容動詞には綺麗、素敵、便利、さわやかという具合に「な」を付けないこともでき、これには「~です」と「~だ」が付けられます。綺麗です、素敵です、便利です、さわやかですというように。もちろん「~だ」も付けられます。

簡単な見分け方としては「~です」の代わりに「~だ」を付けてみて、不自然にならないかどうかです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

では例文1の最終行を、文末の「したい」はのこしながら尚且つ正しい日本語にするならば

誤 このような電話には引っかからないようにしたいです。
正 このような電話には引っかからないようにしたいと思います。
ってところでしょうか?(ん? したい、と思います、が重複してる?)

お礼日時:2015/07/21 08:42

これは、実際ある話のようですね。

いわんとする所は分かります。それを切り離して国語の文法問題というようなものでは、実際の問題とは乖離してしまいます。

(1)……引っかからないようにしたいです。

(2)……引っかからないようにしたいものです。

「したいです」は、直接的に表現をしているのに対して、「当然だ」という意味ではなくて「したいものです」は、そうありたいと気持ちを込めているのです、という返事が返ってくるでしょう。

あえて、
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/219726/m1u/ …
から引用すれば、
「先輩の忠告は聞く[もの]だ」「困ったときは助け合う[もの]だ」

今回の
「このような電話には引っかからないようにしたい[もの]です。」

同じ、コンテクストにあるのでしょうか?明らかに違うのは、それを受ける側の対象です。これは、あなた(第二人称)に向かって言っているのじゃなくて、自分たちの世代を含めた自分(MySelf)に対して言っているわけです。強調の意味です。

しかし、この表現の持つ問題は、もう少し違う所にあるようです。現実にこういう言葉が出ていたとしたら、私も、イラッとさせられるだけでなく、「抗議」の対象とするでしょう。それは、しばらく前までやっていた、Eテレの「モタ(斎藤茂太)さんの"言葉"」という番組をご存知でしょうか?こういうパターンのつぶやきのような話がずっと続くのです。人気がある番組だったそうです。

「引っかからないようにしたいものです。」

ここに強い意志を感じさせないのです。まったくの個人で、新聞のコラムの読者投稿欄ぐらいなら良いかもしれません。しかし、この表現には、「そうなったらいいなぁ」という程度で、「オレオレ詐欺」が、どれほど社会的な問題を引き起こしているのに、こんな表現をテレビで発表されたら「あなたは、何を考えているのですか!」と、クレームがつくことは必至だと思います。他人事の表現なのです。

「私は引っかからなかったけど」、引っかかった人は残念だったね、というような、自己満足な表現だと思うのです。「引っかかる」ことを防ぐために、今後どうしてよいのかとか、紙面の許す限り、自分なりに考えを書くなり、息子らしき者から電話があった時に、どういう話をしたら、相手は電話を切ったとか、もうひとつ・ふたつ工夫して書くことが必要だったんだろうと思うのです。単に、分かりきったことを、自分は分かったように、薄っぺらく言いはなってしまうことは、返って、人を不愉快にさせることになりかねないと思うのです。
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「上から目線」よりも、この例題には文法的な誤りがあります。



「したい」に「~です」は付けられません。文法的な誤りです。「したいものです」は文法上の誤りはなくOK。こういう誤りは、いまの日本に多数見られます。たとえば「綺麗です」はOK。ですが「美しいです」は誤りです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
文法的な誤りがあるのですね。
では質問文に記載した
例文1「したいです」
は、正しい日本語にするとどのようになるのでしょうか?

お礼日時:2015/07/21 06:10

したいものです。


するのが当然だ、の解釈には違和感を感じます。
当然の前に「たい」を忘れています、期待、希望、そうありたい・・・と思うのは当たり前、決めつけとは感じません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「たい」を希望や期待と解釈するか、
当然そうすべきだ、の意味に解釈するか、はどちらが正しいのでしょうか?
どこかに絶対的な回答があるのでしょうか?

お礼日時:2015/07/21 06:08

「したいものです」は上から目線?


 
 マジレスします。少し長くなるのはご容赦ください。

1)したいです
 まず、この言い方にどの程度異和感があるのかがポイントです。
 これは「高いです」「うれしいです」と同様でしょう。
 本来は誤用でしたが、いまでは許容されています。
 当方の知る限り、昭和27年の『これからの敬語』で許容されたのが一番古い例です。
 平成19年の『敬語の指針』でも許容されています。
 しかし、異和感を持つ人は多いようです。当方も自分では使いません。一番安直な修正案は〈文末に「ね」をつけること〉だと考えています。
「しとうございます」は由緒正しい表現ですが、さすがに古くさいです(やはりヘン)。これはデス・マス体の欠陥ですから、許容するしかないのでしょう。
 詳しくは下記をご参照ください。
【「形容詞終止形」+「です」 うれしいです うれしかったです】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2417. …

2)したいものです
 類似表現に「したいところです」がありますが、ほぼ同様なので省略します。
 ほんのわずかですが「説教くささ」「教訓くささ」etc.……が加わります。「それが当然だ」「そうするのが常識だ」というニュアンスが出るとも言えます。
 それを質問者は「上から目線」と感じるのでしょう。
 少し似た問題で、「〜するわけです」と言うのもあります。これは「上から目線」で教え諭す印象が強くて、個人的には相当イヤです。

 さて本題に戻って。
 原文がデアル体で、

引っかからないようにしたい
引っかからないようにしたいものだ

 の比較だったら、「ものだ」はつけないほうがいいでしょう。ヘンに「説教くささ」を加味する理由はありません。もちろん、承知のうえであえてつけるのなら別の話です。

 ただ、デス・マス体の場合は……。
 1)の問題が気になる。かといって「ね」をつけるのもイヤということなら、2)あたりにするしかないでしょう。意識的なのか無意識なのかは別にして、「したいです」を避けるために「ものです」にする人もいるでしょう。それを「上から目線」と責める気にはなれません。
 あるいは「〜したいと思います」にする方法もありますが、これはこれで「重言気味」と言う人もいます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「もの」がつくと、説教くささ、教訓くささが加味されるのですね。
それを責める気になるか、ならないか、は読み手の心しだいですね。

お礼日時:2015/07/21 06:06

問題は「です」にあるのか、「もの」にあるのかです。



「です」の語源に2説あります。
1.「にて候」→「でさふ」→「でそう」→「です」(室町時代の変化)その後廃れた。
2.「でござります」→「でござりんす」→「でござんす」→「でがんす」→「であんす」→「でえす」→「です」
(近世の変化)
 用例はほとんど江戸時代からです。「人情本」「滑稽本」等。(歌舞伎・浄瑠璃・滑稽文学等にはほとんど見えない)広く使われ出したのは、明治時代(二十年代から)。その後言文一致運動によって文章にも用いられる。(1890年山田美妙)
 「にて候」は謡曲の言葉で、ここには少し改まった尊大な調子が見受けられますが、現在残っている物は、2.の方ですから、「です」に原因があるとは思えません。
 すると、「もの」に原因がありそうです。
「もの」を含む語句を調べると、「ものす」という動詞に始まり、「ものを」「ものの」「ものから」などの接続助詞とうかなり複雑ですが、「形式名詞」の「もの」が法律文などに、「満二十歳以上を成年と呼ぶ<もの>とする」のように決め付け的な用法があります。それは例えば、こどもの躾などで、「ここではきちんと御挨拶をする<もの>です」のようにも使われます。「です」にも断定の意味があるので、それと相俟って「したいものです」には自己確認だけで無く、他の人にも「そうした方がいいですよ」というニュアンスが感じられるのかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「したいものです」には他人に対して「そうしたほうがいいですよ」というニュアンスが感じられるのですね。確かに私も「ものです」と就く文章はそのような感じを抱きます。

お礼日時:2015/07/21 06:02

この「もの」は形式名詞で、大辞泉の【5-㋒(「…するものだ」の形で)それが当然であるという気持ちを示す。

「先輩の忠告は聞く―だ」「困ったときは助け合う―だ」】という用法に該当します。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/219726/m1u/ …
「このような電話には引っかからないようにするのが当然だ」という決め付けのニュアンスになるので、質問者さんの理解で間違っていません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「もの」は形式名詞、というのですね。
「当然だ」という決め付けのニュアンスになるので、質問者の理解は間違っていないのですね。

お礼日時:2015/07/20 18:35

>2の方は、上から目線に思えます。


それは誤解(?)だと思います。
もともと「です」には、
尊大な感じを伴い指定の意味を表す
という使い方があるようです。

ところで「です」という言葉は、
体言や体言に準ずる語句や(一部の)助詞につくものです。
ですから、もともとは
2 したいものです。
とすべきところなのです。(ですから尊大な感じをどこから受けられるのかわかりません。)

「面白いです」などの表現は昭和初期(?)までは由緒のないものとされていたようですが、現代では通用しています。
年配の方(?)に聞くと
1 したいです。
の表現に違和感を覚えますし、
2 したいものです。
の方が正しい表現だと言っていました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私の誤解なんですね。
尊大な感じを受ける方がおかしいのですね。
年配の人にとっては
1 したいです
の方が違和感を受け、
2 したいものです。
の方が正しい表現と言えるのですね。

お礼日時:2015/07/20 18:34

1、直接話法?、自身のこととして話している。


2、間接話法的?、自身のことではなく、他からの引用、または情報提供。
1は自分のことゆえ、上から目線も、下から目線もあり得ません。
2情報伝達だから、僻み根性で聞けば、教えてやる!、に聞こえるだけ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

私には僻み根性があるのですね。
だから「教えてやる!」という風に聞こえるわけですね。

お礼日時:2015/07/20 18:32

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