プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

お世話になります。 父が零細工場を営んでいます。 従業員は10人ほどです。
父の年齢も60を過ぎ、一人暮らしをしています。


会社は赤字でも黒字でもなくトントンの状態です。

父には現役社長で働いてほしいのですが、万一を考え、父が突然倒れた時に、
家族が(私が)あたふたせずに済むように会社の経理もろもろを把握したいのですが、
父にはその気がありません。

そのため、会社の内情を知るのは社長の父一人です。
父の方針なのでそれは致し方ないとして、万一の場合に備え、自分で経理やキャッシュフロー、
銀行とのやり取り、小切手に関してなど、ある程度の知識を習得しておきたいと思います。
・・・・・・・・・・・・私は中途採用でこれまで現場を手伝い、金回りなど、経営にはノータッチでした、経営するうえでの常識的な知識が全くないんです。

そのため、父が急死した場合には、何もわからず、遺産放棄するか、うまくできても、
会社を閉鎖するしかないと考えています。

従業員の人生もあるので、最悪それだけは避けたいと思っています。

そこで下記お教えください。

①上記のような現社長が事業継承の準備をせず、しかも継承者が経営のイロハの何もわからないとき、
 習得すべき分野として、どこから手を付ければよろしいでしょうか?
 優先順位などありますか?   経理を勉強したらよろしいでしょうか? 銀行や小切手に関して調べればいいでしょうか? ・・・・・・・・・全くの見当違いの事を私は考えているでしょうか?

② 同じような経験をされた方がおられましたら、どのように乗り切られたか、お教えください。


何から手を付けてよいかわからず不安です。
このままだと、社長の突然死=会社倒産となります。


以上 こうした分野に詳しい方がおられましたらお教えください。

A 回答 (4件)

#3です。

回答を拝見して再度回答します。

まずは、「どうなると会社が潰れるか?」ということからすると、
会社が潰れるのは「支払うべきお金が払えなくなったとき」です。
当たり前のようですが、潰れる会社はここを理解していないケースが多々あります。
言い換えると、「利益が出ていてもお金が支払えなくなれば潰れるし、赤字であってもお金が支払えていれば潰れない。」のです。
したがって、まず最初に手をつけるべきことは会社のキャッシュフローを理解することですが、そのために財務諸表を理解する必要があります。
また金融機関との話は基本的には「会計用語」でするものと思ったほうがよいです。
会社の内容を会計用語で金融機関に説明すると相手は「こいつはしっかりと金勘定ができてるな」と信用するし、いい加減な表現をしていると「こいつは実はよく金勘定がわかっていないな」と思われて要らない苦労をします。
例えば、質問にある「会社は赤字でも黒字でもなくトントンの状態」というのも非常に曖昧で、
キャッシュフローがトントンなのか、営業利益がトントンなのか、経常利益がトントンなのか、最終利益がトントンなのかでは話が全く違ってきます。

最低限の基礎知識を学ぶならば、簿記3級の自習本などを読めば良いかと思います。
理想をいえば2級程度までは理解することですが他にもたくさんやることはあると思うので、とりあえずは3級で良いでしょう。(決して経理や会計で就職するわけではないので特に試験に合格する必要はありません。)
ほかには各種関連法規はさらっと理解していたほうがよいでしょう。(税法、会社法、商法、民法、労働三法など)
これらは別に完全に覚える必要はないですが、仕事で「あれ?これって何か法律上手続きがいるはずだったかな?」などと気付くことが重要です。気になったら専門家(税理士や弁護士・司法書士・社労士など)に確認すれば良い事です。一番怖いのは全く知らずに重大な法令違反などをしてしまうことです。

これらの知識を準備したら実際に会社がどうなっているのかを確認します。
ここでもしも会社が不健全であったり違法状態であっても慌てないことです。
どこがどう不健全であったり違法状態であるかを見極めてどのように対処していくかの計画を立てることが重要です。

またもっとも重要と思えることは、「業種・業態などには関係なく、親しい同様の立場(後継ぎ)の友達や先輩、後輩を作ること」です。
これらはいろいろな会合等でも事業継承者(候補者を含む)などの分科会などがあると思うので、そこに顔を出すようにすれば良いと思います。その中にきっと凄く気の合う人がいるはずです。
なぜかといえば「その立場になったことのない人は質問者さんの持つ不安や悩みを理解できない」からです。
決して彼らが質問者さんの不安や悩みを解決はしてくれないかもしれませんが、少なくとも同じような不安や悩みを乗り越えた先輩や、同時に不安や悩みを抱えている仲間がいるというだけでも心強いものです。

以上が、会社を継いで20年、親父(先代)を亡くして10年の経験で自分の反省も含めての回答です。

余談ですが、金融機関にとっては「後を継ぐものがいる」ということは非常好ましいことです。
もしも機会があれば金融機関の課長や支店長などに「自分は早く継ぎたいのですがなかなか親が手放さなくって・・・」などと一言愚痴を入れても損はないと思います。
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この回答へのお礼

大変わかりやすい 経験に基づいたご説明ありがとうございます

よくわかりました ご提案いただいた情報を調べてみます

「その立場になったことのない人は質問者さんの持つ不安や悩みを理解できない」からです。・・・・・・まさにその通りだと思います。

私は将来を考え、今、早め早めに準備をしておいて、どの方向にでも行けるように勉強したいのですが、従業員は「金にならない事をやっている」との
見方をしています。

私が、やる気をなくせば(継がなければ)会社閉鎖という事を理解していません。

どう転んでも(継承する、売却する、閉鎖するなど)対処できるようにしたいのですが、従業員の理解を得れず、苦労していたところです。
(将来会社を閉鎖する事を念頭に入れているとは、今は言えません)

めんどくさくなり、社長の死と同時に会社を閉鎖しようかと、思う事もたびたびです。実際、親族は閉鎖を勧めています。

今、会社で働いている、50代の社員はこの後就職が難しいとは思いますが、今、協力してくれないならば、閉鎖も致し方ないと思っています。

私は、閉鎖しても、会社の土地を売って生活ができるので、正直
どちらに転んでもいいんです・・・・・・・・・・・とスミマセン
愚痴になってしまいました(苦笑)

ありがとうございます。
できることをやって、万一の時にそれでも、会社を続けることが難しければ
(社長が死亡したときに私の準備が整っていなければ)
社員に説明し、会社を閉鎖したいと思います。

大変参考になりました。

ありがとうございます。

お礼日時:2015/09/04 15:18

まずは、どのような形態でも現経営者が事業承継をする気持ちにならないと何もできません。


したがって最初の一歩はお父様にその気持ちを抱かせることです。

もちろん承継する質問者さんの気持ちがもっとも重要なのですが、それだけではお父様が納得するとも限りません。そのような場合、他の誰かがお父様の背中を押してあげる必要があるかもしれません。

そのようなことのできる人で考えられるのは・・・・
家族(質問者さんの場合でいえば、お母様でしょうか?)
従業員(古くからお父様と一緒にやってきた従業員など)
取引先(仕入先やお客様や金融機関など)
でしょうか?

少なくともご家族や従業員とは質問者さんも懇意でしょうから、それとなくご家族や従業員の意向などを確認してみてはどうでしょうか?

それと並行しておこなった方がよいのは、
「何によってこの会社は存続しているのか?」ということを分析することが必要だと思います。
似たような業態でも会社にはそれぞれ特徴があってそれによって事業継承での注意事項も変わってきます。
もっとも危ないケースは、いうならば「お父様の人柄」で成り立っている場合です。
人柄といっても、温厚だとか厳格だとかということではなく、
「営業力」とか「人脈」とか「技術力」とか「技能」などという才能や知識など全般を含めてのことです。
その場合、質問者さんまたは従業員の誰かがそれを引き継げないと会社はおかしくなります。
もちろん、将来的には事業を承継する質問者さんのスタイルや環境に合わせて会社が変わっていくことにはなると思いますが、すぐには変わらないし変えても上手くいくとは限りません。
ほかにもお父様以外の従業員の人柄で会社は存続しているのだけど、その従業員が勤めている理由が「お父様がいるから」などという場合も要注意です。
「分析」というと大変そうですが、入り口は「お客さんに聞く」ところから始めるのが手っ取り早いでしょう。
お客さんに聞くことは、「どうして当社と取引してくれるのか?」です。
答としては、「短納期でも引き受けてくれるから」とか「品質が良いから」とか「難しそうなことでもできるから」とか「安いから」などなどいろんな理由が考えられます。中には、「昔からの取引だから」なんていうのもあるかもしれません。
お客さんからの評価を次にそれを「社内の要因」に落とし込みます。
そうすると「どうしてこの会社が存続するのか?」とか「必要とされているのか?」がわかると思います。

「現経営者のお父様が事業承継に手を付ける気持ちになれば」、あとはそれをスケジュール化していくだけです。
経営というのは、ありとあらゆる要素が含まれますが、大事なことは「存続していくこと」です。(存続していくためには一定の利益を産んでいく必要がありますが、利益が出ていても潰れる会社もあります。)
経営に必要な一般的な知識が学べる場所は調べればたくさんあります。が、それだけで経営ができるなら世の中に潰れる会社は存在しません。
知識をいかにその会社に当て嵌めて上手く利用していくかが重要で、そのためには会社のことをもっとよく知ることでしょう。
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この回答へのお礼

みなさん ありがとうございます
あまり詳しく説明できない事情がありまして・・・・

いずれは 現社長が死んだら 嫌でも継ぐか、たたむかを
しなければなりません

それで、 たたむのは最後の手段で、まずは 継承できるよう
備えをしておきたいと考えています

ですので、 経営に必要な 知識はどのようなものかお教えいただければ幸いです


家族のだれも 会社を継ぎたくないとの意向で、
私もたたんでも 継いでもどちらでも構わないのですが

ただ どの方向にでも行けるように

今できる事をしておければと思いました


ちなみに 現社長は 営業その他はノータッチです

お客様の対応や営業は私や従業員が行っています

社長とお客様のつながりはほとんどないといっても過言ではありません
社長は 金の支払いをするくらいの存在です

ですので 社長がこのまま亡くなったとしたら

金の扱い、知識、銀行とのやり取りなどの方法がわかれば
何とかやっていけそうです

もし だめならば 早々に会社を閉鎖したいと思います

上記状況で
  必要な 知識をお教え下されば幸いです。

お礼日時:2015/09/03 14:38

>会社は赤字でも黒字でもなくトントンの状態です。



質問からの勝手な想像ですが、トントンって言うのもあやしいかもしれませんね。
実際の経営状況や経理に携わらなければわからないでしょう。

しかしながら、学ぶことはいくらでも出来ます。

商工会議所や商工会、法人会などの青年部に入会すれば、後継者を育成するようなセミナーに参加出来ます。
また、各県に起業塾のようなものもあるはずです。

その他にも任意団体で直接経営の勉強は出来なくても、間接的に学べるところは沢山ありますよ。

銀行だって若手経営者の育成には協力的ですから、相談に行けばいろいろと教えてくれます。
キャッシュフローなんて銀行の得意分野ですからね。

特に勉強は出来ませんがミラサポっていうのに登録してみて下さい。
色々な補助金の情報などを入手出来ますし、セミナーなどの情報もあります。

補助金の中には事業継承をスムーズに行ったり、第二創業の補助金などの情報もあります。
また専門家の個別指導も3回まで無料で受ける事も出来ます。(条件があったかも?)


お父様の本心はわかりませんが「何も教えてくれない!」と言う貴方の自主性の無さに、「まだまだ任せられない」という気持ちがお父様にあるのではないでしょうか?


少なくとも貴方が自ら学ぼうと行動する事は止めないと思います。


極端な事を言えば、貴方が会社で得た技術やノウハウをもとに独立するくらいの気概が必要なのではないでしょうか?

全てを学んで独立・起業する人は殆ど無に等しいと思います。
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事業継承において、現経営者の意向の確認なし、継承のための行動なしでは話になりません。



まずそもそもにして、お父さまが質問者さまなり、誰かに事業継承をさせるかどうかです。
質問者さまは「従業員の人生」とキレイな言葉を使っていますが、事業が破たんすれば従業員はもちろんのこと、取引先や金融機関、その他周りの人に甚大な迷惑を掛けます。
事業を継承するにふさわしい人がいないのなら、キレイに閉めるのも経営者の仕事です。

本来であれば、小さな企業に身内の人間がいるというのは、企業の機密性(と言えば聞こえが悪いですが、経営状態や従業員の給料をバラしたりしない など)や安全性(ケガや病気 など)のため、そして事業継承のためにも必要な人間です。
ですから(少なくとも筆頭)継承者は経営状態や経理などはある程度関与しているのが普通です。
質問者さまがその準備をされていないということは、やはりお父さまにその気がないということです。

じっくり膝を交えて相談をしてください。
すべてはそれからです。

その前に万が一のことがあった場合は、会社でお世話になっている税理士先生に相談をしてください。
そういうときのプロです。
そのうえでじっくり話を聞き、決断を下せばいいのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。  社長は継承手続きの気はないので 家族としても困っています。 万一の時には私が処理をすることになるので、
私にある程度の経営知識があれば、チャレンジしてもいいかと思っています。 知識がない状態で社長が倒れれば、その時が倒産、閉鎖の時と思っています。 中の良い従業員に相談?したところ 「あと10年は会社を続けてほしい」との要望でした。

万一の時はなるべくきれいに会社を閉鎖したいと考えています。

売り上げは月に1千万ほどあるので、閉鎖するにはもったいないと
父は言うのですが、それならば、早く事業継承の準備をしてほしいところです。

説明不足でした、 質問の趣旨は「万一の時に、後処理をする私があたふたしないように、今の状況で何を勉強しておけばいいでしょうか?」
という内容です

わかりにくい質問でもうしわけありません。

お礼日時:2015/09/01 14:56

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