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geeignet sein の場合の前置詞の使い分け、fuer,zu,alsの使い分けに法則はありますか?

Er ist fuer die Arbeit geeignet. Er ist zum Lehrer geeignet. Das ist als Geschenk geeignet.の3つの文が辞書にあります。
als Geschenkはfuerでもいいような気がしますが・・・説明がありませんのでよくわかりません。
教えていただければ嬉しいです。

A 回答 (3件)

>同様に、zum Arzt,zur Krankenschwester geeignet seinと言うのでしょうか。



zuを使うなら、そのように定冠詞付きになりますね。ただ、この回答を書くにあたって初めて、「zu+職業名 geeignet sein」とも言えることを確認し直したくらい、私にはalsの方が自然でした。googleで検索してみると、どちらかというとやはりalsの方が若干多いですが、zum Lehrer geeignetの例は、ヘルマン・ヘッセの小説「ガラス玉遊戯」にも出てきます。
https://books.google.co.jp/books?id=Lzg8CgAAQBAJ …


各検索結果(件数は、最初のページの左上の表示ではなく、最終ページに表示される結果です)

zum Lehrer geeignet(49件)
https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei …

als Lehrer geeignet(128件)
https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei …

zur Krankenschwester geeigenet(4件)
https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei …

als Krankenschwester geeigenet(18件)
https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei …

zum Arzt geeignet(29件)
https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei …

als Arzt geeignet(40件)
https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei …


geeignetを先に出して検索すると、それぞれもう少し少なくなります。
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>ただ、zuの場合、必ず定冠詞がつくのは何故ですか?



zuのあとに冠詞がない場合もあります。ただし、これは慣用的な言い回しが多いですね。zu Ende、zu Herzen、zu Bett、zu Tisch、zu Hause、zu Fußなどです。これには、前置詞の問題とは別に、冠詞をいつ付けていつ付けないかという難しい問題や、格の問題、ドイツ語の歴史的な問題も絡んでくると思いますので、簡単には説明できません。今挙げた例の場合は、EndeやHerzenはもちろん、BettやTischも特定のベットやテーブルではなく、一般的な概念として使われています。fürのあとの名詞も、特定のものを指すかどうかによって冠詞が付く場合も付かない場合もあります。für Kinder geeignetの場合もfür Lehrer geeignetの場合も、漠然とした概念としてのKinder、Lehrerなので冠詞はつきません。「職業には普通冠詞は無し」というのは、どういう文脈で読まれましたか。Er ist Arzt.とか、Ich bin Musiker.のような文の中での「述語名詞」の場合は無冠詞になりますが、それ以外の場合は無冠詞と決まっているわけではありません。eignenやgeeignetを使った短い文章では、一般的に何に適しているかという内容が多いので、無冠詞が目につくかもしれませんが、形容詞や後続の複文で限定される場合は、もちろん定冠詞が付きます。「für den reisenden Musiker geeignet」とか、「für den interessierten Lehrer geeignet」、「für die Kinder geeignet, die erst angefangen haben, zu lesen」のような場合です。zuのあとに定冠詞が付くのは、ほかの前置詞と違うzu不定詞句としての用法もあるため、3格の名詞であることをはっきりさせる必要があったからなのではないかなどと推測しますが、これは文法というより、現代ドイツ語の成立の歴史の問題にもなりそうです。前置詞にはいろいろあって、それぞれに無冠詞になりやすいなどの特徴があったり、慣用的な用法があったりします。これは、少しずつ慣れていくしかありません。例えば、für Kinder geeignetと同じ意味でfür ein Kind geeignetと言うこともあるのですが、それでいて、für Tiere geeignetとは言ってもfür ein Tierとは言わなかったりします。

>また、Dieses Buch ist geeignet fuer kleine Kinderのように語順が他の文と違っているのは理由がありますか?

つい違う語順で書いて混乱させてしまったかもしれませんが、これはどちらでもよいです。たぶん、書き言葉より口語表現の方に多いと思います。fürのあとに長い語句が続く場合とか、関係文が続く場合はgeeignetが前に出やすいかもしれません。ist geeignetという形から、現在完了と同じようにgeeignetが文末に来るようにお考えかもしれませんが、geeignetは形容詞(分詞形容詞)扱いです。それに、現在完了形の文章でも、過去分詞が文末に来ない場合はあります。これも、口語で長い文章を言う場合に、過去分詞を言った後に何か付け加えるような形になることがあります。
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この回答へのお礼

Tsatenkastenさん、ありがとうございます。
>「職業には普通冠詞は無し」というのは、どういう文脈で読まれましたか。Er ist Arzt.とか、Ich bin Musiker.のような文の中での「述語名詞」の場合は無冠詞になりますが、それ以外の場合は無冠詞と決まっているわけではありません。eignenやgeeignetを使った短い文章では、一般的に何に適しているかという内容が多いので、無冠詞が目につくかもしれませんが

zu ~geeignet seinの場合に無冠詞が目についただけですね。慣用的に使う短いzuの場合、あまり冠詞付きを目にしなかったものですから、ついLehrerに定冠詞がつくのは何故かと思ってしまいました。丸覚えするのが一番いいですね!?同様に、zum Arzt,zur Krankenschwester geeignet seinと言うのでしょうか。

>形容詞や後続の複文で限定される現在完了と同じようにgeeignetが文末に来るようにお考えかもしれませんが、geeignetは形容詞(分詞形容詞)扱いです。それに、現在完了形の文章でも、過去分詞が文末に来ない場合はあります。これも、口語で長い文章を言う場合に、過去分詞を言った後に何か付け加えるような形になることがあります。

そうなのですね!元々は過去分詞からできた形容詞ですので、枠構造が適用になるのかと思っていました。そういえば、口語で「~に」の部分が長いと、自分なら最後に分詞形容詞をつけ忘れたりしてしまいそうですから、始めの方で言ってしまうのがよいように思います。

お礼日時:2015/09/07 16:43

相変わらず即答できない好質問が続きますね。



先日の前置詞についての御質問(in die Schule, auf die Schule, zur Schule…)同様、使い分けが明確でない場合もありそうです。辞書だけはちょっとわかりません。
郁文堂の独和辞典のeignenの項には、最初にsich für et. (od. zu et.) eignenと書いてありますが、fürを取る目的語とzuを取る目的語に分かれるのか、fürとzuが置き換えられるのかがわかるような説明はありません。geeignetの項も同様です。一方、DudenのUniversalwörterbuchのeignenの項には、sich als / zum Leher eignenという用例があって、alsでもzuでもよいように受け取れますし、geeignetの項にはfür diese Tätigkeit geeignetとzur Lehrerin geeignetという例が出ています。さてどうでしょう?

一応、als、für、zuの各語の意味、働きと、実際のいろいろな用例を考慮すると、大体次のようなことが言えるように思います。

als(接続詞)
A ist als B geeignet.
資格、能力、質などの点で、AとBが同格になる。A=B。「~としてふさわしい、適している」

für(前置詞)
A ist für B geeignet.
性能やレベルなどの点で、特定の対象物にとって有用である。つまり用途として適当である。A≠B。Bは人、物、名称、概念など。「~のためには向いている」

zu(前置詞)
A ist zu B geeignet.
zuは、前の二つと比べると動きがあり、「Bという目的を達成するのに適した手段である」、A≠B、という用法が多いが、A=Bもある。「~するのに適している」「~に適している」


少し説明を加えますが、まずalsは「~として」という意味です。eignen以外の動詞と共に使われる場合でも、fürなどの前置詞との置き換えが可能ですが、eignenの場合も同様です。

Es ist als Geschenk geeignet. = Es ist für Geschenk geeignet.
それは贈り物にはふさわしい。

この場合はalsでもfürでもよいのですが、zuはやはり目的行為がもう少しはっきりしますので、Es ist zum Geschenk geeignet.という言い方はまずしません。zuを使うなら、このあと説明するように、動詞を名詞化した形で目的行為をはっきりさせる方が適切です。

Es ist zum Verschenken geeignet.
それは贈るのには適している。


では、Er ist als Lehrer geeignet.のalsがfürに書き換えられるかというと、これはまずしません。先ほど書いたように、alsの場合はA=Bですが、fürは、eignenと共に用いられる場合はA≠Bが普通です。ですから、

Dieses Unterrichtsmaterial ist geeignet für Lehrer.
この教材は教師用である。(Unterrichtsmaterial≠Lehrer)

とは言えます。Er ist für die Arbeit geeignet.という文の場合は、Er≠Arbeitなのでalsが使えないことはおわかりでしょう。für+人の形が多いです。

Dieses Buch ist geeignet für kleine Kinder.
この本は、小さい子供向きである。

人以外の名詞が来る場合は、zuのあとのような目的行為を表す名詞よりも、単純なものの名称や概念などが多いです。

Welche Dächer sind für Solaranlagen geeignet?
どのような屋根がソーラーパネルに適しているか?

Sind Beobachten und Abwarten für meine Situation geeignet?
見守り、ただ待つことが、私の置かれている状況に適っているか?


zuは今までにお話ししているように、目的行為を表すことが多いので、動詞を名詞化した中性名詞、または動詞の名詞形が多いです。

Das Wasser ist zum Trinken geeignet.(目的:trinken=飲む)
その水は飲用に適している。
= Es ist als Trinkwasser geeignet.(一致:Es=Trinkwasser)

Glasnudeln – Harusame ist sehr gut zum Frittieren geeignet. (目的:frittieren=揚げる)
グラースヌーデル ‐ 春雨は、油で揚げるのに大変適している。

Sind Tabletten zum Abnehmen geeignet? (目的:abnehmen=やせる)
薬はダイエットに適しているか?(警告の記事)

Die Messwerte von unterschiedlichen Ärzten mit anderen Geräten sind nicht zum Vergleich geeignet.
異なる医師の異なる器具による計測値は、比較に適さない。(vergleichen→Vergleich:「比較する」という目的)

Das Aikido ist gut zur Selbstverteidigung geeignet.
合気道は保身に十分適する。(selbst verteidigen→Selbstverteidigung:「自分を守る」という目的)

Welches Dach ist zur Sonnenenergienutzung geeignet?
どの屋根が、太陽エネルギー利用に適しているか?(Sonnenenergie nutzen→:「太陽光を利用する」という目的)


さて、問題は次のケースです。

Er ist als Lehrer geeignet.
Er ist zum Lehrer geeignet.

alsとzuの意味の違いを単純に当てはめると、alsはすでに教師になってからのことで、zuは教師になる前に適正があると言っているようにも思えますが、実際にはそのような違いはなく、どちらでもよいようです。

Ich will meinen Beruf wechseln, weil ich mich nicht zum Lehrer/als Lehrer eigne.

このあたりが難しいところです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。受験英語で前置詞の問題が苦手でしたので、前置詞にこだわりを持ってしまいます。ご説明でよくわかりました。
ただ、zuの場合、必ず定冠詞がつくのは何故ですか?
職業には普通、冠詞はなしと説明されますが・・・zuで冠詞がないのは見たことがありません。
また、Dieses Buch ist geeignet fuer kleine Kinderのように語順が他の文と違っているのは理由がありますか?
お手数ですが、宜しくお願いします。

お礼日時:2015/09/06 16:46

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