
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
(1)最大の定理
a+b=k ということは、b=k-a です。
従って
ab = a (k-a) =-a^2 + ka
= -( a^2 - ka + k^2/4 ) + k^2/4
= -( a - k/2 )^2 + k^2/4 (1)
これは、グラフに描けば上に凸の放物線で、
( a - k/2 )^2 ≧ 0
なので、この項が一番小さくなるのが a=k/2 のときで、ゼロです。
つまり、(1)より、ab は、 a=k/2 のとき、最大値
ab = k^2/4
になります。a=k/2 なので、
b = k/2
になります。
これは、微分を使えば、
y(a) = -a^2 + ka
とおいて、
y' = -2a + k = 0
より、極値をとるのは
a = k/2
のときで、
y'' = -2 <0
より、このとき y は最大値となります。
(2)最小の定理
同様に、ab=k ということは、b=k/a ですから
a + b = a + k/a = y(a)
これが極大、極小になるのは、y'=0 のときなので
y' = 1 - k/a^2 = 0
より、k>0 で a = ±√k のときです。
(k<0 のときには極値をとる a は存在しない)
このとき、
y'' = 2k/a^3
なので、a>0 のとき y は最小値、a<0 のとき y は最大値をとります。
つまり、k>0 のとき
a=b= √k のとき y は最小値 2√k をとる
a=b= -√k のとき y は最大値 -2√k をとる
ということです。
ご質問文には、a>0, b>0, k>0 という条件を付けなければ
「ab=k の時、a+bは a=b=√k の時に最小値をとる」
は成立しませんね。
No.3
- 回答日時:
ラグランジュの未定乗数法でとくのがー番エレガントでしょうね。
問題の対称性を保ったまま解くことができます。
No.2
- 回答日時:
条件が抜けています。
a≧0、b≧0です。相加平均は相乗平均以下であるという次の恒等式を用います。
a+b≧2√ab (1)
つまり
「最大の定理」
√ab≦(a+b)/2=k/2
abの最大値は(k/2)^2で最大値はa=bのとき
「最小の定理」
a+b≧2√ab=2√k
a+bの最小値は2√kで最小値はa=bのとき
(別解)2次方程式の実解条件を用いても解けます。
a,bを解とする2次方程式は
t^2-(a+b)t+ab=0 (2)
a,bが実数であるためには判別式D≧0
D=(a+b)^2-4ab≧0 (3)
これより
a+b≧2√ab
つまり(1)が示された。ここから相加相乗の話に持ち込んでもよい。
直接的には
「最大の定理」
a+b=k の時、(2)は
t^2-kt+ab=0
D=k^2-4ab≧0 ⇒ ab≦k^2/4
a=b=k/2 の時に最大値k^2/4をとる
「最小の定理」
ab=k の時、(2)は
t^2-(a+b)t+k=0
D=(a+b)^2-4k≧0 ⇒ a+b≧2√k
a+bは a=b=√k の時に最小値2√kをとる
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
人気Q&Aランキング
-
4
Nを5進法であらわすと4桁で表さ...
-
5
曲面の曲率
-
6
ラグランジュの未定乗数法
-
7
楕円において短半径は焦点から...
-
8
数値データの規格化
-
9
3σと最大値,最小値
-
10
小学5年算数。階乗の関数
-
11
上界と上限と最大値の違い
-
12
Excelグラフ作成方法を教えてく...
-
13
2次関数y=(x+2)2乗-3の最大...
-
14
レーダーチャートの軸
-
15
aを正の定数とし、f(x)=x²+2(a-...
-
16
大学数学の最大値・最小値の問...
-
17
グランジュの未定乗数法で最大...
-
18
最大値=∞ というように無限を解...
-
19
なぜ減点なのか。
-
20
数学の表記の表し方で最大値と...
おすすめ情報
公式facebook
公式twitter