プロが教えるわが家の防犯対策術!

たまに報道されるこの手の事件。
いったい家庭内で何が起きているのか?
その予備軍の家庭は多いのだろうか?
素朴な質問ですいませんが(;^_^A

A 回答 (5件)

家族内での殺人は減っています。


No.4さんの仰っている比較で、家族内殺人の実数を計算してみれば簡単にわかります。

警察統計における2004年の殺人認知件数は1419件。
一方、2013年の殺人認知件数は939件。

2004年の家族内殺人の率は、45.5%ですから、家族内殺人の件数は645件ほど。
2013年の家族内殺人の率は、53.5%ですから、家族内殺人の件数は518件ほど。
10年間で100件以上も減っています。
割合、というのは、家族内殺人の件数を分子、全ての殺人事件の件数を分母とする分数です。分子の部分が減っていたとしても、分母の数がそれ以上に減っていれば割合は上がるのです。実際の件数は減っているのに、割合が上がっているから問題だ、というのは中学生レベルの算数を理解していない発言と言えます。
逆に、家族内殺人の割合が下がっていたとしても、家族内殺人の件数が増えていて、それ以上に、他の殺人を含めた殺人件数が増えているのだとしたら、それは由々しき問題です。


さて、その上で、ですが、日本のように銃の所持が厳しく制限された国では、殺人は親しい関係者同士というものが大多数になります。
というのは、人を殺すのは大変だからです。銃のように、相手から離れたところから引鉄を引けば相手を殺せる道具があれば、勢いだけで、ということもあります。しかし、刃物を使うにしても、鈍器で殴るにしても、相手のすぐ近くに接近しなければならないような状況であれば、そう簡単にはいきません。相手に反撃されるとか、そういうことも十分にあります。
そうなると、よほど、相手を憎んでいるとか、そういう状況でなければ事件を起こしません。
ですので、元々、殺人事件において、犯人と被害者の関係と言うのは親しい、身近な関係が多かったのです。

その中でも、家族というのは最も身近で、なおかつ、切り離しにくい関係です。
例えば、会社の同僚が憎い。大きな決断ですが、しかし、本当に我慢できなくなったら会社を辞めれば関係を絶てます。
ご近所が憎い。こちらも、最悪、引越しをすれば関係を絶てます。
しかし、家族はそうはいきませn。法的に家族関係を解消することも不可能ではありませんが、しかし、引越しやら何やらよりも手間が掛かりますし、法的に無関係となっても、第三者からAさんは、Bさんの子供という認識をなくすことは不可能です。そういう意味で、一番、関係を切り離せないものと言えます。
そのため、関係性の中で追い詰められ、殺人まで発展する、ということが多くなるわけです。
先に書いたように、家族内殺人は減っているのですが、他の殺人よりも減少率が低い理由はそこです。


家族内殺人の報道が目立つ理由は2つあります。

1つは、児童虐待などに人々の関心が集まるようになったため。
児童虐待というのは、増えているかのように思われていますが、これは1999年に児童虐待禁止方が制定され、その後の改正などにより、「あれは虐待じゃないか」と児童相談所や警察に連絡がされるようになったため、件数が増加しただけです。実際問題として、親による子殺しというのは減っています。
そして、報道も商売ですから、注目されるケースは大々的に報道します。すると、多く目にするようになる、というわけです。

もう1つが、他の殺人が少ないからです。
当たり前ですが報道は、起こったことを報じます。そして、それによって新聞なら「○○文字」という紙面を、ニュースなら「○○分」という時間を埋めなければなりません。
起きてもいない殺人を報じるわけにはいきませんし、紙面や時間を余らせることも出来ません。すると、起きた事件を報じます。先に書いたように、殺人事件は減少。しかも、家族以外での殺人が激減しています。そうすると、必然として、家族内殺人を報じる機会が増える、というわけです。
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警察庁のまとめによると、2013年の殺人事件検挙件数のうち、


被疑者と被害者の関係が親族間である割合は53.5%。
実に半数以上が“家族同士の殺し合い”という悲劇の結末を
迎えている。

殺人事件は戦後、1950年代から減少し続け、
1990年代以降は1100~1250件程度とほぼ横ばいで推移、
2009年以降はさらに減って1000件以下となった
(いずれも検挙件数。警察庁の統計による)。
高度経済成長で暮らしが豊かになるのに伴い減少し、
その件数に大きな変動がないことがわかる。

しかし、親子、兄弟、配偶者同士など「親族間」の殺人に
目を転じると、事情は異なる。
2003年までの過去25年、親族間の殺人は検挙件数全体の
40%前後で推移してきたが、
2004年に45.5%に上昇。
以後の10年間でさらに10ポイント近く上昇し、
2012年、2013年には53.5%まで増加した。
http://spotlight-media.jp/article/98049523110983 …


いったい家庭内で何が起きているのか?
   ↑
家族間の絆が弱まっているのでしょう。
福祉が進み、家族ですら助け合わなくて
よくなった時代になったのが、原因
だと思います。
まさに、得るモノがあれば失うモノありです。


その予備軍の家庭は多いのだろうか?
    ↑
一件発生した場合、その背後には何十件も
その予備軍がいるのが通常です。
そう考えると怖いです。
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ちょっと古い記事ですが。



殺人事件の加害者はおよそ半分が親族、四割が面識あり。見知らぬ相手に殺されたのはわずか一割です。利害関係も恨みつらみも、付き合いが深ければ強くなりますし。

http://homepage3.nifty.com/ronten/whokill.htm
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DV=家庭内暴力



ですね。

純粋に暴力だけでなく、言葉の暴力も含みます。
どちらか、もしくは両方の精神的欠陥から生じます。
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子供や親のストレスだったり、親子喧嘩だったり、それぞれあるんでしょうね…。


必ずしも、報道される内容と完全に一致している訳ではないですし。
予備軍の家族は、少なくはないんじゃないでしょうか?
警察関係者の者ではないので、個人的な見解です。すみません^^;
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