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どちらも抗コリン成分のようですが、具体的にどう違うのでしょうか。
薬学知識のある方、ご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

こんにちは。


細かいことを省きますと、要はスコポラミンとブチルスコポラミンの違いという話なのですが、ブチルスコポラミンはスコポラミンの化学構造の中のある部分にブチル側鎖という余計な分子を追加したものです。ブチルスコポラミンを成分とするお薬としてはブスコパンが有名ですね。一方でスコポラミンの入った有名なお薬としては、トラベルミンがあります。両方とも副交感神経系に作用して、神経の興奮を鎮める作用があります。特に有名なのは胃腸系への作用で、神経性の胃痙攣や下痢などのときに胃腸運動を鎮めて落ち着かせることを目的で使われます。作用的にはブチルスコポラミンの方が強いと思います。

以上お役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすく、詳しいご回答有難うございます。
大変参考になりました。

お礼日時:2016/06/02 21:54

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