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 不況がなかなか回復しない昨今ですが、先日こういう質問を父にしてみました。
 「景気を安定させるのは無理なの?」
 そうしたら、父は「資本主義社会において、景気の変動は何十年単位で必ずある。世界恐慌とかもあったろ。んで現在の天皇陛下がご結婚された時期も不景気だった」
 と言いました。

 確かに、周期的に不景気は起きてしまう事に納得できますが、何故に景気は安定しないんでしょうか?。理由が解りません。そして、安定させるのは無理なんでしょうか?。

A 回答 (3件)

経済学的に申せば、景気は設備投資や技術革新などに起因する、周期の異なる3種類の波があるといわれています。


景気を安定させれないのには、いくつも理由がありますが、いくつか例を示します。

(例1)
最近、BSEで安い牛肉が手に入りにくくなりましたよね?
サラリーマンのお父さんの味方だった牛丼も食べられなくなり、昼食にかかるお金が高くなりました。
そうなると、帰りに飲む飲み屋で、つまみを1品-野菜スティックにしましょうか-節約します。
そうすると、飲み屋の売り上げは下がりますし、つまみの原料を買ってくれなくなります。
すると、飲み屋の店員の給料が下がり、つまみの原料を作っていた農家や味噌製造業者も売り上げが落ちるのでそこの従業員の給料も下がります。
当然、飲み屋の店員、農家、味噌製造業者も給料が下がるので物を買わなくなります。
物を買わないということは、他の業者も売り上げが下がるので、みんなそろって物を買わなくなります。
これが不況になるメカニズム(の一例)です。

(例2)
仮の例ですが、アタマイイ博士の発明で、今まで30万円だったパソコンが20万円で作れるようになったとします。
「おっ、10万円も下がったから買ってみるか」と、今まで持っていなかった人がどんどんパソコンを買い始めました。
パソコンメーカーはパソコンをたくさん作って大儲け。電気屋さんも大儲け。当然、社員の給料を上げたりボーナスをたくさん支払います。
すると、「せっかくお金をもらったんだ。念願の外車でも買おう」などと、今までに比べ、高いものを買ったり、買う量を増やします。すると、他の業者も儲かるので、そこに勤めていた人も給料が上がります。
これが好況になるメカニズム(の一例)です。

ま、現実の社会はここまで単純ではありませんが、景気を安定させられない、ということはお判りいただけますか?
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法則性であれば「景気の循環」で検索すれば何々の波といったものが引っかかるので参考にして下さい。



なぜ安定しないかが分かれば安定させられます。経済学者なるものが存在しても安定させられません。

今日の世界ではあらゆるファクターが複雑に絡み合っている為、先を読むことは限りなく難しいことであるからです。
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#1です。


>周期の異なる3種類の波
と書きましたが、キチン、ジュグラー、クズネッツ、コン
ドラチェフの4つの誤りでした。
ついでに付言しますと、これらは地球が太陽の周りを回るような物理的な周期法則ではなく、経験から導き出された法則です。

参考URL:http://www.alpha-net.ne.jp/users2/gzmgzm/article …
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