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現在、航空空母を所有している国は、アメリカ以外には、数国で、しかも1隻位です。航空母艦を所有するとは、ただ空母があればよいのでなく、訓練・修理のためにも控えの鑑が必要です。また。艦載機が一通り揃っていなければなりません。金持ちアメリカを除けば、航空空母の所有は、経済上のかなりの国力が無いとできませんね。

ところで、先の大戦では、日本は航空母艦を所有しておりました。あまつさえ、開戦当初は、アメリカに匹敵するほど揃えていました。然し、戦争が長引くにつれて、アメリカは大量の母艦を供給できました。現在こそ、日本は、GDPが世界の3位ですが、大戦のころは、それほどの国力ではありませでしたね。徴税もそれほど高くはなかったようです。今の北朝鮮のほどには、国民の生活が困窮してはいませんでした。もちろん、戦争中は次第に生活が苦しくなってきましたが。

質問は、なぜ、日本は、経済的な面からみて、航空空母を所有することができたのですか?

A 回答 (9件)

経済的には、日本が政府支出(軍事予算)の増額等をやっていたからと想像されます。


高橋是清が、デフレ脱却のため、ものすごくお金を刷っていたのです。ちょうど、今の日銀がものすごくお金を刷っているのと類似します。

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(高橋は)1931年(昭和6年)、政友会総裁・犬養毅が組閣した際も、犬養に請われ4度目の蔵相に就任し、金輸出再禁止(12月13日)・日銀引き受けによる政府支出(軍事予算)の増額等で、世界恐慌により混乱する日本経済をデフレから世界最速で脱出させた(リフレーション政策)。五・一五事件で犬養が暗殺された際に総理大臣を臨時兼任している。続いて親友である斎藤実が組閣した際も留任(5度目)。また1934年(昭和9年)に、共立学校出身にあたる岡田啓介首班の内閣にて6度目の大蔵大臣に就任[3]。当時、リフレーション政策はほぼ所期の目的を達していたが、これに伴い高率のインフレーションの発生が予見されたため、これを抑えるべく(出口戦略参照)軍事予算の縮小を図ったところ軍部の恨みを買い、二・二六事件において、赤坂の自宅二階で反乱軍の青年将校らに胸を6発撃たれ、暗殺された。享年82(満81歳没)。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
<日本が政府支出(軍事予算)の増額等をやっていたから。>
なのですね。おそらく、軍部の圧力が強かったのでしょうね。
この軍事費の増額が、世界恐慌から脱出する結果になった。ただし、この増額によりインフレが発生が予測されるため、高橋是清は、軍事予算の縮小を図り、それがため反乱軍に暗殺された、のですね。歴史は、紆余曲折を取らざるを得ないのですね。

お礼日時:2016/09/07 08:53

・軍事予算がそれなりに割り振られた



日本の海上自衛隊には「いせ」級や「いずも」級の護衛艦があります。
これらは空母ではありませんが、飛行甲板を持ち、日本海軍の空母と
比較するなら飛龍よりも大型です。(やってみないと判りませんが)
おそらくビスマルク追撃戦で活躍したソードフィッシュくらいなら
発着艦できるでしょう。(零戦は発艦できても着艦は難しいです)
現在の日本の防衛費はGDP1%程度を維持していますが、
「かが」が就役すれば4隻体制です。
GDP比でいうなら、中国が2%、アメリカが3%、ロシアが5%
サウジアラビアに至っては10%以上とされていますので、
(北朝鮮は20%以上と推定され、徴兵期間も近年まで10年でした)
仮にGDP4%程度なら単純計算で「いずも」級を10隻は
運用できることになります。(あくまでも計算上の話です)
北朝鮮と比較される方が多いようですが、開戦時の日本はそこまで
余裕が無い訳ではなく、比較するなら中国でしょう。

さて、当時の日本は軍拡に傾注し軍事費が国家財政を圧迫しましたが、
これは日本だけでなく、当時の世界がそういう時代でした。
そのためにワシントンやロンドンで軍縮会議がありましたが、
条約の期限切れとともに各国が軍拡に乗り出しています。
冷戦下のソ連のように軍事優先という面はありましたが、
日本の軍部だけが騒いだわけではありません。




・予算配分や運用で空母を重視した

開戦時の日本の空母は赤城・加賀・蒼龍・飛龍・瑞鶴・翔鶴の6隻と
小型と言われる龍驤、鳳翔、瑞鳳などを運用していました。
対するアメリカはレキシントン、ヨークタウン、サラトガ、ホーネット、
エンタープライズ、ワスプ、レンジャーの7隻でした。
しかも、開戦時は大西洋に4隻を配備したので、太平洋側は3隻だけ。
(ちなみに戦艦は太平洋9隻、大西洋8隻)
日本の方が空母が多いので、一見無茶しているように見えますが、
当時の主力艦は戦艦で、アメリカは17隻、日本は10隻です。
(「大和」級は開戦後の就役です)
日本は少ない予算で主力艦である戦艦の不利を補うために、
補助艦艇などを重視して整備しました。
ワシントン海軍軍縮会議では、まだ評価の定まっていない空母も
戦艦と同様に規制対象になりましたが、軍縮条約失効後も日本は
空母の将来性を見越して空母の拡充に務めました。
ロンドン海軍軍縮会議失効後の発注した戦艦は日本が2隻で
アメリカ10隻(キャンセルを除く)です。
空母は失効後にエセックス級やインディペンデンス級を発注しましたが、
何れも完成は開戦後1年以上経過してからです。
この様に、日本がアメリカより空母が多いのは、
日本が空母を重視して拡充したからです。

なぜか、「日本は大鑑巨砲主義に傾注して空母を疎かにした」と
言われる方が多いのですが、開戦後の就役でみると完成間近の
大和級と空母を除けば軽巡洋艦より大きな艦の就役はありません。
また、開戦後1年以内に祥鳳、隼鷹、飛鷹などが就役していますが
アメリカで開戦後1年で就役した空母はありません。
航空戦力を重視したけど工業力の差が大きかったのです。



・空母の単価と運用費が暴騰した

現在の空母艦載機は大型化・専門化することで、それ自体高価です。
それを運営する空母も必然的に高価になります。
単純な比較はできませんが、ゼロ戦が当時の価格で約10万円、、
現在の価格なら約1億5千万円くらいでしょうか。(諸説あります)
現在の最新鋭機F35の調達価格が6機で1249億円なので、
1機が約200億円です。つまり搭載機の価格だけでも100倍です
昔のゼロ戦なら風上に向かって航行する合成風力で飛べました。
東京空襲のドーリットル隊で使われたB-25は空母から発進しました。
しかし、大型化した航空機はそのままでは発艦が難しくなり、
空母用カタパルトが重視されるようになりました。
このカタパルトの運用費も高額です。
また、空母そのものも大型化し、最新鋭のR.フォード級は
排水量10万トン、全長332m、全幅78mと、大和より巨大です。
乗員も4500名と赤城(2000名弱)や大和(約3000人)より多く
それだけコストもかかっています。
海外に軍事展開する必要がない国には海上の航空基地である空母を
無理して運用する必要性に乏しく、海外領のある英仏や、
隣国との兼ね合いで伝統的に主力艦(戦前は戦艦、戦後は空母)
を運用する南米などを除いて、空母より他の装備が優先されます。
このように、現在では軍事費との兼ね合いで複数空母を運用するのは
アメリカくらいです。

勘違いされている方がおられるようですが、現在のアメリカ空母の
カタパルト(C-13)の原型はイギリス製(BXS‐1)です。
ソ連は蒸気カタパルト「マヤーク」を実用化していましたが、
コストの問題で断念したとされています。
日本の伊-400級のカタパルトは圧縮空気でした。
現在製造している空母用カタパルトはアメリカだけですが、
技術面だけ見るとアメリカだけが作れる訳ではありません。
戦果だけなら、南太平洋海戦までで太平洋における米軍の稼働空母を
全滅させています。(当時稼働したのは大西洋配備のレンジャーだけ)
神風しかなしえなかった訳ではありません。
結果だけ見て批判するのはいかがなものでしょうか。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
1.当時の国際的な軍拡時代では、日本だけ特筆して
<軍事費が国家財政を圧迫し>
た、というほどではないのですね。
2.当時の空母(艦載機も含め)はそんなに高価ではなかったのですね(現在と比較して)。
3. <日本は少ない予算で主力艦である戦艦の不利を補うために>
空母などに目を向けたのですね。
時代に流されつつも、裕福ではない日本は、航空母艦を活用しよう(活用せざる得ない)、と思ったのですね。

お礼日時:2016/09/06 19:39

あくまで私見です。


①1930年代以降、国家予算に占める軍事費の割合は常に30%を超え、太平洋戦争直前には70%を超えた。つまり国力の大半を軍事費につぎ込んだ。
②当時は大艦巨砲主義で海軍軍備の主力は戦艦であったが、戦艦は建造費・維持費が非常に高く、この先艦隊を維持していける見込みがなかった。実際開戦当時、大和以外の戦艦は老朽艦ばかり。
③戦艦は改装を繰り返しても攻撃力の劇的な向上は難しいが、空母は搭載機の性能向上によって攻撃力の飛躍的な増加が見込めた。

 ということで、貧乏ではあるけれどなけなしの予算の大半を軍事費につぎ込んだこと、空母のほうが割安で貧乏国には適していた(と思われていた)こと、空母のほうが飛躍的な戦力向上の芽があったことが要因じゃないですかね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
1.まず、<なけなしの予算の大半を軍事費>
なのですね。
2.軍事費のなかでも、
<空母のほうが割安>
なのですね。
3.成熟した戦鑑などより、開発途上である、飛行機も含めた空母の方の将来性を買った、ということですね。当時の為政者が、この通りに考えていたとしたら、一応素晴らしいことですね。(結果的には敗戦を迎えましたが)

お礼日時:2016/09/06 15:00

今の時代ならマグネシウムや炭素繊維材料も豊富です。

リチウムは、海かしから取れます。あとは、協力して、お金は、作れるのです。お金は、協力の共同体が製造しているものなのです。
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この回答へのお礼

了解

お礼日時:2016/09/06 10:37

経済は、生産力なのです。

生産力が無いのにお金だけ有っても意味がないのです。交換するものが無いお金に意味があるなんて馬鹿では、生存出来ません。
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この回答へのお礼

了解

お礼日時:2016/09/06 10:38

日中戦争が本格化した1937年以降は国家予算の50%以上が軍事費だったみたいです。

 空母を含む大日本帝国海軍を維持するくらいの予算はあったのでしょう。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<国家予算の50%以上が軍事費>
だから、空母の建造・維持は可能だったのですね。

お礼日時:2016/09/06 10:36

最近、北からミサイルが飛んできてエライ迷惑ですが、軍事上先端技術はそれなりでも、



兵士には竹槍同様の武器しか供給できない、その状態は、当時の日本軍の状態に近かったのでは、と思います。

国民生活をぎりぎりまで落として、お寺の鐘まで供出させてできたのが、空母だろうと思います。

そこまですれば、北同様、経済問題はクリヤーできたのでしょう。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<国民生活をぎりぎりまで落として>
ですね。竹槍、鐘の供出。某国も先例を見習っているかも。

お礼日時:2016/09/06 10:33

社会保障とかインフラ整備とかそういう部分を、限度ギリギリまで節約して


その結果産まれた余裕で軍備を揃えた

また、軍備に関しても、正面装備などは精一杯の努力で何とか形を揃えたが
兵站面や後方の部分に関しては、とても手が回らずにかなり劣悪な状況だった

だから、航空母艦や航空機や戦艦と言った華々しものは列強並みのものが揃えられたが
輸送力は輓馬とか自転車とか人力に頼るしかない
また、歩兵の命とも言うべき小銃なんかも設計も古く威力も低かった
また、火砲は装備しても打ち出す砲弾の生産と補給が間に合わずに役に立たないとか良くあったね

つまりギリギリの状態で背伸びをして、無理に無理を重ねて揃えていた

米英を知る軍人(山本五十六など)はそういう状況を承知していたので
装備の増産や補充面などを総合的に考えて、総力戦長期戦では勝ち目がないから
短期決戦の一発勝負(真珠湾奇襲やミッドウェイ会戦)に打って出た

純粋に経済的な面で言えば、貯蓄の奨励や供出などさらには戦時国債で資金を確保した
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
1.<社会保障>などは<限度ギリギリまで節約>
2.<正面装備などは><何とか形を揃えた>
が、それ以外(輸送力、通常兵器など)は、手を抜かざるを得ない。
3.<総力戦長期戦では勝ち目がない>
4.<貯蓄の奨励や供出><戦時国債>
精一杯なのですね。

お礼日時:2016/09/06 08:54

今の北朝鮮みたいなものでしょう。


背伸びして背伸びして、西欧列強を超えなければ
日本はないという方たちが引っ張っていったのです。
大和・武蔵を作る能力があれば信濃を作るのは
さして難しくはありません。
ただ、カタパルトはUSAはできても
70年たった今でも作れる国はありません。
発着に関係なく使用できるエレベータだって、
似たようなものです。
ゼロ戦みたいな諸外国のものまねの装備を持った飛行機で
勝とうとし、神風しかなしえなかった海軍は
馬鹿のきわみです。(陸軍はもっとひどいですが)
でもミシシッピと武蔵級がタイマンでどつき合えば、
勝ってたと思いますよ。レベルが違います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<今の北朝鮮みたい>に
<背伸びして背伸びして>
なのですね。技術面では、O勝×敗くらいで、勝負になったのですね。歴史上の途上国は、頑張ったのですね。

お礼日時:2016/09/05 21:48

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