今日Yahooの記事を見つけたら、こんな記事がありました「にきび原因の菌、ゲノム解読」と取り上げられていましたが、ゲノム解読→遺伝子治療になるわけですよね。
そして思ったことが何故 遺伝子治療にここまで拘るんでしょうか?
ニキビの治療薬なら今でもありますし、筋肉にしてもプロテインを飲んだら駄目なの?と疑問に思います。
解読されても治療薬ができるまで何年とかかると思いますし、メリットなんてあるのかな?と不思議に思っています。
ヒトゲノムが解明されてから、どんどんこういったゲノム解読が進んでいますけど、そもそもヒトゲノムとは2003年4月14日に全て解読したのではなかったのですか?
よろしくお願い致します。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
ヒトゲノムとは要するに、ゲノムを読んだだけです。
そのデータだけからはどんなタンパクができてどんな役割をしているかというのはわかりません。
つまり、暗号文の全文がわかったというだけで、解読はこれからって状態なんです。
なんで遺伝子治療にこだわるか?というと、昨今の流れで、オーダーメイドテーラーというのがあります。例えば、おんなじ病気になるにしても、人それぞれ、なる理由は違うわけです。その理由を解明し、個別に治療することで、対処療法だけではなく、より根本に迫った治療ができるようになるわけです。また、このような方法ですと、副作用の少ない薬ができるわけですよ。
筋肉の話なんですけど、究極のところ、プロテイン、あるいはアナボリックステロイドなどを使っても、トレーニングしなければ効果はほとんど現れませんが、遺伝子をいじればトレーニングもほとんど不必要になる可能性すらあるのです。人間で、筋肉抑制遺伝子が壊れた3歳の子供が10kgのダンベルをあげることができるというニュースがあったような気が‥。
このような遺伝子は、例えば筋肉が衰えるような病気になってる人はとても期待していると思いますよ。
わたしは癌研究者なんで、癌にこだわった話をしますけど、癌と言うのは遺伝子の異常なわけなんです。一口に癌と言いましても遺伝子のどんな異常かによって性質がかわってしまうんですけど、遺伝子の異常にあわせた薬をつかうことによって、より効き目があり、より副作用が低い治療が可能になるかもしれません。
ご返信大変有難うございます。
解読はこれからなんですね、遺伝子の暗号がわかったのは2001年だったようですね、誤記申し訳ございません。
ゲノムの暗号がわかって3年余りでたくさんの事がわかってきたのですが、未だに遺伝子治療に結びついている物はあるのでしょうか?
今は発展途上で出来たばかりというのはわかっていますが、何か一つでも遺伝子治療のお陰で不治の病が治った等というニュースも聞きませんし「僕が知らないだけかもしれませんが」これから先、今の段階で「にきび」のゲノム解読が終わったばかりで、そのニキビの治療薬すらこれから試作していく、それだったら普通の医療を伸ばして行くほうが良いのではないのでしょうか?
それとも、遺伝子医療はこれから爆発的に進みそうなのですか?
fujishiroさんは癌の研究者なのですね、どうでしょうか?
普通の医療と遺伝子医療ではやはり遺伝子治療の方が将来性はあるのですか?
この回答とは関係ありませんが、僕の父親も母親も癌で亡くなりました、ですからいつか癌を治せる未来が来てほしいです、他の病気もそうかも知れませんが、死ぬまであんなに辛いなんてそういった人達が今もいると思うと辛くなります、そして遺伝子医療が進んでると聞き期待していたのですが、今の段階でニキビというので絶望的な気分になりました、ですがいつか癌が治せるような未来が来てほしいと思います、研究頑張って下さい。
ご回答有難うございました。
No.6
- 回答日時:
ヒトゲノム解読に0.001%貢献したと思っているわたし自身の勝手な意見ですが、ゲノムは科学的に興味深いものです。
はっきり言って、ただそれだけです。プロジェクト開始に当たって米国内では多くの反対者もいて活発な論争が展開されたように、あんな莫大なお金をかける価値があるかは疑問です。研究者が自己満足のために、さらには自分の社会的地位を確立し、保つために、良く分かっていない政治家たち、または善良な一般国民をだまし、「ゲノム解読はこんなにためにになる」などと吹聴して国家予算を巻き上げているのが現状です。本当に解読の成果が応用されたら、短期的にはいいことに思われても、長期的には人類の不幸をもたらすだけです。国民がもっとまともだったら、こんなにゲノム解読にお金を配分するような事態は起こらなかったでしょう。その一方で、お金が配分されているのは事実で、わたし自身はこんな好機はないと、毎日を楽しんでいます。本当に関係者の方なのでしょうか・・・
>「ゲノム解読はこんなにためにになる」などと吹聴して国家予算・・・
国家予算ってそんな簡単に出るわけがないと思うんですけど、、アメリカの国家予算のシステムご存知ですか?
当方としてもゲノム解読は反対です、あまり意味は無いと思いますから、ですが誇張して書いたりして全然ゲノムが知らない人だったら勘違いしてしまうと思うんです。
多分、ここはゲノム肯定派になりましたから、そういった事を書くと思うのですが。
>わたし自身はこんな好機はないと、毎日を楽しんでいます。
それはそれで凄い事だと思うのですが、失礼ですが本当にヒトゲノムに0.001%でも貢献していらっしゃる方なら、上記のようなお考えにならないと思いますし、、ちょっと文章を読んでいますと、当方としましてはちょっと無理があるんじゃないのかな?と思いました。
回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
こんにちは。
ゲノム=遺伝子治療、という構図がマチガイです。
ゲノムが解読されることの意義はもっと広く、遺伝子治療だけを目的にしたものではありません。平たく言えば、生命現象をより詳細に理解する、強力な道具になる、ということです。この道具は他では変えられないものであり、現代の生命科学、医療にとって絶対的に必要なものです。
ゲノムプロジェクト自体、そもそも何十年も前からの生命科学の積み重ねの成果です。ゲノム情報を利用した医療と、ゲノムが解明されてない時代の医療とを分けること自体意味がありません。
また、逆からいえば、ゲノムプロジェクトに、多くの国家がいくらの予算をつぎ込んでると思います?それだけのお金を払う価値がある分野だと言うことなんです。
一般の方が理解するのは難しいかもしれませんが、もうちょっと深く勉強されるともう少し恩恵が理解できるのではないかと思います。とてもここで書ききれるものではありませんが・・。
No.4
- 回答日時:
ヒトゲノム解読の意義については前の回答者様がお答えしているので省きます。
ニキビ原因菌ゲノム解読のことについて私の考えを書かせていただきます。
この原因菌のゲノム解析により、やはり、ニキビを起こす原因の解明して、効果的な治療を目指のもひとつだと思います。
しかし、それだけではないと思います。細菌の中には凄い能力をもったものもいます。有害なものを分解して無害なものにする酵素や、有用なものを合成する酵素などを持つ最近です。それはどんな生き物がもっているかはすぐにはわかりません。ゲノム解析によってそこにコードされるタンパク質の大まかな性質は知ることができます。
今回のターゲットが普通、人間に嫌われるニキビの原因菌であっても、もしかしたら人類または地球にとって有用な酵素をもっているかもしれません。そういう意味でゲノムを読むことは重要だといえるでしょう。
現時点であるもので、何とかしのごうと思えば、できるでしょう。しかし、今よりも良いもの、効率の良いもの、害にならないもの、と考えていくことで、道具が進歩し、人間も成長するのではないでしょうか?
No.3
- 回答日時:
再びこんばんは。
遺伝子治療の話ですが…。
遺伝子治療そのものは、とても難しいのですよ。なぜかというと、目的遺伝子を細胞内に入れることが、結構難しいからです。
ですから、実際のとこは遺伝子異常によって薬を選択するということが多いわけです。この遺伝子異常の人はこの薬、この場合はこの薬、みたいな。
癌に関して言えばこの手法を使って、十年前とは桁違いの種類の抗癌剤が臨床試験中で、各社、しのぎを削っており、数種類は使われ始めています。
一方で、実際に遺伝子治療そのものを行うことも研究中です。p53などは研究者の間では有名ですが…。
癌ばかりでなく、先天性の疾患や糖尿病など多くの病気で研究者達ががんばっておりますが、なにぶん、薬の開発というのは10年や20年は当たり前にかかるものでして、私たちが当たり前の治療として成果を受用できるのはそれぐらいのスパンをまたねばならりません。
No.2
- 回答日時:
世の中に「治療は出来ても完治はありえない」病気がたくさんあります。
その病気の人の体が、何故その症状を呈しているのか、
根本的な原因が全く分からないからです。
持って生まれた体質、一生服薬で症状を押さえ続ける意外に無い病気、
徐々に進行するが最大限投薬により進行を遅らせる、
それが現在の医学で出来る最大限です。
「抑える薬」は強い副作用が伴います。
#1さんの回答のように、
ゲノム解読=人間の生命の仕組みの暗号文の全羅列が分かっただけで、
その暗号の意味が全くわかっていません。
その暗号の意味がわかり、正常な人と比較検討研究が進めば、
何故その症状を呈しているのかが分かる可能性が高いです。
未だにある「不治の病」が「完治」できる可能性があるのです。
私の母は「完治が有り得ない」病気です。
アメリカでは神経の病に分類される
脳に原因がある心の病です。
発病は40才過ぎてからです。
それは生まれつき持った体質ゆえであって、
投薬で一生、症状を押さえ続ける意外ありません。
感情を左右する脳内物質の分泌が異常で、
症状を起こすことは今の医療でも分かっていました。
しかし、なぜ、脳内のその細胞が正しく働かず、
その異常分泌を起こすのかは全く分かりません。
だから投薬で異常分泌される脳内物質を抑える続けるだけ。
ゲノムが解読され、病気で無い人と比較して、
違う点が発見でき、正常にする方法がわかれば、
母の病も完治が有り得るかも知れません。
ちなみに投薬を受け続けているために、
手の震え・意欲の減退・倦怠感・だるさが
常に付きまといます。
投薬で症状を抑えきれない場合もあります。
数年前スコットランドの大学で、その病気の原因遺伝子を
特定したというニュースがありました。
そのゲノムが解読されても、治療に役立てられるのはまだまだ先の話だと思われます。
それでもそのニュースはとても嬉しかったし、
もしかしたら、という思いがあります。
ちなみに、ゲノムとは、遺伝子の中の塩基、
T(チミン)A(アデニン)C(シトシン)G(グアニン)という
たった4つのたんぱく質の、膨大な量の組合せの羅列です。
たった4つのたんぱく質、延々とつづく羅列で、
人間の体の仕組み全てが決まっているというのは
不思議だし、凄い事だと思いませんか?
ゲノム解読は、医療だけでなくコンピューターや
ロボット工学や保険業界なんかも期待している業界だそうですよ。
場合によっては、世界の食料事情も変わるかも。
それにより流通や貿易なんかも変わるかもしれません。
様々な産業に応用され、世界の産業全てが変わるかもしれませんね。
素人なので、とにかく、ご参考までに。
ご返信大変ありがとうございました。
お母様の病気大変ですね、僕としても一日でも早い回復を願っています。
遺伝子治療の事はとてもよくわかりました、今の医学では解明しきれない病気を治す、それは賛成です。
ですが、遺伝子操作で寿命をコントロールしようという研究が行われていますが、ああいったのを見ると結局は金儲けか。
と思ってしまいます、僕も素人ですがテロメアに異常をきたしている人なんていないと思うんですけど。。
そんな研究をするなら癌やエイズ 脳の異常等の研究をもっともっとして欲しいと思います、回答をして頂いたのを見て考えましたが寿命をコントロールする等の研究をやっていなければゲノム解読の研究は賛成ですが、片一方ではそういった研究をしているので複雑な気持ちです。本当に完治が困難な病気を徹底的に研究していって欲しいです。
ご回答有難うございました。
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