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昨年、庭に植えたジャーマンアイリスですが、どうも軟腐病にやられたようです。
10株くらいあるのですが2株は葉が茶色く枯れ、芋が腐ったようになってしまいました。
生き残った株だけでも助けたいのですが、今の時期に掘り上げて根を傷つけると、むしろ、軟腐病が広がってしまうのではないかと懸念しています。
何か良い対策は無いものでしょうか。

A 回答 (1件)

ジャーマンアイリスは高温多湿な梅雨時から夏にかけて軟腐病が発生しやすくなりますがこの病気の特徴は球根がどろどろに溶けてとても厭な臭いがすることです。


薬剤では治療できないので腐った球根とその隣接する球根を一緒に引き抜いて処分します。
病気に犯されていない球根だけを掘り上げて別の場所に植えつければ残った球根は助かる事もあります。
掘り上げた後は1週間以上日陰干しにしてから植えつけます。
その際、葉からの蒸散と倒れるのを防ぐために葉は3分の1に切り詰めて根付くまで支柱で支えます。
葉を切り詰める際は消毒した刃物を使い細菌が入らないように注意します。
植え付けた後の水遣りは暫く控えます。
連作を嫌いますので必ず別の場所に植えてください。
多湿と窒素過多に弱い花ですので半日陰でも育ちますが日当たりの良い場所の方が病気の発生が抑えられますから庭植の場合は日当たりと水はけの良い場所を選んで植えつけます。
酸性土を嫌いますので植え付け時には石灰と基肥には骨粉硫酸カリを小量施す程度でよく軟腐病を誘因する窒素過多は禁物です。
窒素肥料を与えると最初はぐんぐん育つのですが突然腐りだします。
元々やせ地でも十分生育しますので庭植えなら肥料は特別与えなくても大丈夫です。
植えつける10日以上前に石灰(苦土石灰)を土に混ぜて耕しておきます。
植えつけは芋の背が少し出るくらい浅植えすることがポイントです。
球根についている根を広げて土に埋めるくらいの浅植えにします。
それでも根が伸びだすと球根を引っ張ってだんだん埋まってくるので時々は土を取り除いてやります。
そのためにも植え付けのときに高畝を作って植えたほうが良いでしょう。
水はけが悪い土地の場合は特に高畝を作って水はけを良くします。
庭植の場合は水やりや肥料もほとんど必要なくしかも長年にわたって楽しむには2~3年に1回花が終わった6月下旬から9月にかけて株分けと植え替え作業をします。
植えつけ時期は花が終わった直後から秋まではいつでも行えますが寒さが来る前に根を充分張らせておく必要がありますのでなるべく早めの方が良いでしょう。
なお、腐ってきたものは経験上では全滅してしまうことが多いですが掘り上げて腐った部分をすべてきれいに取り去り傷口に石灰などを塗って2週間ほど陰干しにしてからプランター等で清潔な土に植えつけてみて復活したら庭植に戻す方法も有ります。
土そのものが汚染されていることもありえますので同じ場所に植えつけると再発する可能性もありますので違う場所に植えつけるか土の消毒や入れ替えを行った方が良いかも知れませんね。
早く元気に復活すると良いですね。
下記参考URLもご参照下さい。

参考URL:http://www42.tok2.com/home/kengei/shi_00014g.htm, http://business2.plala.or.jp/hanaen/sub-4.ja-man …
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この回答へのお礼

早速の詳細な回答、ありがとうございます。
ご指摘の窒素系肥料の過多であったようです。ずいぶん大きく育って、喜んでいたのですが、突然枯れ始めましたので。
残っている株を教えていただいた方法でなんとか生かしていきたいと思います。

お礼日時:2004/08/06 17:54

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